中島らものレビュー一覧

  • お父さんのバックドロップ

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    わかりやい文章とストーリーなので、結末も見えすいたものになって面白くないんじゃないかなんて邪推する方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはなくて、ちゃんと大人でも最後まで読ませてくれる佳作でした。中島らもさんの暖かい部分がにじみ出ています。

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    2011年07月03日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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     この作品を書店で見かけてからもう何年も読もう読もうと思いながらも、ついつい先延ばしにしてきてしまった作品である。

     ということで非常に楽しみにしていた。出だしは好調で、先が楽しみな予感であったが、気持ち良く読み進めていたところへ、主人公大島のクスリによる酩酊シーンがやって来た。これが支離滅裂で詩的でパンクで面白いのであるが、個人的にはこの件が長過ぎる・・・やはり中島らもは面白い。だからこの酩酊の羅列の産物はよくわかったから、物語を先に展開してくれい、という気分になる。いつ終わるのかもわからない読み手を不安にさせるほどに長い酩酊シーン・・・ひょっとしたらこれもらもの狙いかもしれんが・・・

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    2011年06月26日
  • 中島らもの特選明るい悩み相談室 その1

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    くだらないよーーーそして笑える。

    電車で読むのは危険。

    らもさんの鋭い分析的な回答より、一般投稿の文章が笑える。

    自分ってなんてネタのないつまらない人生だろうとさえ思える。

    毎日、仕事がつらいとお思いの方、これ読んでみてください。

    肩の力抜けるよ。

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    2011年06月04日
  • エキゾティカ

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    アジアが舞台の短編集。後半はいつも通りのらもさんのエッセイ風だったけど。らもさんの描く人物にはなんとなーくの味わいがあっていい。

    童話っぽい作品もなかなか好きだ。

    でも短編集としては「白いメリーさん」のほうがよかったかな。

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    2011年04月13日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    病的なまでに何かに溺れることは、それがドラックやアルコールだとしても、そんなに悪いことじゃないのかも、と思わせる。何ページもの言葉の羅列によって描き出された浮遊感・まどろみは、読んでるものをも気持ちよくさせる。そこに危険はない。

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    2011年04月04日
  • 白いメリーさん

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    とにかくいつもの日常を取り戻したいと思っている中



    不思議な世界観の短編集なだけに

    少しフワフワした気持ちになったが



    通勤の電車

    余暇

    ほろ酔いの就寝前に

    本を読むこと

    それこそがまさに何気ない日常の1コマだと気がついた



    大事で、とても幸せなことです

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    2011年03月20日
  • こどもの一生

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    ブラックユーモアの前半で油断させておいて、後半一気にホラーになります。
    気持ち悪くて怖いです。
    ただ、各キャラクターが立っていて、ラストの決着も気持ちの良いものなので、恐ろしくも楽しいエンターテイメント小説でした。

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    2011年02月15日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    ことあるごとに言葉の羅列が、10ページ以上続くのに耐えられず半分くらい言葉の羅列のページは読んでない。
    それを抜いたら楽しく読めました。こういう読み方意味有るんだろうか?

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    2011年02月11日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    いつだったかなにかしらネタをきめて脳が活発に働くのを感じた中島らもがメモ用紙にアイデアを書き残し、翌日正気になって見るとそこに「冷蔵庫」とだけ書いてあり愕然とした。と言っていたのをこの小説を読んでいて思い出した。きっとラリっていたらもの脳はこの小説のように言葉が確かな意味を持って濁流のように巡っていたのだろう。酩酊状態の思考回路は本人にとっては自己完結的に真理を導くが、ロジックは無視される。意味を成さない言葉の羅列がぎっしり見開きに埋め尽くされているのを見てちょっと笑ってしまったが一字一句網羅する気にはならなかった。めんどくさいから。
    町田康の解説が良い。

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    2011年01月14日
  • 寝ずの番

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    サササと読めるおもしろ文庫です。
    それでいて少しホロリとさせられる、懐かしの人情話風でも。
    らもさん落語が好きだろうなと思いました。
    youtubeでらもさんの落語見れるよ笑。

    個人的には「黄色いセロファン」「仔羊ドリー」が好き。
    くまとプロレスする「逐電」もおもろい。

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    2010年12月17日
  • 愛をひっかけるための釘

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    今は亡き中島 らも氏が、
    ご自身の若い頃の出来事や考えなどを交えつつ
    世の中のあれこれについて考察する。

    一つ一つの文は短編で、文体も「らも節」で
    気軽に読めるが、洞察は常に深く、鋭い。

    氏特有のシャイで、世の中を斜めに見るようでいて
    その実心の中は誰よりもピュアで、傷つきやすく...
    それが自分でもイヤで、開き直って大けがして、
    それでまた落ち込んで...

    という性格? 生活? がよく出ていると思う。
    年上の「おっさん」に対して不適切かも知れないが、
    とても「チャーミング」である(^ ^;

    かなりアクが強いので、好き嫌いは分かれるかも。
    が、私のように、らも氏と同じ「万年青春病」を

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    2010年09月08日
  • 白いメリーさん

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    奇想天外過ぎる!
    蛇女にしろいきいきデーにしろ、題材は<恐怖>なのにブラックジョークというか、ゆるいというか、陽気。明らかな非日常なのに、淡々と受け入れてしまうような説得力がある。その溝が面白い。

    全てが馬鹿話(けなしてない)かと思いきや表題作の「白いメリーさん」だけやるせなさ、「夜走る人」の幻想的な空気、「ラブ・イン・エレベーター」で“恋人の全容を知るにつれ恋愛的興味も無くす”というなかな頷いてしまうようなキッツイ含み、アクセントになっててるせいか印象も強い。

    これだけのショートサイズで特濃の空気感を出すのも凄い。なんかジャンル分けしようとすると非常に困る小説です。

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    2010年08月29日
  • しりとりえっせい

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    らもさんのエッセイは大好きで、おちゃめなところがいいと思います。
    民俗学とか、色んな書物からのエッセンスが、らもさん風味になっている。
    下品だったり、嘘だったり、適当なことばっか書いてんのかと思うと、不意に核心をつくような所がある。
    そういう所が面白いです。

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    2010年08月29日
  • 砂をつかんで立ち上がれ

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    タイトルがとても好き。
    らもさんが亡くなって、もう随分過ぎたなぁ・・・
    今でも私の人生の師匠です。

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    2010年08月11日
  • お父さんのバックドロップ

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    子どもよりも子どもっぽいお父さんを描いた4つの短編。表題の「バックドロップ」が一番面白いかなー。「な?人間じゃねえんだ。怪物だよ、怪物。そんなのが本気出しあって戦ったらどうなる?殺しあいだよ。それをやらないのを八百長だっていうんなら、八百長だわさ、たしかに。」の一言は深い・・・。

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    2010年04月27日
  • バンド・オブ・ザ・ナイト

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    流石に薬を、というわけにはいかないが、酒を飲みながら読むといいかもしれない。逆に素面で正座して読んでも面白くないと思う。そもそもこれは、らもの自伝的要素が強いので、ノンフィクションだと思うと、あいつスゲーなぁ、なんて思えて楽しい。

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    2010年03月22日
  • 恋は底ぢから

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    「その点、恋というのは山イモに似ている。」
    文中に出てきたこの言葉が頭に沁みついて離れない。

    ちゃらんぽらんでテキトーで、時々ロジカル?で、滅茶苦茶やね。

    「女子高生のみなさん、あなたがたは土手で十分だそうですよ!」

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    2010年03月01日
  • こどもの一生

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    「超B級ホラー」との帯の通り、そんなには怖くなかったんだけど、ブラックな笑いと後半にいくにつれての展開の速さにはドキドキしました。
    まさか「山田のおじさん」が!!・・・このタイトル「こどもの一生」なるほど!!でした。
    もともと舞台用の作品だったので、それを小説としてもってくるのは難しいんだなぁ~~って思いましたね。
    私は「リリパット・アーミー」の舞台ですでに見ていたし、ビデオも持ってるので、ラストが分かってしまってるのか、怖くなかったんですよね~~。

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    2010年02月06日
  • 寝ずの番

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    やっぱ、らもさんは凄い!!下ネタ大爆発で笑撃的なんだけど、ホロッとさせる「寝ずの番・Ⅲ」のラストは必見・・・。
    「寝ずの番・Ⅱ」での橋次兄さんの死に方がらもさんとだぶってしまって、ほろろ、ってきたけど、なんか「らしいなぁ~~。話とリンクしなくてもいいのに」と苦笑いになってしまった。
    落語家という愉快な人生に下ネタてんこ盛りだけど、らもさんの愛着と愛情が感じられた作品でした

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    2010年02月06日
  • 君はフィクション

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    ひさびさのらも作品。短編集。面白いのもあれば、うーむと思うのもある。それらを含めて、らもなんだろう。作品的には、一昔前になるのだろう。
    その時代の時に、新しい事を書いているなと思っても、今になって読むと
    一昔前の事なんだなと感じてしまった。

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    2010年01月29日