長崎尚志のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『MASTERキートン』など、浦沢直樹先生と組んで数々のヒット作を世に出してきた著者による、毛色の変わった漫画ミステリ。
元警察官の“探偵”水野優希と、容貌魁偉、博覧強記、かつとても感じの悪いフリー編集者・醍醐真司を主役に、巨匠漫画家のスタジオに残されていた未発表作品と連続女性失踪事件をめぐる謎を追うというもの。漫画界を舞台にしたなかなか秀逸なストーリー。『MASTER キートン』の原作者と知らずに読んでも、文章の中にその趣き、香りがあるのは面白いもんですなぁ。知った後は、キャラクターが浦沢作品の絵柄で勝手に脳内変換されちゃいました。また、なんとなく、映像や画像を欲しているかのような雰囲気もあ -
Posted by ブクログ
佐藤優さんの『国家の罠』をコミカライズになるのでしょうか。
登場人物は基本仮名ですが、誰を示すのかはなんとなくわかるように。
途中のエピソードには『甦るロシア帝国』や『外務省ハレンチ物語』など、
他の著作で印象深かったものも入っていますが、メインはあくまで『国家の罠』の様子。
2010年から約2年かけて、つい先日無事に完結したようです。
私はコミックスでしかおってませんでしたが、非常に読み応えがありました。
組織とは、官僚とは、そして外交とは、、そして「国策捜査」とは。
『国家の罠』に興味をもたれた方であれば、同じように興味深い内容と思います。
個人的には、民主党による「外交破壊」から