犬村小六のレビュー一覧
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飛行以外では越えられない壁によって隔てられた
「楽園」「地上」「煉獄」の三つの世界
真ん中に位置する地上、グレイスランドでは戦争が絶えず勃発していた
グレイスランドの一国の底辺で生きるルカは、
ある日空から落ちてきた少女を助ける
「ヴィヴィ・レインを見つけて」
やがて託された少女の願い、必然か偶然かその様々な出会いと出来事によって
ルカの一歩は大きなうねりを生み出すのだったーーー
****ネタバレ含む****
序章から既に面白くてワクワクが止まらなかった!
何よりまずタイトルが好きだ
なんだろうこの語感の良さは
やはり犬村さんの作品はすごく自分に合っているなぁと感じる
所々、飛空士でもあった設定や展開があるのは気になった
世界にある段差とか
未来を予知夢で見たりとか
奢り高き天上人とか
好きな設定なんだろうか
ラストであっさり、ヴィヴィの正体が絞られたせいで
あれかこれかとソワソワしている!
最終的にヴィヴィを求めてジュデッカなどにもたどり着くんだろうか
魔法の世界が絡むなら楽しみ
粗野でそれでいて優しみのあるルカと、
憎めない旅のお供の珍道中に期待…! -
ネタバレ 購入済み
最終決戦は完結編にふさわしいかっこよさでした!随所に泣けるシーンがあって、最後は涙涙…
でももやもやするところもあって…。最終的にイリアとくっつくなら3巻のあの展開はいらなかったんじゃあ…ミオが気の毒でならないよ。
クレア様、救出後に清顕がイリアとラブラブしてるの見たら「あれ?ミオの話とちがう… 」って混乱しただろうな笑
それでも納得いくラストに書ききっているのは作者さんの力量ですね! -
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ネタバレ遂にカルエル・アルバスが再登場!もうどうしようもない程追いつめられると未知の艦隊がやってきて助けてくれるというのは『恋歌』で『追憶』主人公の海猫がカルを助けてくれた描写を思い起こさせるなぁ
事前に言及が有ったからその内何かのタイミングでイスラ艦隊が登場するだろうことは判っていたけど、まさかエリザベートが援軍を頼んでいたとは思わなかった!
というかカルってそこまで空戦技術が高い印象って無いんだけどな。空域掌握は出来ていたけど、清顕から「空の王」と敬称され光のアリスをいとも簡単に落としてしまうほどの空戦技術を身に着けているとは。カルと清顕が並んで空を飛ぶならファンとしては海猫さんの登場も期待してしまうけど果たして彼が再び登場することは有るんだろうか?
秋津に唯一残ることになったかぐらも軍事クーデターを画策しているようだしセントヴォルトも風前の灯火だから、今後はシルヴァニアを中心にイスラ艦隊と協力してウラノスと戦う展開になるのかな? -
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最底辺の身分に生きる凄腕の飛空士と、次期皇女となる貴族の少女との限られた時間の物語。
空で繰り広げられる戦闘シーンと、国同士の争いを巡る手の込んだ世界観設定は、ファンタジー好きにはたまりませんでした。
物語は王道ですが、様々な柵にとらわれて自由に生きられない少年少女が、生死の境で限られた時間を過ごす姿が丁寧に描かれています。
人形のようであったファナが、シャルルと出会って人間としてどう生きていくかを見出していく過程は、青春ものとしても、貴種流離譚ものとしてもとても良いシーンばかりでした。
シリーズものとしてほかにも作品があるようなので、読み進めようと思います! -
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ネタバレ序盤のお色気展開やバカ話がこれまでと話が切り替わったことを意識させるけど、空戦描写についてはこれまで以上の熱気を感じさせる。カーナシオンの空戦技術についてはやばいってことは前巻の描写から判ってはいたけど、ここまでとは。敵を侮辱する飛び方をする奴ってのは居たけど、空を侮辱するように飛ぶ奴って初めてじゃないか
そしてバルタザール。彼は何かしらの決意を込めて上層部に食い込もうとしていたようだけど、冒頭でその決意の一端が垣間見えたのかな。ていうか貴方が邪険にしている相手がエリザベート姫だからー!その雑過ぎる手紙が後々とんでもないギャグ展開を招きそうな匂いがプンプンするぜー!
ミオが邂逅した風呼びの少女。ウラノスではクレア・クルスではなくニナ・ヴィエントと呼ばれているのか。それはクレアとしての本心を全く出す事ができない状況にいることを示しているようで不安になる。
遂にこれまでのシリーズと繋がる予兆が見えてきた。カルエルや海猫さんもその内登場するんだろうか? -
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最終巻「プレアデスの奇蹟」の顛末、本筋では大団円は読めていたので戦闘シーンはそこそこの盛り上がり。でもでもあれだけの主人公恪が登場してしまうと、やや中途半端感は否めないと感じてしまった。海猫さんの活躍がもっと見たかったし、失われていた歳月のことも知りたかったな…
カルエル&クレアもハッピーエンドだけど、やはり本筋からずれていたので詳細が省かれてしまったような?
エリアドールの7人はそれぞれ世界を変える大活躍したわけだけど、彼らの行く末については…以下ネタバレ
やはりライトノベルなんだ~ってやや落胆してしまった。ミオとライナがあぁいうカタチで逃げ落ちるとはね!かぐらもやっぱり存命だったし死人が出ないというのは、ホッとできるけど、物語的にはちょっとつまらない、と感じてしまう自分もいる。
もしアニメになるなら脚本はきっちり原作準拠でお願いしたいところです。なにはともあれ「飛空士シリーズ」はこれで完結、「犬村先生おつかれさまでした、ありがとう!」と言いたい。 -
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主役を食ってしまうほど濃い印象を残す脇役というのは往々にしているものだがこのシリーズのバルタザールがまさにそれだと思う。(表向き主人公は7人と明言されているとはいえ、最大限焦点が当たるのは清顕でしょう)
特にこの巻では清顕やイリアの出番が控えめであったことに対してバルタザールは幼少期の挫折、そこからの屈折した成長、そして本当の自分と向き合うことへの気付き、と少し盛りすぎなくらいにスポットライトがあたっている。
そしてそれが否定的ではなく好ましいものに感じるほどにバルタザールの魅力が強い。
バルタザールのような屈折したキャラクターは主役に据えることができないので脇役とせざるを得ないのだが、それをここまで描いてくれたことが素晴らしいという気持ちで一杯だ。 -
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ネタバレ8巻を読んでからのレビューとなるため、やや支離滅裂かも?
7巻は一言「デウス・エクス・マキナ」この一言に尽きます。絶望的状況下で大逆転のどんでん返しの大勝利!まぁ予想はしてたけど、カルエル・アルバス登場!最後の演出は鳥肌もんでした。
付け加えるなら「蛇撃ち」かな?アクメドが死の間際に見せた空戦機動の芸術。清顕が会得するのだろうけど、左捻り込みを超えるのでしょうか?
8巻までであと1巻で終幕となるのだけど、ここでラストを大胆予想してみる。
ニナ&カルエル この二人はハッピーエンドを迎えると予想。8巻でニナはピンチだけど、その相手(ウラノス軍最高司令官)は小物なので怖くない。
バルタザール 着実に出世して8巻では准将になってる、さらにベルナー財団の全てを相続!財政的にも国家元首並、セシルに苛められることもなかろうに…軍人として己のすべきことが明確になり物語りが終わった後も安定してるのだろうと予想、はたしてかぐらとの仲は?
かぐら 8巻にて軍事クーデターに成功し停戦にこぎつけるも、逆賊の謗りを敢えて受け獄中へ…最後に銃殺刑の描写あるも、実は表面上の処刑で「紫かぐら」は死亡、新しい名前と身分を得て遁走…と予想。最後にどう関わってくるのか?バルタとの仲は?ここはちと微妙かもな~お互いの立場ってもんが恋を邪魔するかも?
清顕 主人公だし、そもそも誓約の書き手のようなので生存するでしょう。「プレアデスの奇蹟」なので、おそらくウラノス首都プレアデスの無血開城と思うのだけど、そうなると空戦のクライマックスがどこに落ち着くのか?このへんは予想できない。蛇撃ちは会得するのだろう、で、それを使ってカーナシオンを撃墜かな?
ミオ イリア この二人は敢えて同時に予想、というのもどちらかが死亡というのが自説。なぜかと言えば、でないと清顕と結ばれないからである。二人が存命の三角関係ではカップル成立はあり得ない!なんとなくミオ死亡寄りでしょうか?きっとニナをかばって死ぬんだろうな、で最後は清顕に抱かれ看取られると予想。
ライナ=ハチドリ この人も予想しずらい、ハチドリの内面変化が見られるし…8巻ではハチドリがノーズアートのVTOL機が出てきたりしてたし、工作員の上位メンバーとのバトルもありそう。でもやっぱり死亡フラグ立ってるっぽい。
セシル エリザベート王女様ですから、存命の上長らく善き為政者として君臨されるはず。バルタとの絡みも続くでしょう。 -
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第2部「第二次多島海戦争」
第1部終幕にてエアハント士官学校が崩壊し、ミオ離反後エリアドールの7人は6人へ…それぞれの道を歩き始める6人、そして2部ラストの決戦まで一人のキャラに偏重することなくそれぞれを上手く描ききっている。
そして根底にある戦争という背景を、犬村氏は非情ながらもしっかり描いている、前半までは「ウラノス」なる絶対的脅威、みんなの共通の敵がいたが、国家間の戦争というものは一元的なものではなく多元的に、偶発的でなく必然的に起こりうるものであると語っている。結果7人はそれぞれの勢力に分かれ、かつての仲間を敵として葬らざるを得ない状況へ追い込まれていく。
その状況下でも「誓約」を胸に秘め己の「天命」を全うしようとしていく7人、3部作の中盤という転結の最も起伏に富む最高に面白い部であった。
第4巻
エアハント崩壊後、かぐら、清顕、イリアは「ヴォルテック航空隊」に配属され実戦へと。航空隊の新しい仲間との交流、そして2つの飛空要塞の攻略がメイン。そして最後に登場するヒロイン!みえみえなのにやっぱり息を飲んでしまう展開。
第5巻
飛空要塞攻略に成功したものの、セントヴォルド帝国と秋津連邦の戦端が切られてしまう。軍警察に捕らわれてリンチの憂き目に遭う清顕とかぐら。敵対する国家間に分かれてもエリアドールの誓約の元に二人の奪還に動く、バルタザール、イリア、セシル、ライナ、そしてヴォルテック航空隊の面々。今回は他の評判通りにバルタザール大活躍、彼とセシル、彼とかぐら、それらのやりとりが一番の見所。そして最後にライナ(ハチドリ)の正体が清顕によって明かされる。最後のセリフ『俺のノーズアートはハチドリだ』これが印象的。彼も戦闘機に乗って大空の戦いに参加するのか?
第6巻
7人は完全に3つの陣営に分かれ、互いの命をかけての決戦へとなだれ込む、空戦シーンがメイン。清顕のうだうだ加減に腹が立つ。しかし仕方ないのかな?決戦の決着があのようなカタチなのも仕方ないか?そして激変するセシルとバルタの関係、亡国のお姫様、そして女王になるんだものね?あの手紙の再登場に期待。そしてそして女王になっちゃったニナ・ヴィエント!ニナ陣営にミオとライナがついて「プレアデスの奇跡」の舞台は整いつつあるようで期待高まる。
3部作といえば自分的に思い起こされるのは「スターウォーズ」であり「帝国の逆襲」にあたる箇所がこの4~6巻である、最終決戦へ向けてそれぞれがどのような試練を突破してそこに辿りつくのか?というプロセスをキャラそれぞれに描き、序盤から続く誰かに感情移入しやすい潮流はそのままに、やはり根底にある戦争をしっかり描いているところは好感が持てる。まぁラノベという分野であるから、甘い部分を挙げればキリはなかろうが、それでも完結へ向けて期待は高まるのだ。
海猫さんは登場しないのかな? -
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ネタバレ評価:☆4.5
落ちるところまで落ちたイリア父が、娘の写真や記事を大事に取っていてくれたことに気付くシーンは胸が熱くなった。
列機をつけ、大切なものがまた増えてしまった清顕は再び、なんのために戦うのかについて考える。
イリアやレオ達を相手にしたときに引き金を引けるのか・・・、迷いを抱きながら多くの人達の想いが込められた最新鋭機・斑鳩に乗って出撃し、今は自分の出来ることをする・・・その葛藤が見所でした。
イスラ艦隊との戦いを避けてアルを助けるためにウラノス王になることを決めたクレアですが、こちらもまだまだひと波乱ありそうな気が。
これにて第二部完ということですが三部も期待。
「いい顔になった。それでこそ俺の部下だ」
「――きみのことが、好きだった」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
ウラノス王都にて、ニナ・ヴィエントと仲良くするように命令されるミオ。軍警によって囚われてしまった清顕、かぐら。清顕の口封じを密かに狙うライナ。そんな中、バルタザールやセシルは重大な決断を迫られ――。
というわけで誓約シリーズの5巻。
ストーリーとしては囚われた清顕、かぐらを救出するために仲間達が奔走するのがメイン。
今回のMVPはバルタでしょうね。
王女と分かってからのセシルとのぎこちないやりとりには笑ったし、これまでの出世街道を捨ててでもかぐらの笑顔のために戦う決意をするところにはウルッときた。ほんとイケメン過ぎる。
敵になることになることが分かっていても危険を顧みず助けに来てくれて次戦場で会うときは全力で戦おうと言うレオ隊長もカッコよかった。
ライナの僅かに残った良心も見れて良かったし、この巻は男がいい仕事してたな。
バラバラになってしまった7人だが、あの日交わした誓約は胸の内にしっかりとある。
戦場で再び会うときにどうなるか見たいような見たくないような見たいような。続きも楽しみ。
「か、勘違いするな。セシルに頼まれたのだ。貴様のためではない」
「うん。うん。わかってる。わかってるよ……」
「きみと戦場で出会ったら、本気で戦おう」 -
Posted by ブクログ
ネタバレ評価:☆4.5
「なんのために、ぼくは戦場を飛ぶ?」
そして、平穏な学園生活の中で懊脳する裏切り者「ハチドリ」が動き出す――。恋と空戦の物語、激動。
大切な人を守るために銃口を向ける覚悟をした清顕とイリアの人間らしい部分が見所でしたね。
同じ気持ちになって空を飛ぶ二人の姿は美しかった。
あとは不明だった工作員、王位継承者の正体が明かされて次巻から遂に本格始動という感じ。
予想外なところもあって先が俄然楽しみになってきた。
「あんたが戦えるのは、ほかのひとのため、じゃないかな」
「――いつまでもずっと、こうしてきみと飛んでいたいよ」