夜行堂奇譚 下
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夜行堂奇譚 下

小説・文芸
880円 (税込)
440円 (税込) 10月22日まで

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弟子入り先を破門されてしまった桜千早は夜行堂へと導かれ、成り行きで使い走りとして仕事を始める。夜行堂と特別対策室の依頼をこなす千早は、やがて業務の効率化の為に大野木の家に居候となることに。県庁の大野木に届いた依頼は、息子の変化に戸惑う母親からのものだった。訪問するとおかしくなるという都市伝説のある大学寮の廃墟。肝試しにいった息子は戻ってから様子がおかしくなり、部屋から一歩も出なくなってしまったという。一緒に行った友人から話を聞こうと、面談に訪れた青年はひどくおびえていた。大野木と千早は二人で話を聞くことに。多発する怪異には、人の情念や想いが、人ならざるものと混じっている。それらが引き起こす、数々の呪いと悲劇。それら怪異をあざ笑うかの如く静観する夜行堂店主の真の目的とは……。文庫化にあたり、上下巻それぞれに短編を書き下ろし収録。

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夜行堂奇譚 の一覧

1~6巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~6件目 / 6件
  • 夜行堂奇譚 上
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    858円 (税込)
    429円 (税込) 10月22日まで
    帰省する途中でバイク事故に遭い、右腕を失った大学生の桜千早。それは不慮な事故ではなく、事件だったーー。入院中、失った筈の右手に縋りつく女性の手の感触……。「みつけて」と結露した窓に描かれたメッセージ。千早は自分が事故に遭った日に殺されたという女性のことを思い出す。一方、県庁に勤める堅物でまじめな大野木は、急遽、特別対策室の室長を任命される。そこは行方不明者や怪異現象などの曰く付きの案件を専門とする部署で、組織でも秘密裡の部門だった。特別な対策を必要とする案件を解決するべく、大野木は紹介された霊能者、桜千早と出逢う。オカルトホラーバディここに開幕。
  • 夜行堂奇譚 下
    値引き
    880円 (税込)
    440円 (税込) 10月22日まで
    弟子入り先を破門されてしまった桜千早は夜行堂へと導かれ、成り行きで使い走りとして仕事を始める。夜行堂と特別対策室の依頼をこなす千早は、やがて業務の効率化の為に大野木の家に居候となることに。県庁の大野木に届いた依頼は、息子の変化に戸惑う母親からのものだった。訪問するとおかしくなるという都市伝説のある大学寮の廃墟。肝試しにいった息子は戻ってから様子がおかしくなり、部屋から一歩も出なくなってしまったという。一緒に行った友人から話を聞こうと、面談に訪れた青年はひどくおびえていた。大野木と千早は二人で話を聞くことに。多発する怪異には、人の情念や想いが、人ならざるものと混じっている。それらが引き起こす、数々の呪いと悲劇。それら怪異をあざ笑うかの如く静観する夜行堂店主の真の目的とは……。文庫化にあたり、上下巻それぞれに短編を書き下ろし収録。
  • 夜行堂奇譚 弐 上
    924円 (税込)
    大学生だった桜は交通事故に遭い、右腕を喪う代わりに霊の存在を知覚するようになる。留年が決まり、家で自堕落に過ごす桜を見舞いに来た友人の東雲は、山で遭遇した自分を助けてくれた謎の女性のことを打ち明け、彼女にもう一度会いたいという。山に入った桜と東雲を迎えに来た女性は、山を治めている人物の使いであり、自らを葛葉と名乗った。葛葉は帯刀と名乗る老人の元へ二人を案内する。迷家の当主である帯刀はこれ以上進むべきではないと二人を止めるが、東雲は山中で逢った女性の元にどうしても行かなければならない、と強行する。友人の結末を見届けようと東雲と山奥へ進む桜が見たものとは……(「古神」)。ほか、県庁対策室に寄せられた相談は図書館で頻発するスタッフの自殺。桜が不在の為、部長の藤村から紹介された女性霊能力者、柊と共に不審死の解決に向かう(「重科」)。代々続いてきた造り酒屋がその長い歴史に幕を閉じた。依頼人の女性は繁栄を支えてきた「御胤様」をお返しせねばならないという(「螢火」)。ほか序文を含む全7篇。
  • 夜行堂奇譚 弐 下
    924円 (税込)
    山で遭難した祖母を探すため夜行堂を訪ねた幼い少女。彼女の手には黒い切符が握られていた。千早と大野木の二人は共に祖母を探すため夜行堂の地下深くへと階段を降り、怪しげな駅のホームへ到着する。電車へ乗り込んだ一行がトンネルを抜けた先に見たのは、夕暮れに染まる稲田がどこまでも続く光景だった。(「追華」)。新屋敷の国道沿いの高層マンションの一室。通報を受けてやってきた警察官たちが見たのは一面の血の海だった。その中央に置かれた白い骨壺には、女の笑い顔が描かれており、甲高い女の笑い声が……(「穢瘡」)。亡き祖母の家は近衛湖疎水の傍に立つ百年の歴史ある家で、趣味の茶道具を蒐めているうちに小道具屋になったという。長年かけて集められた骨董品の眠る土蔵から不可思議な声がするという(「黒偉」)。滾々と淡水が湧き出る謎の石(「水石」)など書下ろしを含む全8篇収録。
  • 夜行堂奇譚 参 上
    990円 (税込)
    いとこの妻・しづりからの文が届き、帯刀老と葛葉が山を下り、斜陽の西家を訪ねた。そこには座敷牢に匿われていた5歳の少女がいた。二人はその娘を引き取り、柊と名付け養育することにした――(「序」)。 百年続いた老舗旅館。全盲として生まれた深雪はある日、亡祖父の間宮京介を訪ねてきた妖魔を家に上げてしまう。妖魔を退治するために大野木と桜と一緒に夜行堂へ行き、そこで選んだものは――(「雨聴」)。 京都嵐山の高級旅館。師匠の柊と私に来た依頼は「高級呉服店・扇美屋(おうみや)の娘・梨香に狐が憑いているので祓ってほしい」というものだった――(「白華」)。 先輩から高額のバイトを誘われ、車で連れていかれたのは竹林の中にある木山の家だった。重たい行李を県境の山奥の神社に運ぶ仕事を依頼されるが――。(「行李 」)。 木山、帯刀老、葛葉、柊、夜行堂……徐々に明かされていく屋敷町の人間関係。幻想譚や怪談も収録した全十一話。
  • 夜行堂奇譚 参 下
    990円 (税込)
    近衛湖のほとりに建つ迎賓館のような洋館。帯刀老の遺産の一つだ。そこを調査することになった大野木と桜。堅牢なカギをあけると館の中は時間が止まっており、2階から人間の一部で作った青い蝶が飛んできていた。階段を上がるとそこには学生服を着た木山がいた――(「夢 蝶」)。 妻がなくなり、学生の木山という人物から手紙が届く。預かっているものを返したいそうだ。それは行李に入った勾玉だった。ご神体だそうだが、気味が悪い。ところが川でミイラ化した死体があがり、行李の球が血を吸ったように肥大していた――。(「文夜」)。 心霊物件・美嚢団地の最後の住人・義兼慎三。すでに100人以上が不審死している。県庁では「美嚢団地には怪異の根がある」と言われていた。しかし一番最初の事件は、鷹元楸の母、千賀子の団地での急死だった――(「死坑」)。 帯刀と学生の木山が柳川の船に乗っている。近衛湖の帯刀の別邸へ向かっているのだ。そこに依頼主の当主の母・駿河屋の大奥様の駿河ハツエがやってきた。当主の篤行が亡くなり、奥座敷に住まうオシロサマをお鎮めいただきたいというお願いだ。(「指切」) 屋敷町の呪術の仕掛け人ともいえる木山の全貌が少しずつ明らかになる参巻。下巻にも書下ろしを加えた全十話を収録。

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夜行堂奇譚 下 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    千早くんが不当な暴力にさらされると、静かにガチ切れる大野木さんが……ある意味これも彼の人間味のみられる行動で、個人的には大好きです。書き下ろしは、そうでしたね……彼女自身の恨みの念は、見えなかったんですよね。

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    上巻と同じくたのしく読めました!
    上巻で熱量上がってたので、そのままの勢いで一気読みしちゃいました。

    随所に思わせぶりな表現や台詞があったり、名前だけ出てきている重要そうな人がいたり、これは長く続くシリーズになるぞ感がムンムンしてました。(実際長く続いているようですし)

    本作もそれぞれの話がおもしろかったです。
    「夜行」は切ない話でした。胸がキュッとなる感じ。このシリーズは、切なかったり感動したりするお話がちょくちょくあるので、それがすごく良いですね。
    「忌檻」、これ最高。高飛車だった男がめちゃくちゃになるのはスカッとしましたし、その後その男が味わう恐怖が本当に恐ろしい。
    大野木がお見舞いに訪れるシーンなんて、本当に最高でした。読みながら興奮しちゃって、目から文字が滑る滑る!一回読むのやめて、一呼吸置いてから読み進めた程でした。

    あと、特筆しておきたいのは虻川千尋の話です。これも好きでした。
    下巻では2話にかけて深掘りされてて嬉しかっです。
    ただ、虻川の話が特別好きではない人からするとくどく感じたこもしれませんが…。
    上巻のレビューでも言及したのですが、これでもかと言うほどに酷いイジメを行っていた人たちが、これでもかと言うほどに酷い目に遭うという、読者の気分を落として一気にブチ上げる最高の読書体験ができたので、個人的にお気に入りです。
    虻川の考え方も特徴的で、この年で悟りを開いちゃってるというか、聖人の領域にいるというか。あんな考え方の人そうそういないし、おそらく今世で解脱したんじゃないでしょうか。
    (クリスチャンみたいですから解脱はしないか)
    よくあるイジメものから一線を画しているように感じました。

    感想が長くなってきたので、ここまでにしたいと思います。
    もちろん、本シリーズは追いかけます。
    第2巻も楽しみです!

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    上巻より怖かったです…
    上巻で読んだお話が、別の人の視点から語られたお話として載っていて、視点が変わるとこんなにも印象が変わるんだと、うわぁ…と思いました。
    結局真相はなんだったっけ?となり、もう一度上巻を読みました。
    この本を読んでいると、怪異とか呪物ってほんとにそのへんにあったりするのかな…とぞっとします。

    0
    2026年02月17日

    Posted by ブクログ

    新エピソードと上巻の物語の別視点など。
    上巻よりホラーっぽさが強くなりだいぶグロかった。
    怪異より人の内面の醜さが際立つ。
    ラストの話は切ない。
    上巻では怯えてただけの大野木さんの見せ場有。

    0
    2025年08月20日

    Posted by ブクログ

    2人ともクール系かと思いきや、意外とそうでもない…?
    まだ物語の序盤だからか、さらっとしてるな〜伏線かな〜というお話が多かった印象です。
    今回まかれたたねが今後一気にぶわっと広がっていくのかなと思うと、続編が楽しみでなりません。(期待を込めての-1です)
    そして楸ちゃん気になる。好きな予感。
    そしてのそして最後の話が一番印象的でした。
    幸せでありますように。

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    人が一番恐いというのを実感する程の人の悪意。上巻で読んだ話を別視点から描かれるとこうなるのか。思考回路が全く理解できずその事に恐さを感じる、危害を加えられた千早の姿に静かにブチ切れる大野木の姿が普段の様子から想像できなくて、でもなんか良いなと思える。

    0
    2025年08月13日

    Posted by ブクログ

    上巻があまりに中二感満載だったので、
    下巻も買ってしまったから読んどくか…くらいの気持ちで読み始めたらノリに慣れたのかまあまあ面白く読めた。過去やこの先に繋がる登場人物たちもチラホラ出てきて話自体にエンジンかかってきたのかも。
    続刊も文庫化されていくと思うのでもう少し続き読んでみたくなった。

    0
    2025年08月01日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    世界観に慣れたのか下巻の方が面白くて楽しめた。
    短編だから読みやすいし話によって千早視点と大野木さん視点とそれ以外の視点とで見方が変化するから飽きない。
    上巻では店主の得体の知れなさやヤバさといったものがいまいち少なかったけど「忌檻」でちょっとそれが露出されていて良かった。
    あと下巻では大野木さんのブチ切れという名の大活躍もありバディ感が強まって今後の展開がより面白そう✨

    文庫書き下ろしの最後の「千尋」はしんどかった…上巻では「いじめられた末に自殺した子」でしかなかったけどこの話で「千尋ちゃん」の輪郭がはっきりしたから余計辛い…お母さん想いの良い子やん…(;_;)
    でもどの話でも悪い奴はちゃんと因果応報で痛い目見るか死んでるからその点は良かった。ざまあみそ。

    0
    2026年08月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    事故によって右腕を失った代わりに怪異が見える能力を得て、夜行堂の使いぱしりをする桜千早。
    県庁生活安全課特別対策室の室長に任じられ、霊が見えないながらも自身のできることを実直にこなす大野木龍臣。
    大野木の家に千早が居候を始めたことで相棒として本格的に怪異に相対することになる。
    「夜行」:頭では理性ではそっちと分かっていても、心では感情ではこっちだと動いてしまう。自分の損得より、相手を思って行動できる千早の性格が分かる話。
    「翡抄」:3日もみれば頭がおかしくなりそうな悪夢。それを6日連続で見ても正気な彼は精神力が本人が思っているよりも強いと思う。結果的に夜行堂店主に救われるが、彼は運が悪いのだろうか、良いのだろうか。
    「狂歌」:戦争によって人生が狂い、死後まで苦しんでいる。あくまで物語の中の話だが、現実では原爆投下から81年、世界は平和からまだほど遠い。
    「忌檻」:井の中の蛙大海を知らず、触らぬ神にたたり無しだ。
    「穢向」:上巻の洩呪の依頼人・遠野里香の目線から見た世界。どこまでいっても変わらない、変われない人もいる。残酷なことにそれは事実だ。
    「紫眼」:見鬼の彼女は察しが良い、何事も引き際が肝心だと理解している。
    「惡會」:千早の意地とプライド、大野木のポテンシャルの高さと千早への愛を感じた。
    「千尋」:上巻の洩呪の自死した虻川千尋の目線から見た世界。誰も恨まず、誰も憎まなかった彼女。誘惑にも負けず、自分を貫いた彼女。決して弱かったからその道を選んだわけじゃなかったと思う。

    上巻からいろいろな意味で怖かったが、下巻もそれは相変わらずだった。
    今回は上巻と下巻で繋がった話があり主人公が違うと、こうも違うのかと楽しめた。
    各話ごとに読み終わった後の感情がバラバラだ。喜怒哀楽をぜんぶ味わった。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    上下巻まとめての感想
    『夜行堂忌憚』は、「バディ×オカルト×怪談×謎解き」という好み直撃の要素満載。帯を見て思わず手を伸ばしてしまった。短編連作で軽快に読めるが、高校を舞台にした狗神による惨殺シーンは強烈で、小野不由美『魔性の子』を思い出した。『魔性の子』が中国由来の妖怪観を背景に異界の侵食を描くのに対し、本作の狗神は日本の民間信仰や祟り神の系譜に近く、土着的な恐怖を孕む。両者に共通するのは、人間には理解できない異界の理が日常を破壊する瞬間の不気味さ。軽い読み口ながら、異界観の比較という思わぬ深みを味わえた。

    0
    2025年08月11日

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