山岡荘八のレビュー一覧
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「小説 太平洋戦争〔2〕 緒戦の攻防」山岡荘八
歴史小説。ジャングル色。
全九巻の二。
日本軍はアジアの戦役において敗走を続けた、と云う誤った先入観を持っている人は多い気がする。
かくいう自分がそうでした。
開戦直後3カ月前後の、陸海軍快進撃を描く。
2巻は、マレー攻略、フィリピン攻略、蘭印攻略の途中まで。(3)
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p28.
しかし、維新以来の国防国家的な特異性の中で育てられて来た子供たちが、白人文明のゆがみに腹を立て、眦を裂いて蹶起したとしても彼らにそれを責める資格があるであろうか。
p95.
一般の兵隊は、〜戦うことがより正しい世界の創造に通ずるであろうということを、疑う -
Posted by ブクログ
「小説 太平洋戦争〔1〕 十二月八日前後」山岡荘八
歴史小説。茶色。
全九巻の一巻。
中学生のとき以来、本格的な長編歴史小説を読み始めました。
(あのとき読んだのは確か義経本だったと思うのだけど、散々ネットで探しても該当のものが出てきません。。15巻〜くらいある文庫でした。)
案外読みやすくて、題材もメジャーなところなのですいすい読んでいます。
1巻は、日ソ不可侵条約から真珠湾攻撃まで。
(3)
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以下メモ
大義名分
通州事件
確かにおそらく欧米の人にとって、東洋の何を考えているかわからないような、不気味さ、不快感、みたいなものはあるのかもしれないな。
p122.l8
天 -
Posted by ブクログ
吉田松陰の生涯を描いた山岡荘八著書の2巻目(最終巻)。黒船に乗ろうとして失敗するところから、安政の大獄で斬首されるまで。
松下村塾や野山獄の「教育者」としての描写は若干あっさりしていて、少し残念。
『あらゆる面で「真理」の証明に応えるような人生を志して止まなかった、凄まじい彼の良心は、まさに「神」そのものといってよいほど「高貴な清純」さと底抜けの「善意」に支えられている』
以下引用~
・佐久間象山と先代(真田)幸貫の関係は、薩摩の西郷隆盛と島津斉彬、水戸の藤田東湖と徳川斉昭、越前の橋本左内と松平慶永などの間に劣らぬ、切っても切れない君臣一体の関係だったが、松代藩ではそれに快からぬ老臣たちが多 -
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大権現様が時勢を味方に付けた者との戦いを堪え忍ぶ10巻。
何もかも思い通りにしてきた秀吉だったが、
全てをお見通しの大権現様は思い通りにはならなかった。
だが、平和のために今秀吉を潰すのは得策では無いと考え、
兵を引き、講和を決意する大権現様。まさに神である。
そして苦しい立場に置かれる石川数正。
秀吉派の作家は冷たい徳川より温かい羽柴を選んだとし、
家康派の作家は徳川のために汚れ役を引き受けたとしている。
どちらがより史実に近いのかはもはや誰にも分からないが、
三方原や伊賀越など苦難を一緒に乗り越えて来た
主君や仲間たちをそう簡単に捨てられるかと考えると、
願望もあるが、後者の方がより事