成毛眞のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
●内容
・「『君主論』の教えを実践し、方法論を築き上げた」という著者による新解釈。
・現実主義の視点で、リーダー論と世界観が語られる。
(引用)
・成功しても気づかないほど鈍感であれば、常に未達成感が残るので、現状に満足しない。
いつでもハングリー精神を持って物事に挑んでいられる。
・人は常に、次のステージに上がるつもりで準備しておかなければならない。ステージに上がってから準備をして間に合うのは超優秀な人だけである。
●感想
・身も蓋もない現実主義での解決策が示されていて、非常に興味深い。
たとえば嫁姑問題で、自分が暴君=悪者になることで、嫁&姑連合VS夫の構図を作り、嫁と姑を団結させるなど。
・出世論としての捉え方が見事。
"1位を狙った結果、2位になるのならいいが、2位を狙ったらせいぜい5位くらいにしかならない"
最初から「部長になれればいい」だとせいぜい課長止まりだが、「社長になる」つもりでいれば、失敗しても「部長」程度にはなっている。
・「運」に対する見方も斬新。
"幸運は使える量が決まっている。生まれつきたくさん持っている人もいれば、少ない人もいる。
だが、幸運の使い方は自分である程度決められる"
このため著者は、「運の無駄遣いを避けるため」、ギャンブルも宝くじもやらないという。
●これやってみよう
・「成功」には鈍感であれ!
・「次のステージ」の準備をしよう!
●引用
(リーダー像)
・よく「誰からも好かれる人になれ」といった本を見かけるが、これは君主になるのを説いている本ではない。従者の論理を説いているのだ。
・決断力のない人間は、奴隷として生きるしかない。嫁姑問題。自分が悪者になってみる。
自ら敵になることで、嫁姑の団結を図る。
・リーダーはナンバー2になる方法や、ナンバー2としての生き方を学んでも意味はない。
リーダーとして王道を歩むためにも、君主になる人が読むべき書を読み、付き合うべき人と付き合い、運を高めておく必要がある。
・人は常に、次のステージに上がるつもりで準備しておかなければならない。ステージに上がってから準備をして間に合うのはよほど器量のある者、つまり超優秀な人だけである。
つねに一段上を意識しておかないと、いざ役職について右往左往して、周囲に醜態をさらす結果になる。
・自分の実力に限界を感じている人がリーダーを目指す場合は、実際よりも高い目標を掲げ、それに向かって前進すればいい。狙いが高すぎると感じても、実際には本来の目標地点に矢は落ちる。
1位を狙った結果、2位になるのならいいが、2位を狙ったらせいぜい5位くらいにしかならない。
(運)
・運命は変化するものだから依存するな。ついてない人は運のコントロールの仕方が悪い。
失敗ばかりの人は、どこかで運を無駄遣いしてしまっている。
・幸運は使える量が決まっている。生まれつきたくさん持っている人もいれば、少ない人もいる。
だが、幸運の使い方は自分である程度決められる。
(世界観)
・成功しても気づかないほど鈍感であれば、常に未達成感が残るので、現状に満足しない。
いつでもハングリー精神を持って物事に挑んでいられる。
・「天国に行くための最良の方法は、地獄に行く道を熟知することである」
この先何が起こるかは、世界中に先例が転がっているので、ある程度予測を立てられる。
・人は簡単には従わない。常に不平や不満を抱く生き物である。それを知るためにも、『君主論』は役立つ。
簡単に従わせられると思っているから、うまくいかなかったときに混乱するのである。
うまくいかないものだと分かっていれば、深刻にならず受け流せる。
・1日3回、「本道は何か?」を考えろ。
大企業ではさまざまな部署を経験できる。その体験を通じて、自分の本道、つまり専門分野は何かがわかるだろう。 -
Posted by ブクログ
著者が伝えたいことは?
非常時の時代に求められているのは、君主論で求められているリーダーである。
時代か変わり、世の中のシステムが変わっても、人の心までは変わらない。
既得権者から嫌われ者になる覚悟のあるリーダーである。
きれいごとでは、世の中は渡っていけない。清く正しいだけのリーダーは、平穏な時はいいが、危機的な時代の今は向かない。きれいごとではない世の中の真実を知らないといけない。
公的な目的のためなら、時には、悪人になれ!
決断力のない君主は、中立の道を選び、滅んでいく。
改革が成功するのは、リーダーの力が発揮された時ではなく、周りが改革に乗り気になった時である。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ成毛さんが言うように、「国民が覚醒していない」のが一番厄介だと思う。首相や大臣の行動を何でもかんでも批判する。政治家を、毎日炎上状態にしてしまっている気がする。これでは、中々決断するのは難しい。
発電と送配電、分離を本格検討…新規参入促す : 経済ニュース : マネー・経済 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
この方針はグットだと思う。こういう時に、政治家に対してFBの「いいね」ボタンのように、評価すべき時は評価できるシステムがあったら良いのにな。
100パーセントの人間が救われる決断はありえない。でも、リーダーはやるしかない。そして、国民は冷静に後押しするしかない。
あと、聖人と悪人は存在しないとの主張も頷ける。人間は、どっちかに偏っているけど、100パーセント染まっている人はいない。だから、それに応じて対策を立てるべきと説いている。完璧になろうとしない姿勢が良いですね。 -
Posted by ブクログ
元日本マイクロソフト社長の成毛さんが自分の読書術と書評術をまとめたもの。
この本で自らの読書術として推奨している多読(併読)は、自分の読書法にも近い。気になるところでは線を引いたりメモを取るのではなく、付箋を貼って後で見るというのも同じだ。後で読み返してなぜ付箋を貼ったのか思いだせなければ、それまでのことだと。それにしても毎月100冊から200冊の本を手に取るというのはさすが。
経営者・ビジネスマンの視点から、古典含めた軍事ものを読むべし、自然科学を読むべし、としている。
最後の約1/3のページを占めるお薦め本リストは、超有名本は少なく(ドラッカーの『マネジメント』も含まれているが)、さすが掘り出しものの匂いがするものが揃っている。これだけ多くの本から選ばれたものなので、いくつか読んでみようと思う。 -
Posted by ブクログ
ビジネスマンの読書法として、タイトル通り非常に実践的である。
何をしないのかというルールが非常に明快で歯切れがよいのと、
”時空をずらす読書術”など国際経験豊かな氏ならではの発見もある。
ちなみに、本書を読みながら、過去に同じようなインパクトの読書の本があったなと思って思い返してみたら、かつてGoogle日本法人の社長を務めた村上憲郎氏の「シンプル仕事術」という本であった。
ここでもマイクロソフト vs Googleの戦いかと思い、見比べてみたら共通点の方が多く、改めて驚いた。
■両者の共通点
・経済学の重要性を説いているところ
・自然科学の重要性を説いているところ
・ノンフィクションを重要視しているところ
ただ、村上氏の方が原理原則に遡っていく読書傾向があるのに対し、成毛氏はバラエティに富むアプローチをとっている。これは、読書の絶対量が多いからなせる技か。
また、村上氏の方がアメリカ偏重の傾向もあるのだが、これは本のテーマが仕事術と読書術というところに起因しているかもしれない。
本書と小飼弾氏の「新書がベスト」も非常に共通点が多く、読み比べると発見がある。 -
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この本は、いいですよ。すぐ読めるし為になると思う。
<本の紹介>
本は最後まで読む必要はない、仕事とは直接関係のない本を読め、読書メモはとるな―これまでの読書術の常識を覆す、画期的読書術!あらゆるジャンルの本からの情報を組み合わせることで、新しいアイデアが生まれる。「すき間時間」で本を読むことで、集中力が増す。どこを読み飛ばすのかを判断していくことで、決断力と情報収集力が身につく。本を10冊同時に読めば、10倍人生が面白くなる。
俺はこの著者の域にはまだ達してないけど、やっぱ読書もいろんなジャンルに触れることが大事だと思うし、趣味も読書以外にいろいろやるべきだと思ってたり並行させることって大事だなと思ってるんで、共感できる部分が多々ありました。
「一つのことが終わらないと次のことができない」って人と「やりたいことは断念せずに柔軟に並行させて進めてく」ことができる人は、頭の回転とか基本的な能力の部分で大きな開きがある気がする。
アイデアが出てくる早さも違うし、結局いろんな考え方に触れてる分モデリングが進んでるというか、「こういう考え方もできる」「俺ならこうするけど」「本来はこうあるべきだ」っていうのがすらすら出てくるような。
あと思ったのは、仕事の仕方。与えられた仕事をめちゃくちゃ頑張って、周りに評価される程の成果をあげるのは気持ちいいしすごいことだと思います。なかなかできることじゃないし、自分の為にもなると思う。さらなる成長も期待される。
でも、その仕事をやらされ感でやっているならそれは「超手帳法」でも触れたけど時間の浪費になる可能性もある。例えば週に2日くらい休んでたって企業はその人をよっぽどの理由がなきゃ辞めさせられることはない。「扱いにくい」「やる気あんのか」とか小言を上司に言われても、その人をクビにできない上司ができるのはその程度のこと。
考え方によっては、その仕事は本当は60点でいいのに、あえて100点を取りに行くこともないのかもなって思いました。もちろん、自分の絶対やりたい仕事でモチベーションがすごく高い状態ならどんどんやってけば良いと思うけど。上司の言葉を鵜呑みにする、部の方針達成の為に身を粉にして働く、それをその人が自分の考えなしにやっているのであればちょっともったいないと思いました。
「お金はなくなっても働けば手に入るが、なくした時間は取り戻せない」、だから今やるべきことって本当はなんなんだろって探すことは常にしておくべきだし、「読書とは”過去と未来を読み解くための道具”である」、これにも共感を覚えた。過去を知ることで自分の未来が変わるかも知れない。自分の未来にやりたいことや出会いたい人、行ってみたい場所や知りたいことがどんどん本を読んで知識をつけることでイメージできるようになるなら、それはどんどん読むべきだし読書の楽しみも増えるかなって思いました。 -
Posted by ブクログ
・自分の時間を奪うだけの情報は徹底的に捨てる、遠ざける
・人は情報を元に判断して行動する。そのため、大衆と同じ情報しか得られていなければ、大衆から抜け出すことはできない。
・安いものばかり食べるのではなく、上も知り選択肢を増やした上で安いものを食べる。
・朝は国際ニュース、夜は国内ニュース
・日本語で得られる国際情報には限りがあるので英語の雑誌を読む。成毛さんはNewsweekとThe Economist
・変化が少なく、下方修正されないことが大切。近所のごはん屋、アップルのiPhone。
・グーグルの検索窓の前にいればみんな平等だと思いきや、キーワードのバリエーションで情報格差が生まれる。
・情報は点ではなく流れの中の一部として捉える。新型iPhoneを知るには過去の遷移を知っておく必要がある
・情報はアウトプットする前提でインプットすれば、インプット中に整理ができる