あらすじ
太閤秀吉の死後、次期政権の座をめぐって天下はふたたび動乱の様相を呈し、ついに石田三成と徳川家康が関ケ原で激突した。遠く奥羽の地にあって上杉勢と対峙しながら、その勝敗の帰趨を隻眼で睨む政宗!
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
家康との問答が楽しい^^
伊達政宗は傑物だけど、家康はさらに上を行く傑物な感じですね。後20年早く生まれていたら、っていう言葉があるけど、それでも伊達氏は天下とれなかったんじゃないかな。とれたとしても、すぐダメになってたような気がする。
あれもこれもって目がいって、そのめまぐるしさに周りがついていくの必死になってるように思える。家康のようなどっしり感が伊達政宗にはあまり感じられない。家来の方々大変そう(笑
30代ぐらいになってもそうだから、これからもそうなんじゃないかな、と期待。
ちょっと読み進めるとすぐに難事にぶつかっていて、それを毎回なんとかしているから凄い。凄いし読んでいて楽しいv
Posted by ブクログ
山岡荘八の描く伊達政宗伝第三巻(全六巻)関ケ原の合戦前夜から江戸幕府開闢後の日々まで。秀吉の死で再び漂いだした天下の風船に手を伸ばそうと画策する政宗をしり目に、あっけなく終わった関ケ原。戦国の終わりと、そして遂に家康を認めた政宗の姿はすがすがしくもあり、また一つの時代の終わりの寂しさをも感じる。
と、しんみりとしたところから江戸幕府開闢でまたにぎやかになる政宗の周囲。婿の傍付きである大久保長安の正真正銘の山師っぷりに、物語はまだまだその動きをやめない。新旧キリスト教国の暗躍する世界を見据えた政宗の次の一手は!?