小野不由美のレビュー一覧

  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)

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    マジでこれ。十二国記の一節。『生きるということは嬉しいこと半分、辛いこと半分なのですよ。人が幸せであるのは、その人が恵まれているからではなく、ただその人の心のありようが幸せだからなのです。苦痛を忘れる努力、幸せになろうとする努力、それだけが真に人を幸せにするのですよ』

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    2026年07月30日
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)

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    宗隆はバカで勝手に町にふらりと出かけて噂話を集めたり、仕事をサボったり全然王らしくないしいつも部下に怒られているけど、六太が捕まったらちゃんと作戦を立てて、民衆を味方に付け、自ら敵地に乗り込む大胆さが憎めない!

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    2026年07月29日
  • 過ぎる十七の春

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    夜に読み始めたことを後悔するくらい怖く、でも展開が気になって止められず、翌日の昼休みに最後まで一気に読んでしまいました。

    ホラーとしてしっかり怖いけれど、物語の根底にはどうしようもない痛ましさがあります。それでも、青春小説のような瑞々しさや友情、家族を思う気持ち、先を追わずにはいられないミステリー要素が重なっていて、ただ恐ろしく陰惨なだけでは終わりません。
    特に印象的だったのは、前半の明るくきらきらした空気と、物語が進むにつれて見えてくるものとの落差です。情景が自然に目の前に浮かび上がるような文章が美しい分、堪えます。

    中心人物だけでなく、別の人物もまた、もう一人の主人公と呼べるほど物語の感情を支えていたように思います。また、三代もいてくれて、本当によかった。恐怖のなかで、ほっと息をつける瞬間でした。
    登場人物の友情や家族愛が「尊いもの」と説明されるのではなく、行動や積み重ねからこちらが感じ取れるところがとても良かったです。

    先が気になって昼休みギリギリに急いで読み切ってしまい余韻に浸れなかったので、明るい時間にゆっくり味わいながら読み返したい作品です。

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    2026年07月28日
  • 風の万里 黎明の空(下) 十二国記(新潮文庫)

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    上巻では自分を哀れむ言動が目立っていた鈴と祥瓊が、辛い経験を経て、他者と関わり、自分や世界を俯瞰できるようになったことで、すごくすごく成長した…!
    そして、陽子もまた王として立派になった。
    苦難続きの国の騒乱の中で、この3人が出会えてよかった。

    今まで陽子には隣国の雁しか味方といえる存在がいなかったけれど、身近に信頼できる人ができた。
    これからは1人では抱えきれないことを共有できる存在がいる。
    初勅を下し、慶国の向かうべき方向も決まったことだし、少しずつ国が良くなっていくのをこれからも見守りたい。

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    2026年07月28日
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【audible】

    延王と延麒が登極して少し経った頃の物語。

    やっぱり尚隆はめちゃくちゃかっこいいなぁ。
    六太とのコンビもいい!
    キャラがしっかり立ってるから、メインの物語はこれだけだけど十二国記の物語のあっちこっちに出てくるもんな(笑)

    国とは?王とは?…十二国記の大きなテーマじゃないかと思うのだけど、それについて尚隆がどういう考えを持っているのかがよくわかる話だった。
    いつか更夜が六太達と雁国で一緒に暮らす日が来るといいな。

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    2026年07月23日
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【audible】

    陽子がカッコよすぎてずっと「風の万里 黎明の空」を聴いてたんだけど、新刊発売まで間がないことに今頃気付いて先に進むことに。

    泰麒が可愛いだけに、先を考えると辛いなぁ…。
    朗読の泰麒の声がまたとっても可愛らしいから、ずっとこの幸せが続けばいいのにと願わずにおられない。
    景麒とのやりとりにもほっこり。

    蓬莱で暮らしていた泰麒が戻ってきた世界で感じる戸惑いはもっともなことばかりで(ましてや麒麟だし)、まだ十二国記の世界に触れたばかりの読者にとってもとても親切だなと思った(笑)

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    2026年07月23日
  • 風の万里 黎明の空(下) 十二国記(新潮文庫)

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    ネタバレ

    【audible】

    上巻に引き続き、下巻もaudibleで。

    陽子があまりにかっこよすぎる…!
    王師を一喝するシーン、何度も聴いてしまった。
    小説で読んで先を知っているから、朗読で聴いてる間、早く3人に出会って欲しくてたまらなかった(笑)

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    2026年07月23日
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)

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    尚隆様、もともと大好きだったけど、読んでますます好きになった。
    飄々として自由人に見えるのに、誰よりも国と民のことを考えていて、必要なら非情な決断もできる。そのギャップが本当に格好いい。

    雁国をここまで立て直した覚悟も、民の中へ降りて民の幸せそうな顔を見たり遊んだり、全部含めて、本当に魅力的な人。

    やっぱり十二国記で一番好きな人物は尚隆様です。

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    2026年07月23日
  • 魔性の子 十二国記(新潮文庫)

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    長編だと挫折しそうなので気にはなってたけど手を出せなかった十二国記。
    ファンタジー読みたい熱が高まったので、まずはこちらから。シリーズの中ではちょっと異端のホラー色強い物語らしいけど、これから読み始めて正解!
    ファンタジーでありホラーであり、ミステリ要素もあって面白かった。是非続き読みたい!

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    2026年07月23日
  • 風の万里 黎明の空(下) 十二国記(新潮文庫)

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    オーディオブックで。
    面白かった!とても読み応え(聴きごたえ?)のある作品。
    初勅の話としか覚えていなかったので、こういう物語だったのだな、と新鮮と驚きと感嘆と、読み終えた後の充足感。
    この気持ちに満たされたくて本を手に取るのだと、本が好きな気持ちを再認識できた。
    自分という一国の領主として、誰にも頭を垂れることなく、自らを治める。
    社会に出る前の若者にも、そして社会の荒波に呑まれ揉まれ疲弊した今の自分にも、いつの時代でも心に残る作品だと感じた。

    ナレーターの米本早希さんもとても良かった!
    陽子がほんっとに良かった。
    本が好きなはずなのに、本を読めない、中々手に取れない、そんな日々が長く続いたので、オーディオブックほんとにありがたい…

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    2026年07月22日
  • 風の海 迷宮の岸 十二国記(新潮文庫)

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    泰麒が純粋ですごく可愛い!転変後の黒麒麟はかっこいい☆景麒は抑揚のない声でいつも憮然としていて真面目だけど不器用ながら優しさを見せるところが格好いい☆泰麒の影響か?ともかく、そんな景麒にも懐ける泰麒はすごい。儚げな時も無邪気な笑みを浮かべてる時も人々の心を摑んでた!つい心を許してしまうような子だ。しかも、景麒は最初から優しかったと本気の口調で言ってたし。天然?最後には泰麒の深刻な悩みを晴らすために一肌脱いで、自分を過小評価しすぎる泰麒の笑顔を見事取り戻す!その方法が泰麒にジャストフィットだった。他国の王までやってきて役者揃いだった。延王が少し悪乗りしすぎたのも面白かった!悪役似合いすぎ!しかも、それに突っ込む延麒と景麒もあまり遠慮がない物言いだったのも面白かった!特に延麒が。麗しき同族愛♪

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    2026年09月08日
  • 営繕かるかや怪異譚 その弐

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    高校ぶりに読んだけど、やっぱりすごく好きだ。
    学生の頃に良かったことをずっと想ってる位好きな作品だと改めて実感。

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    2026年07月20日
  • 東の海神 西の滄海 十二国記(新潮文庫)

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     GWに読みかけていたのをやっとこさ読み切りました!時間があって読み始めちゃえばあっという間、私的にはそれこそがこの常世ワールドです。

     胸が痛むどころか心が折れそうになるシーンは数々あれど、しっかりと未来へ向けて何か前進するところのあるのが十二国記の各シリーズだと思っています。人は過ちを犯し取り返せないものもあるけれど、最後にはあるものや置かれた場所で一筋光が差すのですね。
     それにしても、彼が清廉に見えて、その実承認欲求の塊かつ失敗や暗部を人に転嫁し続けた件。これほど極端で分かりやすくなくとも、自分や日々触れ合う人々の中にそんなところはないでしょうか。特に窮地に追い込まれるごとに周囲に責任をなすりつける場面、それをただ無様と笑ってしまうには、私は潔白ではありません。

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    2026年07月19日
  • 鬼談百景

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    小野不由美先生らしさ全開の不気味なお話がたくさん詰まった素敵な一冊。
    読んでてゾワッとしたり、何それどういうこと?と思えてしまうお話もあったりして色んな考察や解釈ができて面白かったです。
    解説の稲川淳二大先生の解説も怪談愛溢れるもので最高です。解説まで面白い。

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    2026年07月19日
  • 魔性の子 十二国記(新潮文庫)

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    これから十二国記を読み始めるので、こちらの作品を1番目に選びました。
    世界観を何も知らないで読むので、得体の知れない怖さを十分に味わえました。

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    2026年07月18日
  • ゴーストハント3 乙女ノ祈リ

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    ネタバレ

    落ち込んでる時に手品で励ましてくれるナル、メロすぎん?!衝撃だった。これで好きにならないほうがおかしいと思うのに、好きなのはこの人じゃなかったってなるんだよなー。一筋縄でいかない。普段あんなにクールなナルが、この巻ではやけに優しいところを見せてくれる。そうだよ、ナルは優しいんだよ、分かりにくいだけで。

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    2026年07月18日
  • 風の万里 黎明の空(上) 十二国記(新潮文庫)

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    慶国の女王として即位したばかりの陽子。
    そして芳国の王の娘だった慶国の女王として即位したばかりの陽子。
    そして芳国の王の娘だった祥瓊、陽子と同じく蓬莱から流されて才国で梨耀に使えていた鈴。
    3人の視点が切り替わりながら、少しずつ交わっていきます。

    祥瓊と鈴の境遇に同情しながら読み進めていると、実は一方的な被害者というだけではないということがわかってきて、2人の、そして自分の視野がいかに狭かったか気付かされてハッとした。
    今までの自分の惰性を指摘されてすぐに受けいられないのもすごくわかる。

    政務から離れて街での生活を始めた陽子と、慶国に渡った鈴が出会う場面で終わるけど、今後祥瓊も含めた3人がどういう関係になるのか下巻が楽しみです。

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    2026年07月17日
  • 風の万里 黎明の空(下) 十二国記(新潮文庫)

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    少しずつシリーズを読み進めている中、今回シリーズ四作目下巻を読破。

    陽子、鈴、祥瓊のそれぞれの異なる人生が、徐々に近づいていき1点で交わる様がとても楽しく読むことができた。

    王位に着いたものの、慶国のことを何も知らず、官吏からの信頼もない陽子が、四苦八苦した後にたどり着いた発した初勅、シンプルかつ意図がはっきりと見て取れ感銘を受けた。

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    2026年07月17日
  • ゴーストハント1 旧校舎怪談

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    ホラーやミステリ小説の世界に立ち入るきっかけがこのシリーズ。掛け合いは少女漫画のようで学生の時分でもとても楽しめました。怖いところはしっかり怖い。主要な登場人物が皆魅力的で、気づけば全巻揃えることに。大好きで思い出深い作品です。

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    2026年07月14日
  • 営繕かるかや怪異譚 その肆

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    このシリーズの中で、一番面白かった!
    いや、怖かったと言うべきか…寝る前に読んだら、怖くて眠れなくなってしまった。

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    2026年07月10日