末次由紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
今巻は最近のちはやふるの中では抜きん出てインパクトのある巻だったと思う。
表紙にも描かれている太一の巻だった。
読後感は何とも言葉にし難い切なさが押し寄せて、はぁぁぁとため息をついたほど。
私はこの巻を読むまでは新と太一、どちらが千早と一緒にいるのがいいかなんて考えた事もなかった。
いや、千早はきっと新が好きだろうから、千早を好きでいる太一は無情だなぁ位は思ってたような気がする。
しかしこの巻を読んだ後は、どうか太一が幸せになって欲しいと思った。
こんなにも千早を想ってくれている人はいないのでは?と思うくらい、熱くそしてひたむきに想い続けていたと思う。
この巻の後の展開によっては、読み続ける事 -
Posted by ブクログ
さて、この巻では東京都予選クライマックス。北央高校との試合に勝った千早達、瑞沢高校かるた部が東京代表として近江神宮に行くことになりました。
ところが、千早は初戦で体調不良のため、部長太一の判断により棄権、ちょうどその場に着いた新たに千早を託し、太一は4人でも勝ってくるからといって試合に戻ります。
目が覚めて、棄権したことを知り悔しくて泣き叫ぶ千早に、新は『かるたが好きや』と自分の思いを再認識。新もここから復活かな。
今回の巻で印象に残ったのは、近江神宮に着いて夕焼けを見つめ、
『かなちゃんに教わった日から 「ちはやふる」だけが真っ赤に見える 競技線の中でー真っ赤なんだ』
と呟く千早の