長崎尚志のレビュー一覧
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浦沢直樹、やっぱり天才(笑)。
長大なストーリーに終始引き込まれっ放し。
コウモリの謎は、結局は納得できたような出来なかったような・・・て程度の理解力しか持ち得なかったものの、浦沢さんの訴えたかったテーマは受け取れたとは思う。
ハッピーエンドでは無かったが、「人間」っていう種の未来に希望を見いだすことが出来る、という点で、「20世紀少年」よりは分かりやすいラストに安堵。
2021.01.18.古。
★4つ、9ポイント半。
※ケヴィン・ヤマガタの晩年の描写に、手塚治虫の匂いを嗅いだ(笑)。
※連載中、某「夢の国」の関係各所からのクレームがつかなかったのかしら?と、まとめ読みしながら心配 -
購入済み
しっかりした世界観がありそうです。どうなっていくのか、すごく気になります。グロテスクなシーンがたくさんだけど、気分が悪くなる感じはあまりしなかったです。
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Posted by ブクログ
○ 総合評価 ★★★☆☆
〇 サプライズ ★☆☆☆☆
〇 熱中度 ★★★★☆
〇 インパクト ★★★☆☆
〇 キャラクター ★★★★☆
〇 読後感 ★★☆☆☆
長崎尚志といえば,漫画雑誌の編集者からフリーの漫画原作者になった人物であり,MASTERキートンなどの浦沢直樹作品との関わりも深い。この作品は,フリーの編集者,醍醐真司を探偵役に据えている「醍醐真司の博覧推理ファイル」の2作目。漫画編集の世界や歴史などの長崎尚志の得意分野の知識が生かされた作品になっている。
前作,「闇の伴奏者」は長編ミステリだったが,この作品は4つの短編からなる短編集。ただし,4つの短編には緩 -
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神奈川県の閑静な住宅街で起きた一家惨殺事件。奇しくも、15年前に同様の未解決事件があり、その時と同じく遺体にはピエロの化粧が施されていた。これは模倣犯によるものなのか?退職を考えている刑事・中戸川俊介が現場に向かうと、そこに長身痩躯の初老の男が現れた。彼―久井重吾は現役時代に“パイルドライバー”の異名をとった元刑事で、15年前の事件を捜査していた。アドバイザーとなった久井と共に俊介は捜査を開始。だが直後、犯人と名乗り出た男が殺害されてしまった…。次々と浮かび上がる謎また謎。予想を超えるラスト!
小説は初めて読む。スケールが大きくなりそうなのに、手堅くまとめた感じ。 -
Posted by ブクログ
ストーリー展開は面白いし、邪馬台国に関わる持論の出し方も上手だと思うし、女流漫画家のキャラクターも面白いし、自分でももっと星がたくさんついてもよいと思いました。
それなのに☆3つなのは、なんだか読みにくかったからです。特に、この本の本質的な謎をめぐるパートが読みにくいのです。女流漫画家をめぐるところではあんなにそれぞれのキャラクターが面白く書き込まれているのに、それを挟むように書かれている部分では、どうも人間像がうまくつかめない。それは、きっと、話を展開させるに当たって視点が変わるから。そして、その視点となる部分の書き方がはっきりしていないからではないかと思うのです。全編通して3人称で書かれて