東海林さだおのレビュー一覧

  • 目玉焼きの丸かじり

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    楽しかった。俺はソース派。あと、秋刀魚にダイコンおろしがないのと、とんかつにからしがないのと、では秋刀魚にダイコンおろしがない方が不幸。おにぎりの具は鮭かな。

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    2018年04月14日
  • 猫大好き

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    丸かじりシリーズとは違い、テーマも長さも自由なエッセイが収録されている。ラーメンや餃子など食べ物の話題もある。東海林さんのエッセイにはハズレがない。

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    2017年12月10日
  • さらば東京タワー

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    もうずい分お年なのに、このセンスは何だ!
    頭に粉をふりかける話とか、天ぷらコースの話とか、もう声が出るほどの面白さ。この人はいつ衰えるんだろうな。

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    2016年11月20日
  • 丸かじりシリーズ(36) サンマの丸かじり

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    36冊目。最初がキャベツ。『キャベツに対する認識は薄い。一日中キャベツのことばかり考えている人はいない。しかし、野菜暴騰ということになるととたんにキャベツに注目が集まる。人柄がいいので行った先々でみんなから好かれてうまくやっていくが、代表となる料理がない。』
    みんなが薄々感じているけど言語化するまではないということをズバリとユーモアの口調で語る。絶品です。
    「冷やし中華の具の大義」錦糸卵には冷やし中華の入る大義がない。「ソーメンはストロー」
    「サンマの悲劇」干物になっても尾頭付きである。鯵の干物とか頭をとってもよさそうだけど付いてる。「土瓶蒸しプロジェクト」吸い物で出せばいいものをあえて土瓶に

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    2016年12月25日
  • タコの丸かじり

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    丸かじりシリーズで 一番最初の 本である。
    週刊朝日に 1987年1月2&9日号から、
    1987年9月18日の間に書かれたものである。

    食に関する本で このように気楽に 書かれていて
    蘊蓄ではなく、そのもてあそび方に 全力を注ぐ。

    ナイター 弁当 ビール
    30倍カレーに 挑戦する。
    ネコ缶を食べる。
    美味しいとは どんな味なのか?
    馬肉を食べ行く。
    トウモロコシの 律儀さに 感心して 正しく食べる。
    冷やし中華。
    スイカは がぶり食い。
    かき氷は、なぜ アタマが きーんとなるのか?
    終戦当時の食とは?
    バイキングの食べ方。
    プラスティックどんぶりが 軽すぎるのだ。
    うな重を食べるには。その

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    2015年05月07日
  • キャベツの丸かじり

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    ネタバレ

    白菜のおしんこ話、紅ショウガの話は格別に納得しつつ読む。丸かじりシリーズはそこそこ読んだけど、変わらず新鮮な楽しさを提供してくれる。今回の巻末解説は阿川佐和子さんで、これまたよかった。ホント、東海林さんの描く挿絵の人物の目に注目すると味わい深い。まなこの位置に微妙な違いあり。描かれる目の半分はまなこでなく一本線なんだけど、この角度や長短、曲がり具合がすべて異なり、人物の思いを巧妙に伝えている。この挿絵を描くのって、案外時間を費やしておられるのかもしれない。

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    2014年10月21日
  • 平成サラリーマン専科 カチョーもフキョーも丸かじり

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    読書録「平成サラリーマン専科カチョーもフキョーも丸かじり」4

    著者 東海林さだお
    出版 講談社

    p33より引用
    “冷めたピザも
    チンすればおいしいよ”

     漫画家でありエッセイストである著者による、
    サラリーマンの日々を描いた一冊。
     夜の飲み会から定年後の生活についてまで、
    皮肉と哀愁がただようネタが書かれています。

     上記の引用は、故・小渕元総理の一言。
    海外のメディアで冷めたピザと書かれたこと
    に対して、返した一言のようです。
    日本人はユーモアのセンスがないと、昔から
    よく聞かされていましたが、嘘だったんでは
    ないかなと今は思います。
     時事ネタが多いので、この時代を過ごした
    人で

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    2014年09月17日
  • タコの丸かじり

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    傑作満載であった。しかし、何はさておき最後に満塁逆転サヨナラ弾が出た。解説が沢野ひとし。それらしく書評家ぶって書いていたが、似合わぬ書きぶりに笑いが込み上げた。

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    2014年04月12日
  • 丸かじりシリーズ(36) サンマの丸かじり

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    東海林さんの事務所がどうやら近所らしく「近所のスーパー」なんてでてくると、あっあそこだな、と思えるのが楽しい。
    いつかばったり出くわさないだろか。
    西荻窪のパイナップルラーメンの店ってまだあるのかな。

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    2014年04月11日
  • 東京ブチブチ日記

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    1990年刊行。

    定食評論の話。

    「おいしい」しか言えないレポーターへのばかたれ発言。

    ガイジンの日本語で、石鹸の国と呼ばれるところでお風呂に入る
    という解釈。尺八の演奏つき、には笑ってしまう。

    そしてちょうど網代の旅館で、東海林くんも網代に行っているお話が
    あって最高でした。
    民宿で一人温泉に入って、食事(以外にも豪華)して、スナックに行って
    何事もなく終了。
    こんな一人旅、久しぶりにしてみたい。

    よくできた東海林本でした。

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    2013年12月28日
  • サラリーマン専科(5)会社は天国の巻

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    読書録「サラリーマン専科5」4

    著者 東海林さだお
    出版 講談社

    P48より引用
    “これがこのコンピュータの中枢のCPUです”

     漫画家でありエッセイストである著者による、サラリーマンの
    日常を描いた一冊。解説は作家の林真理子氏。
     転勤についてから子供の受験についてまで、ユーモアたっぷり
    皮肉たっぷりに書かれています。

     上記の引用は、コンピュータについて書かれた話での一文。
    こうして紹介されているCPUが人の肩の高さまであり、磁気ディス
    ク装置も同じくらいの大きさ。絵の様子からして、テープ方式な
    のかもしれません。
    ボーナスの支給が封筒に入れての現金手渡しだったり、電話がダ
    イヤル

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    2013年09月06日
  • よりぬきマンガ&エッセイ ショージ君の「サラ専」新聞

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    「ショージ君の「サラ専」新聞」4

    著者 東海林さだお
    出版 講談社

    p4より引用
    “大損をしない幸せ、これはまぎれもなく一種の“得”であり、
    “儲け”である。”

     マンガ家でありエッセイストである著者による、サラリーマン
    をテーマにしたマンガと新聞のコラム風の見た目のエッセイをま
    とめた一冊。
     政治に関するネタからグルメに関するものまで、皮肉の効いた
    笑いで埋め尽くされています。

     上記の引用は、まえがきに代えての中の一文。
    あまり欲張らずに、小さい得を見つけながら生きたほうが楽しい
    のかもしれません。
     同著者のマンガはあまり読んでいませんが、エッセイはその他
    の著書で読んだような

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    2013年01月29日
  • レバ刺しの丸かじり

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    レバ刺しこんにゃく買ってみました。実は、本当のレバ刺しを食べた記憶がないのだけれど、ついついつられて(笑)。

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    2012年12月25日
  • キャベツの丸かじり

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    この本は「丸かじり」シリーズの第二弾です。タンメンの魅力を語ってみたり、のり弁を懐かしみ、カップ麵の言い訳の出来なさに悩みつつ、素朴な疑問を追及します。ただ、空腹時に読むのはお勧めしません。

    今、僕のお気に入りとなっている東海林さだおの『丸かじりシリーズ』その第2弾でございますが、これを読んでいたときは無性におなかが減っていたときで、空腹時にこの本を読むべきではないということを自分で実証する形に相成ってしまいました。鍋焼きうどんは病床で食べるものであったり、タンメンの魅力について語っているところにいたっては『ああ、今すぐにでも日高屋に飛び込んで大盛りライスと一緒にズルズルモリモリと食したい

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    2012年02月25日
  • タコの丸かじり

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    激辛30倍カレーの辛さは?「くさい飯」の献立ては?世に食をテーマに扱ったエッセイは数多かれど、「彼のエッセイを楽しく読めるのが日本人」ということを故米原万里さんがおっしゃっていた意味が分かりました。

    故米原万里さんのエッセイでこのシリーズの一冊を海外生活が長い友人の下に置いていったところ、故郷の食生活を思い出させたとして、エラい顰蹙を買ってしまった、という話を読んで、このエッセイを読んでみました。これが最初に単行本化されたものなのだそうですが、現在は絶版のようですので一刻も早い復刊を願うところでございます。

    内容は、おそらく皆さんのほうがよくご存知かとは思いますけれど、「しょーじ君」こと

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    2012年02月22日
  • 東京ブチブチ日記

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    もう「アサッテ君の」というより「まるかじりの」のほうが通じる漫画家兼エッセイスト。筑摩から出ている本がえらく面白かったので、他にも手を出してみた。タイトルから分かるとおり、ぼやき中心の日常おじさんエッセイ。おじさんエッセイの基本、「あるある」というこだわりについてはばっちり。ただね、おじさんのこだわりは、コマカイ。

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    2012年02月04日
  • トンカツの丸かじり

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    20歳過ぎたころから、味覚がだんだん変わってくる。お酒呑み始めたことも関係するかもしれないが、苦いもの、渋いもの、淡白なもの、子供のころは全く見向きもしなかったものが美味しく感じられるようになる。この本を読んで、今まで嫌いだったものももう一度食べてみようかと、そういう気になってくれたらいいな。ここにはカリスマシェフもパティシエも行列の出来るラーメン屋も出てこないが、さんまのはらわた、芋のつる、瓶詰めとかはいっぱいでてくるぞ。
    丸かじりシリーズはどれも安定して面白いので、いい意味でお勧めなどないのだ。

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    2011年07月16日
  • トンカツの丸かじり

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    東海林さだおの食べ物エッセイ集。
    この人の書く文は力が抜けており、それでいて食べ物の描写がやたらおいしそうで困る。
    ダイエット中などに読むべき本ではない。
    軽く読めてよい。

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    2009年10月07日
  • キャベツの丸かじり

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    食べ物のことを書かせたらこの人の右にでる者はおりません。

    食べ物は人間にとってとても身近なものであり生存するための条件であるもの。

    それを多角的に、コミカルに、理知的に分析している文章がとても楽しい。
    趣がある、との両面性をも兼ねているからすごい。


    特に好きな回は、カツ丼の回ww

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    2009年10月04日
  • 東海林さだおの大宴会

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    さだおさんの伝え方は、何をしていてもどんなにつらくても
    食欲を沸き起こらせる、万人の薬です。
    分厚いこの本がお得で好きです。

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    2009年10月04日