山田風太郎のレビュー一覧

  • 忍びの卍 山田風太郎ベストコレクション

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    もう忍術じゃねーし。
    でもってエロいし。

    いつもの忍者小説なんだけど、
    ラストがいたたまれなくてヘコむ。

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    2016年07月24日
  • 夜よりほかに聴くものもなし 山田風太郎ベストコレクション

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    定年間近の八坂刑事が狂言回しとなる連作形式の作品。「必要悪」、「敵討ち」など一つ一つタイトルが示す通り、各犯人が犯行に至った動機に重きを置いて描かれているため、ただ単に犯人が捕まってめでたしめでたし、にはならず、1作ごとに読者の心に切ない余韻を残す。

    毎回「それでも、おれは君に、手錠をかけなければならん」と八坂刑事が呟く心情を考えちゃいますよね。

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    2016年04月29日
  • 誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション

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    『誰にも出来る殺人』アパートの押し入れに隠されていた手記。次々と住人が変わる毎に話が展開していき……と物語の連鎖が大変私好みの中編でした。
    『棺の中の悦楽』こちらは悪漢小説ですね。ドラマチックな展開でしたが、ミステリ度は低めでした。

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    2016年04月25日
  • 風来忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    「忍法八犬伝」がすごくよかったため、似たようなあらすじ?のこちらも読んでみたものの、ちょっと想像とは違いました。
    香具師たちが奔放すぎて女性としてはしんどい部分もありますね。
    ただ、後半の死闘に突入するとさすがの山風で止まりません。
    哀愁の中にさわやかさがある終わり方もよかった。
    あんなに好き放題やりたい放題なのに、強い絆で結ばれていて不思議とにくめない奴らです。

    風魔の頭領や東西武将も登場する、有名な城攻めが背景になっているので、歴史好きならより楽しめるのではないかと。
    ほんとこの人は虚実織りまぜるのがうまいです。

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    2016年04月13日
  • 忍びの卍 山田風太郎ベストコレクション

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    風太郎の忍者ものにしては、そして、この枚数にしては登場する忍者が相当に少ない印象がありました。
    忍法もそう派手なものじゃなし、どちらかというと、登場人物の背景に興味がわく作りでしたね。
    オチで証される物語の背景もブラックで良い感じでした。
    陰謀小説とかが好きな人にお勧めかも。

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    2015年07月11日
  • 眼中の悪魔〈本格篇〉~山田風太郎ミステリー傑作選1~

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    著者デビューから10年くらいの探偵小説。誰にも出来る殺人が一番面白いかな。枚数に収めるためか説明不足な感じがする。しかしどれも面白い。

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    2015年05月02日
  • 忍びの卍 山田風太郎ベストコレクション

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    ネタバレ

    徳川家光の時代。幕府隠密三派の実力試しのため、各流派の代表者を査定する密命を帯びた若侍。

    こんな忍法があったら怖い。
    映像化できないだろうな、これは(笑)

    家光時代の陰謀といえば、当然のごとく、あの兄弟間の確執。史実通りで結末は分かっているし、黒幕の謀もだいたい読めた。

    構成としては巧みで完成度は高いのだが、えげつないくらい女がいたぶられて死ぬ、の連続で、それを主人公ですら許容しはじめるのがうすら寒い。

    大納言卿の温情とお京の正義感だけが救い。
    『辻馬車』はおもしろかったのにな。山風の忍法帖シリーズは合わなかった。

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    2015年04月17日
  • 風眼抄 山田風太郎ベストコレクション

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    著者の本はほとんど読んでいないのだが、これはやはりきちんと読むべき人だ、思わせられる一冊でした。筋の通った人、という印象です。まずは、戦中派不戦日記あたりからでしょうか。

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    2015年01月23日
  • 太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション

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    単にどんでん返しのミステリー小説と片づけてしまうのはもったいない。自分も、明や容子と同じ闇に堕ちないと言いきれない。

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    2014年11月05日
  • 十 ~忍法魔界転生~(5)

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    やっとプロローグ終了!って感じです。
    原作が小説の作品はどうしても展開が遅くなっちゃうよなぁ。
    ルールとかの説明回って感じでこの巻としての盛り上がりは今ひとつかな。
    その代わり次の巻からは戦いが本格的に始まりそうなので楽しみです。

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    2014年10月22日
  • かげろう忍法帖 山田風太郎忍法帖(12)

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    多対多のエログロ能力バトルを描いた忍法帳シリーズも12巻に…って、なんかちがうぞ。なんと、この巻はうってかわって短篇集である。エロも忍法もそれほど多くは出てこない。歴史の中に名を残す人物が実は…というような吃驚を楽しむもののようだ。

    あとがきではないがあとがきのような短編で、著者自身が、なぜ荒唐無稽な忍術モノをはじめたのか、ということに触れている。だがこの短編集は、それほど荒唐無稽でもない(いや、首切っても死なない奴とかは出るけどさ)。長編の忍法帳に比べると、歴史小説っぽい雰囲気があって、それはそれで嫌いではないのだが、何か逃避的娯楽たる読書から、少し地面に近いところにひきずりおろされたような気がして、不思議な感じ。

    結局のところ、面白いんだけどね。カレーを食べたかったのに美味しいラーメンを食べたような。

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    2022年06月01日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    山田風太郎氏の作品を漫画化。
    転生の仕方がえぐい。
    映画版の印象が強いが漫画版はイラストが美麗で一目に値すると思います。

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    2014年08月16日
  • 江戸忍法帖 山田風太郎忍法帖(8)

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    話は面白いのだが、意外と主人公が弱い。
    超絶スーパー剣豪かと思いきや、サブキャラよりちょっと
    だけ強いというだけでちと残念。

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    2014年08月14日
  • くノ一忍法帖 山田風太郎忍法帖(5)

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    最強妊婦とエロ忍者の戦い。巡るのは、妊婦の腹に入っている豊臣家の胤。

    くノ一の術というのは、別名女の武器を使う術であるといわれるけれど、そのタイトル通り、くノ一たちはおよそ超人的、というか超自然的な術を用い、対するエロ忍者群もまた、光景を想像したくないようなトンデモ技(精液垂れ流してトリモチ)などを展開する。忍法は使わないが、超人的な体術を誇る妊婦も乱入し、さらには大御所徳川家康が、孫娘千姫可愛さにトチ狂い、手助けしたり邪魔したり。忍法の多くが下半身系なのだけど、エロくはない。むしろグロい。そんなわけで、ハチャメチャな進行ではあるのだけど、果たしてその結末に唸るのであった。イヤまじて唸るよ。

    それにしても、山風作品には眼を見張るようななまめかしい美女が次々に出てくるなあ。なまめかしい、という言葉を本の外でも味わってみたい。いいなあ、江戸時代。

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    2022年06月01日
  • 忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2)

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    ものすごい調理技術を持つ忍者(←かなり違っている)が、捻くれてドイツもコイツも死ねばいいのに、と暴れる話。いや、やはりちょっと違う。多対多、男対女の能力バトルではあるのだけど、主人公は片方の陣営の見張り役であり、見張りが必要なだけあって、登場する女たちはけっこうコロッと男に転んでしまう。忠臣蔵、と銘打っているだけあって、舞台は浅野内匠頭率いる四十七士を巡っての、吉良側の味方同士の駆け引きなのである。

    「女と忠義が嫌い」という主人公。ところが実のところ、どいつもこいつも忠義野郎ばかりで、主人公はションボリと去っていく。忠義というのはかくも面倒くさいものか。僕も割と嫌い。

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    2022年06月01日
  • 伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(3)

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    いつもの超人忍者のバトルアクション小説。
    ただ敵の忍者が超強くて、主人公が弱すぎる。
    むーイライラする。

    相変わらず面白いことは面白いが、
    悪は死なずますます栄えるというのが、
    どーもスッキリしねー。

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    2014年06月28日
  • 死言状

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    山田風太郎のエッセイ集は「あと千回の晩飯」に次いで2冊目。本人は楽なように怠けるように過ごしてきたと書いてあるが、そうであれば大量の資料を必要とする歴史小説や「人間臨終図鑑」など書けなかった。努力を努力と思わず楽しんでいたのか、それとも昔のことで忘れているのか。どちらにせよ山田風太郎は巨人である。

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    2014年05月24日
  • 十 ~忍法魔界転生~(4)

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    柳生宗矩と宝蔵院胤舜のダブルツインテール&宗矩君投げキッスの破壊力。おえええええええ!!!
    後半、近寄るまだ見ぬ敵のただならぬ瘴気を察知した柳生十兵衛の緊張感溢れる見事な描写とは裏腹に、当の転生衆は天草四郎とクララお品の掛け合いを含め、コミカル集団に…なんでや(´・ω・`)

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    2014年03月09日
  • 江戸忍法帖 山田風太郎忍法帖(8)

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    ネタバレ

    鮎姫可愛いよ。鮎姫。
    筆者が『B級にも満たない作品』と評したらしい一作。
    なるほど確かに、他の山田作品に比べ情念と言うかパワーと言うか、そういう熱量はあまり感じられなかったかな。
    と言うのもやっぱり悠太郎の振る舞いが影響してると思う。
    べらぼうに強い訳でもなく、一貫した強い思念がある訳でもなく・・・
    ちょっと読んでいて爽快感を得られない部分はあったかな。
    お縫に鮎姫に敵方である葉月に、女性登場人物が軒並み印象深い立ち位置であるがゆえ、尚更。
    とは言えあくまでも『忍法帖シリーズ』という期待感が高いせいでもあるけどね。柳生と比べちゃったりするから。

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    2014年02月18日
  • くノ一死ににゆく ――山田風太郎忍法帖短篇全集(4)

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    タイトル通り、基本くの一は死にます。
    読みやすく、また、えろいです。
    何気に切ない気持ちも入ってます。
    しれっとBL入ってました(逆艪試合)。しかも女より可愛いし!!
    くだらないオチの「摸牌試合」。……そのまんまのオチで良いのですよね? なんか作者さんが自由すぎる感じが好きでした。

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    2014年01月05日