東海林さだおのレビュー一覧
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もう何年続いているのだろう、このシリーズは。
東海林さだお氏の食い物エッセイシリーズ。
相変わらず、目の付け所が面白い。
今回は、特にもう二度と食べられなくなってしまったレバ刺しについてのエッセイが三本も収録されている。
氏もよほど残念だったのであろう。
あの独特の食感と味わいを持ったレバ刺しは、日本では2012年6月30日を持って消滅してしまった。
なんとも無念である。
どこぞの焼き肉店がつまらないミスでの死亡事件さえ起こさなければ、まだまだ永遠に続いていたであろう、比類なき魅力を持った食べ物、レバ刺し。
この本で東海林氏が提案しているように、ふぐと同じように免許制にして復活させてほしいもの -
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まだまだ休暇気分が抜けず固い内容の本は体が受け付けない様子なので、通勤時に楽に読めるという定番・東海林さだおの「丸かじり」シリーズ最新刊だ。
このシリーズに関しては国民的エッセイ、エッセイ界の寅さんとも称される(って、今私がここで思いついたのだが)もので、その出来や内容については何も言うべきことがないのが当然である。
が、しかぁしである。本作においてはとっておきのお宝情報が含まれているのである。それはあの「元祖浪花屋・柿の種」の誕生秘話に激しく迫るのだ。
時は大正末期、米所、越後は長岡出身で煎餅屋を営む今井與三郎とその妻さきの物語。おっちょこちょいなのか、慌てものなのか、それともがさつな -
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「東京ブチブチ日記」3
著者 東海林さだお
出版 文藝春秋
p81より引用
“どうも料理番組は、見ていて身もだえすることが多いようだ。
このたぐいの女は、
何を食べても「おいしい」としかいわない。”
漫画家でありエッセイストである著者による、
日々の生活や旅での出来事をつづったエッセイ集。
定食屋評論からひねくれたスポーツの見方まで、
いつもながらの楽しい言葉で書かれています。
上記の引用は、
料理番組に対する著者の意見。
最近は大げさに身振りを入れて、
大声で美味しいうまいと言うことで、
美味しさを表現しようとしているところをよく見ますが、
あまりやられすぎると美味しそうに思うよ -
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「サラリーマン専科4」3
著者 東海林さだお
出版 講談社文庫
p112より引用
“エリートは引くてあまたで困るよ”
漫画家でありエッセイストである著者による、
普通のサラリーマンの平凡な日常を描いた一冊。
アヤシイお店の話からラーメンに関する話まで、
なんだかあってもおかしくなさそうなネタが満載です。
上記の引用は、
学生の就職活動の中の一文。
残りの人生、
一度位はこんなセリフを吐いてみたいものです。
今はどんなに良い大学を卒業予定でも、
就職が難しいように言われています。
この漫画が描かれた当時の景気の良さを、
懐かしく思う方もいるでしょうけれども、
私は当時も別に美味しい思いを -
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「サラリーマン専科1」3
著者 東海林さだお
出版 講談社文庫
p15より引用
“そういう方のためにこういうコーナーを新設しました”
漫画家でありエッセイストである著者による、
フツーのサラリーマンの日々を描いた一冊。
朝ごはんの様子から住んでいる場所に関してまで、
皮肉のきいたネタが満載です。
上記の引用は、
お中元に関するネタの中の一文。
お中元の少ない人向けの、
家族に見栄を張る為のコーナーの紹介。
見栄を張るのも大変だなぁと思うと同時に、
中元の少なさを嘆く家族なんて要らないなぁとも思いました。
著者はサラリーマン経験は無いそうですが、
いかにもありそうなエピソードが書かれてい -
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「ショージ君の青春記」3
著者 東海林さだお
出版 文藝春秋
p91より引用
“大学に入学したてのころは、
どうも女学生対策にばかり心をくだいていたようである。”
漫画家でありエッセイストである著者による、
著者の青春時代の思い出を綴った一冊。
子どもの頃の疎開から大学漫研時代の仲間達についてまで、
いつもながらの楽しい文体で書かれています。
上記の引用は、
大学に入学した時のエピソードが書かれた章の中の一文。
今も昔も男子大学生の頭の中は、
それほど変わりが無いのではないでしょうか。
けれどこの年代の男性がこうでなければ、
生物種としてのこの先の寿命に期待は持てないので、
これでいい