嗣人のレビュー一覧

  • 四ツ山鬼談

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    程よい湿度の感じられる、静謐で好きな種類の実話怪談だった。でも私の心にはサユリのおばあちゃんがいるので「市井の人を襲うんじゃない。あなた達を理不尽な環境や死に追いやった構造を財閥を権力者達を、そいつらを祟れ!呪い尽くせ!」と途中からメラメラとしてしまった。お化けに怒っても仕方ないのだが、怪談はだいたい立場の弱い人がしょんぼり出てくるので。社会構造に屈することに心のおばあちゃんが怒り出した以外は、とても読みやすかったです。

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    2026年08月01日
  • 霧の出る森

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    以前読んだ『四ツ山鬼談』も怖かったが、
    本作もそれに劣らず強い恐怖を感じさせる内容。
    どちらも土着的な恐怖や
    人の理解の及ばない領域を描いており、
    読後に残る不穏さが共通している。

    今作は福岡の山間にある、
    禁足地を舞台にした連作短編集。

    独立した物語でありながら、
    それぞれが少しずつ繋がり合い、
    読み進めるほどに土地に根付いた信仰や
    因習の全貌が浮かび上がってくる構成。

    文章は読みやすく、一気に読んでしまった。
    もう一度読み返すことで細部に散りばめられた伏線や
    ルールを追うことで、新たな発見がありそう。

    派手な演出よりもまとわりつくような
    土着信仰の恐怖を味わいたい人におすすめの一冊

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    2026年07月26日
  • 穂束栞は夜を視る2 ファムファタルの毒棘

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    前作同様さくさく読めて、あっという間だった。栞が成長していく姿は、応援したくなる。どうやら、長い付き合いになりそうな人物も出てきたようなので、次巻以降も楽しみ。そして、これからも3人でわちゃわちゃしていてほしい。

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    2026年07月12日
  • 穂束栞は夜を視る

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    読みやすいし展開も早いから、半日で読み終えた。まだまだ謎が残っている分これからというのもあるけれど、他のコメントにあるように確かにちょっと薄いような物足りないような…。でも、他のシリーズ同様やっぱりバディのやり取りを見るのは楽しい。

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    2026年07月07日
  • 夜行堂奇譚 1【電子特別版】

    購入済み

    非日常へのアンテナがたつ

    ふとしたときに見かける、日常にある違和感。
    もしかしたら、そこには何ががあるのかもーー。
    そう思わせてくれる作品。

    #憧れる #感動する

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    2026年06月01日
  • 夜行堂奇譚 漆

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    シリーズ7作目。ついに木山が木山でほんと木山。他所の県庁にも同じような部署あったのびっくり!不動産の児島さんとか高校生の相馬くんとか、縁ができてこの先も出てきたりせんかな。縁ない方がいいけど結構好きで。あと全てを知っていなくても相棒でいられる2人がほんと好き

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    2026年05月17日
  • 夜行堂奇譚 伍

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    ネタバレ

    帯刀老と木山のお話になると、帯刀老の意外なほどのお人好しさがわかる。木山は歪んでるけど、帯刀老には絆されてる部分があって、なんだか微笑ましく、先を思うとやるせない。
    千早と大野木さんの話は癒し。

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    2026年05月10日
  • イヴたちの楽園 藤紫乃女学園の怪異譚

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    ゴシックということで、この小説のどこか薄暗さを感じながらも恐怖感を全面に出さなかったのでホラー苦手な私でも楽しめた(物語の後半は少しゾッとしたり気味悪く思うかもしれない)

    翠先輩がカッコよかったなあ〜
    福岡の天神を舞台にしているため、この本を読んでいると天神に行きたくなる

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    2026年05月05日
  • 夜行堂奇譚 上

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    ネタバレ

    事件に巻き込まれて右腕を失った桜千早。実在しない右腕は怪異に反応する。
    長身でエリートの大野木龍臣。見たことも経験もない怪異を担当する特別対策室の室長を命じられる。
    桜が右腕を失うところから話は始まり、大野木と出会いバディを組み怪異に対応する話と言葉で説明すると淡泊だが、実際読むとなかなかに濃い話だ。

    「殘仇」:桜の右腕を失い、能力に目覚めるきっかけの話。桜の人柄がこの話を読むだけでも分かる。誰かのために優しくも非情にもなれ。個人的には桜、よくやったと言いたい。
    「掬魂」:大野木と桜が出会う話。こちらは大野木の人柄が分かる。真面目で堅実、怪異を信じてない。そういう人がそれを経験したらこうなる

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    2026年04月20日
  • 木山千景ノ怪顧録 弐

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    楽しみにしていた木山千景シリーズ。
    帯刀さんが若くてさらにカッコいい。
    夜行堂シリーズの老いた木山とは違い、この頃はまだまだ優しくて生き延びるために必死なだけなのになぁ。そー思うと切ない。
    帯刀とのバディも板についてる感じだし、軽妙な会話も良いのに、踏みとどまれ木山!と思ってしまう。
    どの話も面白くてあっという間に読み終えてしまった。

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    2026年04月20日
  • 夜行堂奇譚 弐 下

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    ※ネタバレあります

    夜行堂奇譚壱からどんどん人間味ある話が増えているような気がします。
    怪異と言っても、小さい頃出会った不思議な出来事とか、今思えばあれってなんだったんだろうみたいなものも、この夜行堂奇譚の話に通ずるところがあるような気がします。

    『追華』
    心が少し温かくなりました。
    道中は怖かったけど…
    なんかこう、千と千尋の変な世界を思わせるような、そんなイメージが湧きました。

    『穢瘡』
    この話に出てくる呪いはかなり怖かったです…
    描写もグロくて気持ち悪いです。
    人の悪意から生まれた呪いで、刑事さんたちも出てくるので、現実の中に起こる怪異が浮き彫りになっていてより気味悪かったです。

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    2026年04月11日
  • 天神さまの花いちもんめ2 お稲荷さまの呵呵大笑

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    菅原道真が主人公?!と驚いたのですが、
    とても面白かったです。
    神さまだけど、人間に混じって生活している。
    人間のように生活をしているけど、発言や行動がやっぱり神さまで驚きます。
    神さまもワープできる?!と、それ以前に自社から出てるものなのだなあと思いもしました。
    神々の子として生まれたもの、人から神になったもの。いろんな生まれの神がいると知り、なるほど…と歴史の勉強もしているようでした。
    他の作品だと、1人の人間と仲良くなる神さまや、神使が人間と仲良く…などが多い印象ですが本作は神さま同士が人間界で仲良く過ごされてるのが印象的です。
    また、自社の氏子の成長を見守ることをとても大切にされている

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    2026年04月06日
  • 天神さまの花いちもんめ

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    ネタバレ

    菅原道真が主人公?!と驚いたのですが、
    とても面白かったです。
    神さまだけど、人間に混じって生活している。
    人間のように生活をしているけど、発言や行動がやっぱり神さまで驚きます。
    神さまもワープできる?!と、それ以前に自社から出てるものなのだなあと思いもしました。
    神々の子として生まれたもの、人から神になったもの。いろんな生まれの神がいると知り、なるほど…と歴史の勉強もしているようでした。
    他の作品だと、1人の人間と仲良くなる神さまや、神使が人間と仲良く…などが多い印象ですが本作は神さま同士が人間界で仲良く過ごされてるのが印象的です。
    また、自社の氏子の成長を見守ることをとても大切にされている

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    2026年04月06日
  • 夜行堂奇譚 参

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    ネタバレ

    登場人物の名前と過去のエピソードがなかなか結びつかなくてもどかしい。覚えているうちに次の巻を読まなければ。
    刀の話と盲目の少年の話は読んだことある気がするなぁーと思ったけど、多分コミカライズの方で読んだんだな。

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    2026年04月05日
  • 夜行堂奇譚 弐 上

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    最初の上下巻が面白かったので、弐も読みました。

    今回の上巻は、グロさや怖さが少し抑えられていたけど、それでもこの不思議な世界は面白かったです。

    読んでいると、怪異はやっぱりこの世のどこかに存在してるんじゃないかなと自然に感じてしまいます。

    今回は千早と大野木さんコンビの登場が少なめでしたが、なんらかの怪異には必ず夜行堂の店主や帯刀さんが絡んでくるので、それはそれで面白く読めました。

    個人的には柊さんが気になります。

    下巻も読みたいと思います。

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    2026年04月01日
  • 夜行堂奇譚 漆

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    ネタバレ

    舞台はすべて整った感があるにも関わらず、一向に直接対決とはならない…そろそろクライマックスに向かってもよろしいのでは?

    一週間おきに『八』の出版情報を調べております(笑)。

    そして、
    木山編、その『二』が出るのですね。
    う〜ん、それも気にはなるんだけど、過去譚では無く千早くんと大野木さん、そして鷹元女子の話をお願いしますっ!

    あ、そうだ! かって龍の子を身に宿していた彼、まさか柊さんのお弟子さんになっていたとは!

    と、
    個人的に今いちばん熱いシリーズです。

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    2026年03月30日
  • カナエトメイ 怪奇専門探偵事務所2

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    本シリーズ初読みなのでタイトルが主人公達の名だと言うのを読み始めてから知ったが、中々の名(迷?)コンビぶりが面白い。
    ホラー寄りサスペンスと言った趣きだが、決してどちらのいいとこ取りの様な中途半端にならず、しっかり動機や原因の意味付けしているところが好感持てた。
    ただ、甘粕をはじめ、かなえの警察時代の元同僚達が民間人となった彼女にこれほどご都合良く協力出来るのはやはりフィクションかな?と少々減点。

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    2026年03月29日
  • カナエトメイ 怪奇専門探偵事務所2

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    今回は呪具やそれに関わった人が受ける報い、人の嫉妬などが展開されてまた次作も読みたい。
    家族がどうして殺されたのかメイの呪いと関係があるのか早く真相が知りたい。

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    2026年03月19日
  • 夜行堂奇譚 漆

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    ネタバレ

    鷹元がとうとう日本征服に乗り出したのか!?と思ったら本人がアップしたのじゃないそうな。でも顔がいいし有名になるのもすぐだね。
    今回一話一話が濃かった。死者数の合計がシリーズ中一番では? 
    ソファごとひっくり返る大野木さんちょっと、いやかなり見たい。

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    2026年03月18日
  • イヴたちの楽園 藤紫乃女学園の怪異譚

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    嗣人が2025年に発表した「イヴたちの楽園」。福岡の名門・藤紫乃女学園を舞台に怪異を視る力を持つ丹羽茉莉花と怪異を嗅ぎ分ける成瀬翠が学園で起こる不可解な事件に挑む作品です。ジャンルとしては学園ゴシックホラー。個人的に好きな要素がたくさんで美味しくないわけがない。バディものとして面白い。ミステリー風味でホラー要素はそこまできつくないので取っつきやすいと思う。いくつかの事件を解決するけど、怪異よりも人間の負の感情が爆発した時の方が何倍も怖いと思う。まだまだ謎が残っているので、早く続きが読みたい。

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    2026年03月07日