小野不由美のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
私の人生の半分の12年間、心のどこかで一緒に生きていました。小学校も中学校も高校も大学も社会人生活も、この漫画の発売日を楽しみに日々を過ごしていたのってちょっとすごい。
この作品(原作含む)のおかげで「(知らないうちに)だまされる快感」を知ってしまったのでそんじょそこらのミステリじゃ満足できなくなってしまいました。だってミステリって、「だましてやろう」という作者と、「見抜いてやろう」という読者の物語だと思ってるんだけど、この作品は「だましてやろう」という作者が、ホラーや恋愛物なんかのカバーをかぶせて、(12歳の子供に)「見抜いてやろう」という気をこれっぽっちも抱かせなかったんだもん。多分24