あらすじ
さらばビリーバット!! さらば人類!! 下山事件、月面着陸、十字架の救世主、伊賀の乱、ケネディ暗殺、フランシスコ・ザビエル、東京オリンピック、アインシュタイン、ヒトラー、関東大震災、9・11同時多発テロ……そして相次ぐ戦争……崩壊する文明!!縦横無尽のSF歴史大河、ついに完結!!
(ストーリー共同制作/長崎尚志)
感情タグBEST3
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【再】
「“勝った奴と負けた奴”。違う、もう一種類の人間がいる。生き抜こうとする奴だ。這い上がろうとする奴だ。」
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現代への警鐘。
光に照らされた今の世の中は黒い闇によって作られた。
手遅れになる前に正さなければ。
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そうか、そうだったのか…電子機器に幾らデータを入れてても、電源が無くなればそれはタダの機械の塊だ。紙に印刷してればいつでも見たい時に見れる、読める…本当だ、なんで紙媒体の書籍を買い続けるのか、今更だけど解った、自分がなんでそっちを選択し続けていたのかが解った。
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BILLY BAT20 浦沢直樹 講談社
最終回
ドキュメントタッチの感動物語も終わった
この世の成り立ちは難しいかと思えば単純明快で
それでもヤッパリ不安に陥り過去の利権関係に迷い込む
そこに在るのはあなたと私と全体
対立感をあおられて根拠もなく敵対し
殺し合いの末力尽きてふと全体の有り様に気付く時は遅きに期し
相手を食いつくした後に食う物が無くなるということ
自滅するシンプルな答えに疲れ果て
持っている全てを使い果たすと社会的価値観など吹っ飛んで
お互いに身軽で対等になり同じように部分同士の
自分と相手の対等における信頼の素顔が見えてくる
その時やっと心満たされた幸福の在り処を知ることになる
それは自分の中にあり生き方そのものだと知る
相対の時空間に一成る善の世界はありえない
常には光があれば影があり
和光な状態は振り子や波の両頂点のみであると知る
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ついに完結。
ここ最近の浦沢さんの作品の中では、これからどうなるのかという含みは持たせつつも、比較的わかりやすい幕切れであったように思います。
漫画家含めた全クリエイターに対する賛歌、あるいは人類に対する賛歌、的な意味もあるのかな。
「自分の役割」って何やろうっていう、なかなかに青いことを考えさせられました。
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物語の序盤は掴みどころがなく、何を楽しめばいいのか分からない状況が続いたが、中盤からの怒涛の展開に一気に引き込まれた。特にモブを含めたキャラの深い表情描写は圧巻。漫画のリアリティの極地と言っても過言ではない。大河SFの肩書きに偽りなし。
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ビリーバットがついに完結。長い人類の歴史、そしてビリーバットの関わりが明らかに。ビリーは複数いる。そして未来を選ぶときにビリーがいた。救うために、ビリーを描き続ける。途中から、歴史を繰り返すパターンにいったことから、少したるんだ感覚か。最後までひっぱったビリーの謎をひもとくと、そうだったのかとなるのだが。
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ちゃんと願って、自分のやるべきことをする。
世界平和って一番ラディカルな思考、そして昨今のどこぞのおじい共に負けてはならない、ちゃんと願わなければならない。
さて本作、期待ほどではなかったかもしれない。史実の調理に奥深さを感じなかったかな、正直言って。
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浦沢直樹、やっぱり天才(笑)。
長大なストーリーに終始引き込まれっ放し。
コウモリの謎は、結局は納得できたような出来なかったような・・・て程度の理解力しか持ち得なかったものの、浦沢さんの訴えたかったテーマは受け取れたとは思う。
ハッピーエンドでは無かったが、「人間」っていう種の未来に希望を見いだすことが出来る、という点で、「20世紀少年」よりは分かりやすいラストに安堵。
2021.01.18.古。
★4つ、9ポイント半。
※ケヴィン・ヤマガタの晩年の描写に、手塚治虫の匂いを嗅いだ(笑)。
※連載中、某「夢の国」の関係各所からのクレームがつかなかったのかしら?と、まとめ読みしながら心配になった(笑)。
※主人公の登場、遅すぎ(笑)。
※好きな浦沢作品のベスト2にランクイン(笑)。
(1位は「MASTERキートン」)
Posted by ブクログ
終わりましたねー。
散々言われてるけど、最初ぐいぐい引き込まれて、最後は尻すぼみ(^_^;)
でも、読んじゃうのよね。
20世紀少年なんかに比べたら、わかりやすかった気はします。