【感想・ネタバレ】東京ブチブチ日記のレビュー

あらすじ

ショージ君にはいくつもの顔がある。ある時はスルドイ定食評論家、ある時はミステリー作家ばりに、新聞の三行広告に隠されたナゾを解く。そうかと思えば、いつの間にやら粋人に大変身、おっしょさんと口移しで小唄の稽古「うめェは/咲いたかァ」なのである。はたまた旅を極めんと、はとバスに乗れば二階席で大興奮、八丈島では泳げないけどダイビングにチャレンジ。神出鬼没、変幻自在、融通無碍、サンダル履きで闊歩する、これぞショージ君流東京大遊覧。

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Posted by ブクログ

1990年刊行。

定食評論の話。

「おいしい」しか言えないレポーターへのばかたれ発言。

ガイジンの日本語で、石鹸の国と呼ばれるところでお風呂に入る
という解釈。尺八の演奏つき、には笑ってしまう。

そしてちょうど網代の旅館で、東海林くんも網代に行っているお話が
あって最高でした。
民宿で一人温泉に入って、食事(以外にも豪華)して、スナックに行って
何事もなく終了。
こんな一人旅、久しぶりにしてみたい。

よくできた東海林本でした。

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2013年12月28日

Posted by ブクログ

もう「アサッテ君の」というより「まるかじりの」のほうが通じる漫画家兼エッセイスト。筑摩から出ている本がえらく面白かったので、他にも手を出してみた。タイトルから分かるとおり、ぼやき中心の日常おじさんエッセイ。おじさんエッセイの基本、「あるある」というこだわりについてはばっちり。ただね、おじさんのこだわりは、コマカイ。

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2012年02月04日

Posted by ブクログ

ショージ君にはいくつもの顔がある。ある時はスルドイ定食評論家、ある時は新聞の3行広告に隠されたナゾを解く。いつの間にやら、おっしょさんと口移しで小唄の稽古なのである。はとバスに乗れば2階席で大興奮、八丈島では泳げないけどダイビング。これぞサンダル覆きの大東京遊覧。

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2019年07月17日

Posted by ブクログ

ショージさんと読む三行広告がオモシロかったです。一人では読み取れなかったです。○に略語の意味があるとははじめて知りました。

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2013年02月11日

Posted by ブクログ

「東京ブチブチ日記」3

著者 東海林さだお
出版 文藝春秋

p81より引用
“どうも料理番組は、見ていて身もだえすることが多いようだ。
このたぐいの女は、
何を食べても「おいしい」としかいわない。”

 漫画家でありエッセイストである著者による、
日々の生活や旅での出来事をつづったエッセイ集。
定食屋評論からひねくれたスポーツの見方まで、
いつもながらの楽しい言葉で書かれています。

 上記の引用は、
料理番組に対する著者の意見。
最近は大げさに身振りを入れて、
大声で美味しいうまいと言うことで、
美味しさを表現しようとしているところをよく見ますが、
あまりやられすぎると美味しそうに思うよりも先に、
うるさくて嫌になることがあります。
 私が言うのも何ですけれども、
引用の美味しいとしか言わないレポーターの方については、
味を表現する事で仕事をするのならば、
美味しいの一言以外に何か言って欲しいとは思います。
けれどテレビの放映時間の枠との兼ね合いもあるのだろうなと、
そう思うと食べ物の感想を簡単に言うには、
美味しいの一言にならざるを得ないのかも知れません。

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2012年06月10日

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