犬村小六のレビュー一覧
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ネタバレ若き士官候補生たちの
かけがえのない日々
それは青く、瑞々しく、まぶしくて
しかしそれゆえに、切なくて……
取り戻せない想いと誓いとが
どこまでも広い蒼穹に満ちている——
*
『誓約』2巻目
帯やチラシで再三ネタバレ箝口令がしかれている通り
この巻では噂のスパイ、ハチドリがその正体を現します
正直ちょっと、9割くらいコイツだろうなと思ってたので
うんやはりな、と思ったのだけど
作者の仕込んだ驚きはこれだけではなかったという……!
しかしあの子、あそこまであからさまにしてたら
バレバレじゃないか
現にバレたじゃないか
ぺーぺーなのかな?
王女の方は意外でした。
どこかで完全にあの子だと思ってたのに…なぜだろう?
作者にそう思わされたってことか!くそぅ悔しい!←
しかしやはり空戦はいいですね
一度でいいから生で模擬空戦を見てみたいものです…
ただひとつだけ
自分が人を殺すための理由になったって
女は嬉しくないんじゃないかなぁ…と
そこまで想ってるよ!守りたいんだよ!ていうのを伝えたいんだろうけど
人を殺してまで守りたいと言われても、その覚悟は確かに伝わるけど
まぁ素敵!とか、嬉しい!なんては思わないだろうし
今回のように、人を撃つことにためらいのあった清顕が
そのことで前進できたというのもな…うーん
照準器の向こうに顔を浮かべられてもな…うーん
それは克服なのか?
はたまた逃避なのか?
責任転嫁なのか? -
Posted by ブクログ
恋と空戦の物語
「飛空士」シリーズの最新作
今回の舞台は、空の一族が傭兵として兵力を投入した共同体の国々と
主人公たちの和と洋の二国が結託した同盟軍との戦い
自国の士官学校で腕を磨いた主人公は
より高いレベルの学校に編入することになり
華々しい親善艦隊の一員として
大瀑布の向こうの同盟国へと向かった
だがその途中で空の一族の大艦隊とぶつかり
親善艦隊はあえなく撃沈
主人公ら7人の士官候補生を乗せた飛空艇は単機適中突破行を
敢行しなければならなくなったのだった——
*
これまでは、飛空機による軽快なドッグファイトが見せ場だったのに対し
この巻では、主人公たち7人がそれぞれ役割を分担しての
飛空艇での戦いになって
今までとは違った緊張感が味わえた
鈍重な飛空艇が、身軽な飛空機に追い回される様はやはりヒヤヒヤしたし
コクピットの操縦士以外の5人がそれぞれ機銃を撃つのにはテンションが上がった!
なんというか…一体感?
編隊行動とか、じゃっかん死亡フラグなことが多いけれど好き
一糸乱れぬ動きなんかは鳥肌が立つ
そこに込められた決意とか
一本の盾となり槍となる姿とか
序章の通り
7人の中には裏切り者もいるようだし
ハラハラが止まりません
どんな悲劇が彼らを待ち受けているのか…
目が離せない -
Posted by ブクログ
傑作の香りがぷんぷんと…!
とある飛空士シリーズの第4段。
いつまで引っ張るんだ…と思いながらも手を出し読んでみると、やはり面白い。
今回の主役はいくつかの国々から集まった7人の学生たち。
それぞれがそれぞれの事情と思いを抱え、1機の飛空艇に乗り込みます。
7人もいるとなかなか覚えきれないな…と思ったのも最初だけ、しっかりとキャラがたっており、混乱するようなことはありません。
今のとこのお気に入りはバルタザール。
彼のリーダーシップとプライドは見事。
また、同シリーズ特有の緊張感溢れる展開は健在。
足の遅い飛空艇で敵の戦闘機との戦闘シーンや巨大積乱雲との遭遇シーンなどは相変わらず息が詰まります。
そして、そうした試練を乗り越えた先に芽生えた彼ら7人の友情。
7人の中には敵国のスパイや滅亡した王家の生き残りが混ざっていますが(読者もそれが誰かわからない)、この友情はきっと世界を変えるのでしょう。
シリーズ最大規模で展開される「とある飛空士への誓約」。
注目です。 -
Posted by ブクログ
飛空士シリーズの新シリーズですね。
個人的には恋歌より好きな感じです。
たぶんキャラでしょうか。
展開はいつも通りで飽きてしまいそうなくらい
お約束をなぞっていますが、
ちゃんと工夫はされているしやっぱり読みやすい。
空戦は見ごたえがあるし、キャラの個性が豊か。
キャラは個性ありすぎて逆に薄っぺらく感じるとこもありますが、
この作者なんで、各人バックボーンはあるのでしょう。
今回は叙述トリックといいますか、スパイを伏せて話を進めているので、
それを予想しながら読むのがなかなか楽しいですw
普通に定番の感じだとあいつかあの人なんだけど、
裏かいてあの子なんじゃないかなぁ…とか。
で、シルヴァニアの子がこっちで、
でももしかしたらそれはミスリードで…とかww
考えながら読むタイプの自分にはなかなか楽しい1巻でした。
内容も素晴らしかった。かなり好き。。
次巻が楽しみですね。