山岡荘八のレビュー一覧

  • 徳川家康(11) 竜虎の巻

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    大権現様が冷戦を堪え忍ぶ11巻。
    だが、もっと苦しいのは石川数正と朝日姫だろう。

    そして北条氏政はこの小説でもやはりお馬鹿だった。
    だが、大権現様は神様なので貴重なオレンジを送り、
    「橙がそんなに珍しいのかwwwwwwwwww」
    などと橙を沢山送り返されるような真似はしない。
    そして「なめげた真似を…」などとは言わない。

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    2013年12月01日
  • 吉田松陰(2)

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    吉田松陰の生涯を描いた山岡荘八著書の2巻目(最終巻)。黒船に乗ろうとして失敗するところから、安政の大獄で斬首されるまで。
    松下村塾や野山獄の「教育者」としての描写は若干あっさりしていて、少し残念。
    『あらゆる面で「真理」の証明に応えるような人生を志して止まなかった、凄まじい彼の良心は、まさに「神」そのものといってよいほど「高貴な清純」さと底抜けの「善意」に支えられている』

    以下引用~
    ・佐久間象山と先代(真田)幸貫の関係は、薩摩の西郷隆盛と島津斉彬、水戸の藤田東湖と徳川斉昭、越前の橋本左内と松平慶永などの間に劣らぬ、切っても切れない君臣一体の関係だったが、松代藩ではそれに快からぬ老臣たちが多

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    2012年11月03日
  • 伊達政宗(三)

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    大久保長安は黒いの~。今度はこの人の本を読んでみよう。えらい鬼才に描かれてるけど。僕の知識ではお金に関しての才能ぐらいにしか覚えがないのですが。

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    2012年10月28日
  • 徳川家康(10) 無相門の巻

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    大権現様が時勢を味方に付けた者との戦いを堪え忍ぶ10巻。

    何もかも思い通りにしてきた秀吉だったが、
    全てをお見通しの大権現様は思い通りにはならなかった。
    だが、平和のために今秀吉を潰すのは得策では無いと考え、
    兵を引き、講和を決意する大権現様。まさに神である。

    そして苦しい立場に置かれる石川数正。
    秀吉派の作家は冷たい徳川より温かい羽柴を選んだとし、
    家康派の作家は徳川のために汚れ役を引き受けたとしている。
    どちらがより史実に近いのかはもはや誰にも分からないが、
    三方原や伊賀越など苦難を一緒に乗り越えて来た
    主君や仲間たちをそう簡単に捨てられるかと考えると、
    願望もあるが、後者の方がより事

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    2013年12月01日
  • 徳川家康(9) 碧雲の巻

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    秀吉による信長の法要。賤ヶ岳の戦いと柴田勝家の意地、壮絶な最期。一旦娘たちと共に城を逃れると言ったお市が、どのように説得して一人、勝家の元に戻ってこれたかの記述がなく残念。12.9.1

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    2012年09月02日
  • 徳川家康(7) 颶風の巻

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    戦術を一掃させた長篠の戦い。正妻築山御前、嫡子信康の処刑。勝頼自害による武田家の滅亡。戦国の世の栄枯盛衰無常なるかな。12.8.24

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    2012年08月24日
  • 柳生宗矩(1) 鷹と蛙の巻

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    ネタバレ

    全4巻「柳生宗矩」はでっかいケーキだ。このケーキが甘くて結構美味しい。
    1971年、NHKの大河ドラマ「春の坂道」のために書き下ろされた原作。オイルショック直前、いかに自分を社会に生かしていくべきかを描いた作品。ある意味、同じ71年に完結した「巨人の星」と似た一心一徹な生き方の提示であり、そういう生き方が好まれた時代の作品なのかもしれない。

    とは言いながら、面白いことには間違いない。リアルタイムで「春の坂道」を見ていたので、宗矩の所作言動はすべて中村錦之助の姿と重なる。世間に反抗するだけの青年宗矩が石舟斎とともに家康と出会い、戦国末期の戦乱から学び、家光までの三代将軍の傍にあって、剣を平和の

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    2012年08月11日
  • 毛利元就(2)

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    厳島の戦いまで描いて終了。

    とにかく駆け足。
    まだ若いと思っていたら、
    いつの間にか老齢になっていたり、
    亡くなっていたり、
    子供だと思っていたら、
    いつの間にか成人していたりして、
    少々面食らった。
    全二巻だから仕方が無いけど。
    そして山岡先生らしい話だった。

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    2013年07月13日
  • 徳川家康(2) 獅子の座の巻

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    主に、家康の父・広忠が、今川・織田に挟まれて運命に翻弄されていく話が前半~中盤。

    中盤は、家康が人質として尾張に行ってから、今川に取り戻され、そして織田家のドタバタが中盤~後半。

    ようやくにして歴史の歯車が動きだす頃の内容です。

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    2012年01月21日
  • 豊臣秀吉(8)

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    秀吉は好きな武将だっただけに、
    最後は見るに堪えない。
    後から語るから言えることだが、やりようがあったろうに。
    さすがの山岡荘八でも秀吉の最後は美しくなかった。

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    2011年10月28日
  • 徳川家康(3) 朝露の巻

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    「悲しいときも、うれしいときにも、有頂天のときにも同じ呼吸

    で宇宙の霊気を摂取する。そんな人物に仕立てようとして御苦心

    されている。」



    精神のバランスをいつでもたもているように、リーダーとなる人間を

    教育していく。冷静さを失うと、判断を間違えることがあるからだ。



    どんな時も同じ呼吸でいる。

    どんな時も同じ呼吸でいる。

    どんな時も同じ呼吸でいる。。

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    2011年10月23日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    変革の時代を作った、信長。それを継承したが、組織にまで落としこめなかった秀吉。ただ、家康だけは、300年もの礎を作ることが
    できた。そのわけをひもとければと思い、この長編にチャレンジしようと思う。

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    2011年09月24日
  • 徳川家康(1) 出生乱離の巻

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    竹千代出生前後の話。強国に挟まれた故の儘ならぬ父広忠の苦悩、対して母於大の偉丈夫が対照的でおもしろい。全26巻。中学生の時、8巻で挫折したがすでに内容を覚えていない。あらためてのトライ。11.7.16

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    2011年07月16日
  • 豊臣秀吉(8)

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    吉川英治が新書太閤記の執筆時に、秀吉の晩年の所業が気に入らないからと描かなかった部分である。信長の掲げた革命は、秀吉に受け継がれるわけでもなく、権力争いに変わってしまった。

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    2011年06月28日
  • 豊臣秀吉(7)

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    小牧長久手の戦いでの秀吉と家康の駆け引きが見もの。でもやはり掲げる理念の違いは、結果にも表れてるよなーと思ってしまう。もはや秀吉の若い頃の魅力はなくなってしまった。

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    2011年06月28日
  • 豊臣秀吉(6)

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    秀吉がだんだん天狗になっていく感じ。蜂須賀とか半兵衛と未来を語らっていたときは武士らしさがあったけど、あの頃の理想を持ち続けているのだろうか?

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    2011年06月22日
  • 豊臣秀吉(5)

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    本能寺の変から中国大返しなど、秀吉が天下取りに向けて準備を進めている。ただ明智光秀と思われた首級はまったく別人のもので・・・

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    2011年06月18日
  • 豊臣秀吉(4)

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    あくまで秀吉主観で織田家の近畿攻略が描かれている。松永久秀との掛け合いなどは大変興味深い。また高松城の水攻めの背景なども描かれていて面白い。(どちらも史実かどうかは知らないけど。)
    ただ朝倉家、浅井家の滅亡とか、比叡山焼き討ちとかは、「織田信長」に詳しいので、こちらではかなり省略されている。

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    2011年06月15日
  • 織田信長(3) 侵略怒涛の巻

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    相変わらずテンポ良く進む。ただ戦争における描写は1巻からここまでほとんどない。戦国モノとしては少しさびしい気もする。

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    2011年06月03日
  • 小説 太平洋戦争(1)

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    ネタバレ

    従軍記者であった山岡先生の作品。なぜタイトルに小説とかかれているのかは知りませんが、何か理由があったのでしょう。前書きだけでも本屋で立読することをおすすめしたい。ここには教科書には決して載らない歴史の事実が書かれています。国公立大学まで勉強した私ですが、卒業後この本に出会ってから「本当のことが知りたい」と思い、それがきっかけで気が狂ったようにいろんな本を調べ倒しました。戦後から現在までに教育を受けた皆さんにぜひ読んでほしい本です。

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    2011年05月04日