犬村小六のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレシリーズ第3弾。たぶんシリーズ前半のクライマックス。
巻の前半はこれまで通りの学園ラブコメ。
でも、ちょっとやり過ぎの感があって、作者的に無理してるんじゃないかなあと思ってしまう。
でも、後半、敵との遭遇からは作者の本領発揮。
空戦のドキドキする展開と、登場人物たちの切ない死の描写に、泣きそうになった。
本気でアリエルが死んだと思ったよ。
そんな絶体絶命の場面でのアリエルに話しかけるカルの言葉に胸が詰まった。
そして、舞い踊る“海猫”の飛空機。
圧倒的な技量で敵を仕留める様。
もしや、と思った。この飛空士は……
最後の手紙の差し出し名に“ファナ”の名前。
ああ、ここで“追憶”に -
Posted by ブクログ
影の薄かった脇役が突如目立ち始める・・・まさか・・・そんな感想。
なんにせよ面白くなってきた3巻。手に汗握る展開は、前作「追憶」に嵌った人であればきっと気に入るのではないかと思う。
ただちょっと心配なのは、「追憶」との話の繋がり。「追憶」の良さの一つに、読者が自由に想像の翼を広げる余地を残してくれている点が挙げられるかと思う。シャルルとファナはその後どのような人生を歩んだのかな、と。そこに、実はこうでしたー!なんて答えを持ってくるなんてことは・・・しないよな?
大いに話題になった「追憶」の続編ということで、単なる引き延ばしなんじゃないかという声も当然ある(そんなことは無いと思いたいが -
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Posted by ブクログ
ラストの展開は次巻にしてほしかった~。
そこまでは自分的には大満足の内容でした(5点)。観察機の配置など空戦の戦略性に疑問をちらと感じてしまうのはビジネスマンの性(さが)として無視すれば、戦争という容赦ない残酷さをラノベ読者向けにうまくフィルタリングし伝えられているのじゃないかと思う。もし、飛行機乗りとしての能力が一気に開花したり、他にも現実世界には起こりえないことを目にしても、おかしいなどと思わないで欲しい。島まるごとが戦艦として空を飛び交うファンタジーワールドなのだから。
個人的に一番注目したのは、巻のはじめでお互いの正体について語るシーン。ここの処理をどうするかでその後の展開は大きく変 -
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Posted by ブクログ
どこかロミジュリテイストだった1,2巻から、敵となる「空の一族」が登場し戦闘が始まるとがらりと雰囲気は様変わり。
「脇役が色気を出すと死ぬ」という死亡フラグがあるが、その通り1,2巻では全くスポットの当たらなかった脇役に色恋関連のスポットがあたり、その結末は….。
読んでる途中からあからさまな死亡フラグなので、案外最後はなんとか切り抜けるのかも?と思いきや、無情にも施行されるフラグ。
そのキャラだけでなく、それなりに名前の出てたキャラもばたばたと…強敵が出現して厳しい戦いなのは分かるが、これは死にすぎだろう;;
1,2巻からの雰囲気からあまりの急展開に、いろんな意味で次の巻から目が離せませ -
Posted by ブクログ
評判がこの本も凄く良いですねー。
かくいう自分も評判に惹かれて読んでみたのですが、
うん、面白い!
とはいえこの巻はプロローグですね。
いやはや表紙の時点では全く気が付かなかった最後のページには
参りました…「仇」が「悪人」といえる存在ではないことは
逆に悲劇を孕んでいるのですが、憎むだけの存在ではないことに
ある意味ホッともした自分はいけないですかね;;
主役・カルエルのヘタレっぷり、義妹のアリーのおきゃん(笑)っぷり、
義父・ミハエルの男前っぷり。
どれも良かったです。
ヒロイン・クレアもとても可愛いですが、アレを知ったあとだと、
彼女の可愛さすら切ないですね…
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