【感想・ネタバレ】トンカツの丸かじりのレビュー

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Posted by ブクログ 2012年02月26日

なつかしのイモのツルを食べてみる、ビアホールにおける“枝豆まじりの人は大したことない”の法則の発見、あこがれの「粋に蕎麦屋で一杯」に挑戦…。何気ない日常にここまでの考察をする筆者に乾杯。

「丸かじり」シリーズの第3弾です。芋のツルに始まってビアホールの枝豆。スキヤキにおける最初の肉の「役割」。身...続きを読む近な食材を材料に、よくここまで豊穣なエッセイがかけるもんだなと思いながら読んでいました。このエッセイは内容も面白く、一冊一冊の分量が薄いので、筆者のイラストもあいまってマンガ感覚で読める手軽さがありがたいです。

個人的に面白かった回はビン詰めの対する愛着を語る回。これは面白かったです。日ごろ、酒のつまみにもご飯のおかずにもなってしまう酒盗などの瓶詰めをあれだけ愛情を持って語られてしまうと、
「よし。俺も今晩は海苔の佃煮でご飯を一杯」
なんていう気にさせられてしまうのですから本当に不思議なものでございます。

次に人間ドックがあがったときに食べるトンカツの回ではトンカツ屋のお上は血色がよくなくてはならぬという、という個人的極まりない「偏見」から始まり、『昼飯はソーメン』という人と『昼はステーキ』という人の歩き方の早さがおのずと違う、ということがイラスト入りで解説されているくだりを読んだときには思わず噴出してしまいました。

最後に夏のスタミナメニューとしてどじょうを食べる回は『丸』といって骨も内臓もとられていないどじょうがなべで煮られていって、それをそのまま食べるという話には、かねてからどじょうを(初めてではないが)食べてみたい自分にとって、強烈な欲求を喚起させる筆致でありました。この本は現在絶版だそうで、一刻も早い復刻を切望いたします。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

メニュー物語がとてもいい。チラシやメニューに飽きがない東海林さだおの面白さが分かりやすくて面白い。確かに「メニューは物語だ」

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

身近な食べ物に対して書かれた本…、と言ってもグルメ本ではない。たまにツボに入ってしまう文体や表現が好き。笑が止まらなくなるので電車では読めない本。

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Posted by ブクログ 2011年07月16日

20歳過ぎたころから、味覚がだんだん変わってくる。お酒呑み始めたことも関係するかもしれないが、苦いもの、渋いもの、淡白なもの、子供のころは全く見向きもしなかったものが美味しく感じられるようになる。この本を読んで、今まで嫌いだったものももう一度食べてみようかと、そういう気になってくれたらいいな。ここに...続きを読むはカリスマシェフもパティシエも行列の出来るラーメン屋も出てこないが、さんまのはらわた、芋のつる、瓶詰めとかはいっぱいでてくるぞ。
丸かじりシリーズはどれも安定して面白いので、いい意味でお勧めなどないのだ。

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

東海林さだおの食べ物エッセイ集。
この人の書く文は力が抜けており、それでいて食べ物の描写がやたらおいしそうで困る。
ダイエット中などに読むべき本ではない。
軽く読めてよい。

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Posted by ブクログ 2010年05月30日

081226(n 090210)
090401(n 090723)
090921(n 091025)
100119(n 100424)

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

本棚に、丸かじりシリーズが全巻そろってる
そんな大人になりたい。

東海林さんの探究心、感服でございます!

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

どうしてか知らないけど、著者の本を読んだのはこれが初めて。・・・おもしろすぎる! 「ビールから熱かんへ」、「そば屋で一杯」、「スキヤキ大疑惑」は特に好き。いまのわたしは、とにかく、ビールより熱かんの気分で、そば屋で一杯飲んでみたくて、スキヤキが食べたいのです。

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