嗣人のレビュー一覧

  • 四ツ山鬼談

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    淡々と流れていくそれぞれの人生、日常の中でふと感じる煤にまみれ、灼き付いた黒い影。人々はそっと目を逸らす。それは見てはいけないものなのだ。
    読んでいる自分たちの街にも、語り継ぐ者たちがいなくなっただけで、黒い影は静かに、呆然と立ち尽くして、こちらをじっと見つめているのかもしれない。
    歴史は消えない。

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    2026年03月03日
  • 夜行堂奇譚 下

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    上巻より怖かったです…
    上巻で読んだお話が、別の人の視点から語られたお話として載っていて、視点が変わるとこんなにも印象が変わるんだと、うわぁ…と思いました。
    結局真相はなんだったっけ?となり、もう一度上巻を読みました。
    この本を読んでいると、怪異とか呪物ってほんとにそのへんにあったりするのかな…とぞっとします。

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    2026年02月17日
  • 霧の出る森

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    この作家さんの骨董品屋さんシリーズは大好物ですが、その他のバディものは個人的にイマイチかなと思っております。
    が、ご出身の北九州に纏わる伝承を扱った今作シリーズはなかなかの恐怖が味わえる。

    以前にも触れたけれど、名作『残穢』にも登場する一連の怪異のおこりも彼の地であり、しかも現象が重複している向きもある。

    更に、
    場所こそ離れてはいるものの『お山』で起こる怪奇現象は昨年映画化もされたあの作品と甚だ近しい。

    またオカルト好きであれば、誰もが周知の犬鳴連峰の名も散見される。

    私にはこれらの類似性はそれぞれの怪異の真偽を著しく担保している様に見えるのだが。
    私の考え過ぎだろうか…?

    まさ

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    2026年02月01日
  • 木山千景ノ怪顧録

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    嗣人が2025年に発表した「夜行堂奇譚」のスピンオフ小説。残念ながら「夜行堂奇譚」本編は未読。本編に登場する木山千景と帯刀燈の若かりし頃を描いた作品らしい。師弟関係にある2人が怪奇事件を解決する。帯刀に師事する千景は事あるごとに反発してますが、最後はだいぶ打ち解けてます。バディものとして面白かった。「屍愛」のような凄惨な描写と「花火」のような繊細な描写、どちらも素晴らしい。2人の続きも気になるけど、最終的にどうなったかを知りたいので「夜行堂奇譚」を先に読んでみようかな。

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    2026年01月11日
  • 穂束栞は夜を視る

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    怪異が見えちゃう&寄せちゃう少年と道士と色々な事情がある強そうな男の話。少年らしいエピソードもあるし、大人たちも設定がしっかりしていて良い感じに今後が気になる話。

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    2025年12月30日
  • 夜行堂奇譚

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    人ではない店主と隻腕の青年の、怪異を巡るバディもの──かと思いきや、隻腕の青年と県庁職員の異色バディもの──かと思いきや、ブロマンスです。
    シリーズものなのかな?いろいろ気になることが散りばめられていて、また続き読みたい。

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    2025年12月09日
  • 霧の出る森

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    ネタバレ

    怖い…「四ツ山鬼談」と違って、こちらには悲しみがない。
    手を出してはいけなかったものに手を出してしまった顛末なので、展開が不条理だとも思わず「迂闊でしたね」なのだけれどそれでも怖かったです。
    いや~でも、「作られてしまったからには、結果を引き受けねばならない」の覚悟はすごいです。くじ引きもあったし。

    福岡の霊園、「持っていますか~心の安らぎ~」と訴えてくる例の霊園を思い浮かべながら読んでいましたが、あながち離れたエリアでもないかも?
    割と近いエリア出身の県民ですが、糟屋辺りかなぁ程度であまりわからなかった。最終話で出てきた島の方が近いのですぐさまわかりました。

    沙苗さんは、わかってやってた

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    2025年12月03日
  • 文豪は鬼子と綴る 弐 幻想列車編

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    シリーズ2作目。
    白蓮がでてきたり、香月の出自がわかったり興味深い。
    前作の方が勢いはあった気がするけど、春彦と香月の兄弟のようなあたたかい関係が築いてる感じが良かった。

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    2025年11月09日
  • 四ツ山鬼談

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    荒尾市に実際に存在した廃坑を巡る怪談短編集。
    実際の土地にまつわる話なので恐怖を身近に感じられた。
    話の一つ一つがちょうどいい長さで読み進めやすかった。

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    2025年10月14日
  • 夜行堂奇譚 上

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    単行本だった際買うのを考えていたので
    文庫本になってたので購入。
    漫画本も見てたのでイメージしやすかった。
    章ごとに分かれているので読みやすく
    2人の関係が少しづつ変わって?
    いくのが素敵です。

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    2025年10月11日
  • 夜行堂奇譚

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    何となく面白そうだと思いつつも期待し過ぎずに読み始めて驚いた。この頃読んできた怪談話は解決しないまま終わってしまうその後味の悪さが良かったが、それは本当の恐怖を知らないままになっていたんだということをこの本を読んで認識し直した。怪談本を読んで物足りなさを感じていたものがスッキリした。4.0

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    2025年10月09日
  • 夜行堂奇譚 肆

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    登場人物が増えてきて、時間が空くと忘れてしまいそう

    しかし、同じ街に不穏な奴らが固まっていること
    何がしたいのやら

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    2025年10月01日
  • 霧の出る森

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    ネタバレ

    じめっとした怖さだった。「死んだら山に帰る」福岡の田舎の山岳信仰とそれに巻き込まれる人々の話。それぞれの話で信仰の一部が垣間見ることができますが、全貌ははっきりしない。まさに霧の中というやつです。じんわり近づいてくるが、結構アクティブな怪異です。

    一周目はただただ気味の悪い話であったが、二周目からは細部を読むと少しずつルールが見えてくる。
    前の話に出てきた人が別の話でメインで登場したりと、話が地続きになっているところも怖い。
    村人には役割があるようだ。贄は次々に亡くなるから子供を多く産まねばならない。そのため、外部から相手を見つけて囲わねばならない。またくじ引きという役割分担もあるようだ。あ

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    2025年09月09日
  • 木山千景ノ怪顧録

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    大好きな夜行堂奇譚シリーズのスピンオフシリーズ。
    なんか既視感ある話もあった気がするけど、総じて良かった。
    この本で読む木山は本編ほど、嫌な人ではなく帯刀とのコンビがほどよい仲で良い。
    若い時の帯刀、カッコ良すぎる。

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    2025年09月02日
  • 夜行堂奇譚 下

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    新エピソードと上巻の物語の別視点など。
    上巻よりホラーっぽさが強くなりだいぶグロかった。
    怪異より人の内面の醜さが際立つ。
    ラストの話は切ない。
    上巻では怯えてただけの大野木さんの見せ場有。

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    2025年08月20日
  • 夜行堂奇譚 上

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    バイク事故により右腕を失ったことで霊的なものが見えるようになった青年と、特別対策室室長を押し付けられた公務員男性の2人が怪異を解決?していくバディもの。
    とても読みやすかった。
    ホラーよりオカルトが強い。
    文庫化にあたり掲載順が変わっているそうだけど、特別違和感もなかったので良い変更だったのかな。
    公務員の紹介イラストがイケメン過ぎるので、作中での怯えているシーンを想像すると面白い。

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    2025年08月19日
  • 夜行堂奇譚 上

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    文庫化するんかい!
    元々の本の後書きで、文庫化は出来へんやろみたいなニュアンスのことを書いていたので、元の本を買い漁ったのだが、まさかの文庫化……。そりゃそうだよね、京極夏彦が文庫で出るんやもん。大概のものはできるよって思ってた人は何人かいると思う……。

    さて、それはさておき本の感想を。
    霊が見える青年-桜千早と、公務員の大野木が霊とそれと関わる人々との物語。
    読みやすい……圧倒的に読みやすい!!!元の本と比べて時系列が整理されているため初めての人にも入りやすい並びになっている。もとの作風が好きな人には不評なのかな?2人のキャラクター性がわかるエピソードから始まるので、スっと世界観に馴染むこ

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    2025年08月18日
  • 文豪は鬼子と綴る

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    どこか浮世離れ?した人気作家先生と、毒舌中学生の2人組で、とっても刺さった
    シリーズ1作目とのことなので、今後2人の秘密が明かされていくのも楽しみ!

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    2025年08月11日
  • 夜行堂奇譚 下

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    2人ともクール系かと思いきや、意外とそうでもない…?
    まだ物語の序盤だからか、さらっとしてるな〜伏線かな〜というお話が多かった印象です。
    今回まかれたたねが今後一気にぶわっと広がっていくのかなと思うと、続編が楽しみでなりません。(期待を込めての-1です)
    そして楸ちゃん気になる。好きな予感。
    そしてのそして最後の話が一番印象的でした。
    幸せでありますように。

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    2025年08月07日
  • 夜行堂奇譚 上

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    ずーーーーーっと読みたかった本なので、読めて嬉しかったです!
    一つ一つのお話が短いため、それなりに展開がはやく、せっかちな私にはちょうどいい一冊でした。
    怖かったり切なかったり、不思議だったり謎が多かったり…まだまだこれから先が気になる感じでした。
    個人的に一番面白かったのは、2人の性格ですかね。
    表紙絵だけ見て、こんな感じの2人なのかな〜と思っていたら違くて、そこが楽しかったです。
    そこもまたこれからどうなることやら。
    下巻いきまーす!

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    2025年08月03日