犬村小六のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
世界が荒廃した後の世界を舞台にした物語です。
特進種と呼ばれる超人が珍重され、都市国家のようなものが形成され、お互いに牽制しあっているという感じでしょうか。
世界観はかなり好きな感じですね。
特進種にもジャンルというか種別があって、筋肉系やら呼吸器系やら。
特進種じゃなくても強力な人間ってのもでてきますが、どうしても特進種にはかなわない。
戦闘系の特進種一人で100人以上の軍隊と等価になるって言うところだそうです。
プロローグで特進種の少年が出てきて、これが主人公なんだとおもったら、えーって感じな結果に。
世界観も良かったですし、アクションシーンや戦闘情景も良かったです。
ところどころ、わかり -
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Posted by ブクログ
ネタバレ東洋人を人扱いせず、圧倒的な物量で攻めてくる皇国に対し、絶望的な戦況でも誇りをかけて戦う戦闘機パイロットの戦記。
「恋歌」で主人公を執拗に追った千々石の話。
何故斯様に王女を追い詰めなければならなかったか。逃したことでどうななったか以降が、ヒロイックに描かれる。
例え死ぬことになっても、民族ごと人扱いされない未来を受け入れるぐらいなら、退かず戦うという状況は、
幸せのカケラもない人生は生きる価値がない思う私の感覚と合致する。
だから、自分の人生は終わって良いから、大切な人の生きる国を守る状況も燃えたのだが、やはり帰らない空はいささか悲しい。
盛り上げるための死を量産しすぎている気もするし。
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Posted by ブクログ
飛空士の新シリーズ
『〜追憶』がある程度大人な飛空士だったのに対し
今作は、飛空士になろうとする学生たちがメインに
クーデターによって全てを失った元王子は
絶望の淵で見上げた空を舞う飛空機を見て
自分も空を飛びたい、と願う——
主人公の元王子がヘタレで
超自己中なのに、何故か憎めない。
いいキャラ作りをしたと思う。
そんな主人公が、飛空士を目指しつつ参加することになるプロジェクトは
「空飛ぶ島に乗って、空の果てを見つけること」
一見、夢の詰まった輝かしい旅のように見えるそれはしかし
王権を復古させようとする者や、
現政府にとって目障りとなる者をまとめて「島流し」にする
そんな赴きを持っ -
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