中島らものレビュー一覧
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Posted by ブクログ
〜瀬戸内海の小島をレジャーランドにするためにヘリを飛ばし下見に来た男二人は、セラピー施設に治療のためと称して入院し一週間を過ごすことになった。しかしすでにそこには女二人、男一人の患者―クライアントがいた。五人は投薬と催眠術を使った治療で、こども時代へと意識は遡る。三分の二は笑いに溢れ、最後の三分の一は恐怖に引きつる。鬼才・中島らもが遺した超B級ホラー小説〜 あらまし通り、途中からまったく違う展開になります。氏の作品は初めて読みましたが、思ったより読みやすかった。もっと独特な感じかと思ってました。まぁ、一冊読んだだけじゃ分かりませんが…。B級ホラーとはよく言った物で、内容的にはまさにそんな感じで
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Posted by ブクログ
2005/1/2大したもんだとは思う。これほど脈絡のない言語の連鎖を延々と重ねるという点に於いて。しかし、惜しいかな、ごった煮的な言語の端々に否応なく表出する「俺的には何らかの意味為すもの」しかし、それは「俺的にしか意味を為さない」多くの固有名詞、或いは透徹された文学的イメージの喚起と並列される下世話なオチ
「これが俺なんや」と言われればそれまでだが、作品的には弱さを感じる。突っ張るならとことん突っ張って欲しい。宴は終わり全ての人が去り残された自分は、こっち側に戻って来た。そのサゲが著者の限界であった。限界であると同時に俺のような凡人は、そこにこそ愛を感じてしまう。そういう煮え切らない話。