ちきりんのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読んでよかった。繰り返し読んで心に留めておきたい。
2015年に書かれたものだが全く古臭さを感じさせない。今の時代にも通用する思考法だと思った。
この時代、人の価値観、求めるものは日々凄まじいスピードで変化する。それを敏感に察知し、自分自身も会社も業界も、今どんな価格帯でどのように何を提供すれば人は動くのか、それを理解せず、今までのやり方に固執し変化しない生き方や経営の仕方では淘汰され、いずれ取って代わられるのだということ。
変化を恐れず、変化を楽しむこと。
自分軸でものの価値を付ける(プライシング)くせをつけ、人が行動を起こすまでの動機づけを考え、あえて組織の中ではなく市場性のある場に身 -
Posted by ブクログ
ネタバレ自分の生産性を上げる視点が大切だと再確認できた。
自分の時間は有限で大切な資源。
それを最大限に活かすという意味で、
何が自分にとって生産性がある方法なのか?
考えようと思った。
これは仕事の時も、家にいる時も、休んでいる時も言えること。
お金の使い方を振り返ってみて、
生産性の高かったお金の使い方ベスト3を書いてみるのは面白いなと思った。
ストレス発散だったり、学びだったり、
自分の満足のいく使い方(生産性の高い)ができているかの確認にもなる。
逆にベスト3が出なかったら、
自分自身の生産性を考える視点が少ないということ。もっともっと自分の時間やお金を「生産性」という視点で見ていこうと思っ -
Posted by ブクログ
マーケティングが何らかの目的を達成する手法(5Pとか各種フレームワークなど)であるのに対し、マーケット感覚は「売れるものに気づく能力」であり具体的なスキルより上位の抽象的、汎用的な能力である。
トヨタのカイゼンの本質は現場で働く人たちの自主的な改善意識であって、歩留まりをよくするノウハウではない。ある工場がトヨタのノウハウを真似たとして、ワーカーが常に改善意識を持つ工場とは全く違う、といった例えがわかりやすかった。
では、マーケット感覚はどう鍛えるのか。いくつかの方法が提示されている。例えば、「自分の欲望に素直に向き合うこと」。日本人は我慢が美徳になりがちだが、何に不満で、理想がどうで、欲 -
無料版購入済み
丁度40歳ですが、この本の内容には納得させられました。就活で悩んでいた頃の自分に読ませてあげたかったです。同時に、これからのキャリアもまだまだ諦めることはないんだなと希望が持てました。
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Posted by ブクログ
今の日本企業の体質、日本人の働き方についてこの本が見事に言語化してくれてとてもすっきりしました。
なぜ日本企業の働きすぎが改善されないのかは、
欧米のように家族との時間、自分の時間に重きを置く文化がないからだと思っていた。
長時間労働ではなく生産性の重要性があることがとても納得できる。
これはビジネスパーソンにはぜひ読んで欲しい本。
ただ、これを実際に職場で取り組もうとするとどうやったら定着させることができるのかがわからない。
直接部門の生産性向上は毎月チェックするにも関わらず、間接部門の生産性向上は触れらることがない。
コロナ化で業績が悪かった頃は残業ゼロを目指せと言われ、入社以来初めてど -
Posted by ブクログ
ネタバレ◼️「意思決定のプロセス」を決めること!
意思決定のプロセスは超具体的に、情報収集をはじめる前に考えるべきこと
「こんなビジネス、儲かるかな?競合との差別化も考えないといけないな。中国市場が大きそうだね」
くらいの詰めのレベルで情報を集めはじめると、止めどなく膨大な情報を集めることになる。
簡単な例)
「今日はお肉にしよう。中華料理をつくろうかな!」
→要らない材料や調味料を、山ほど買うことになる
「詳細なメニューを決め、その料理のつくり方を、具体的に確認し、手順ごとに必要な食材と調味料をメモにリストアップしてから」
→最低限必要な食材だけを買うことができる
この国は「健康で文化的な最低限の -
Posted by ブクログ
出口治明氏の著作から、本書の存在を知りました。タイトル通り、「自分のアタマで考える」ことの大切さが書かれています。特に印象的だったことは、「知識」が「思考」を邪魔する場合があるということでした。また、自分のアタマで考える方法(判断基準に優先順位をつける、自分独自のフィルターを見つける、言語化した後に図やグラフを用いて視覚化する、何故なのかを突き詰める、など)がたくさん紹介されていました。しかも、それらの例がとても分かりやすい!そういえば、自分もちきりんさんと同じく学生時代、数学の解答例を丸暗記していたことを思い出し、自分のアタマで考える習慣がなかったことを反省しました。