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葛藤と煩悶……かつての仲間との一騎打ちへ。
敵対する三つの勢力に分かたれた「エリアドールの七人」は、あの誓約を胸にそれぞれの場所で頭角を現しつつあった。秋津連邦首都「箕郷」の防空任務についた清顕は軍の思惑により「若き英雄」として祭り上げられ、いまやヴォルテック航空隊のエースとなった「白狼」イリアを撃墜するよう強いられる。
両国の威信をかけた最新鋭戦闘機を託されたふたりは、単機で戦局を決定づけるほどの戦闘力を翼にのせて、燃えさかる箕郷上空で再会する……。葛藤と煩悶の末、互いを想い、仲間を想うふたりは高空の一騎打ちへ!
――感傷は捨てろ。感情もいらない。ぼくはもう、人間ではない。
TVアニメにもなった「とある飛空士への恋歌」の先には、こんな過酷な物語があった! 時代のうねりに翻弄されてきた若者たちを描いた、第二部「第二次多島海戦争」これにて完結。
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ 2014年09月07日
「飛空士」シリーズ史上最も熱い巻、という作者さんの言葉が表す通り、このシリーズの全てが込められた集大成とも言える一冊。
愛する人と、過去の仲間と戦わなければならないというシーンは、他を当たればいくつでも見つかるだろうけれど、そうした状況下に置かれた人々の心境を、まるで自分の胸の内から溢れ出していると...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年03月16日
いやこれは苦しいなあ。
飛空士シリーズ史上、最も苦しい戦いだった気がする。
それは戦いそのものの苦しさではなく、愛おしい人や大切な人と戦わなければならないことの苦しさ。
こんな展開は今回が初めてだ。
前半はバラバラになったエリアドールの7人のそれぞれ動向が語られて行く中に、ニナの決意と動向が挟まれ...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年06月08日
第2部「第二次多島海戦争」
第1部終幕にてエアハント士官学校が崩壊し、ミオ離反後エリアドールの7人は6人へ…それぞれの道を歩き始める6人、そして2部ラストの決戦まで一人のキャラに偏重することなくそれぞれを上手く描ききっている。
そして根底にある戦争という背景を、犬村氏は非情ながらもしっかり描いて...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年10月09日
仲間の奮闘もあって、からくもセントヴォルトから脱出できた清顕とかぐら
しかしその先に待っているのは
避けられぬかつての仲間との死闘
覚悟と誓いを乗せたその指は果たして
トリガーを引けるのか
第二部の終幕、怒濤の展開
*****
ずっとふるふるワナワナして読んでいたような気がする
清顕に怒...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年04月27日
評価:☆4.5
落ちるところまで落ちたイリア父が、娘の写真や記事を大事に取っていてくれたことに気付くシーンは胸が熱くなった。
列機をつけ、大切なものがまた増えてしまった清顕は再び、なんのために戦うのかについて考える。
イリアやレオ達を相手にしたときに引き金を引けるのか・・・、迷いを抱きながら多...続きを読む
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