高田裕三のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは『孔雀王』好きな友人に薦められて手に取った覚えがあります、中国やインド、チベットらへんの神話をモチーフにした冒険活劇、といった感じでしょうか。
とあることから「不死身」な妖怪として転生した主人公藤井八雲くんと、そのきっかけを作ったパイ(パールバティー)を軸とした物語。ちなみにその藤井くんのお父さんが民俗学者、って設定にもどこか興味をひかれていたような覚えがあります。
大枠ではインド神話を主体なモチーフにしていたと思うのですが、その解釈が新鮮で、インド神話自体への興味を喚起してくれたような物語です。
連載も結構長く続いて、完結まで10年ほどかかっていたのかな。途中で少しわかりにくかっ -
購入済み
1980年代の傑作
面倒見の良い気さくな青年藤井八雲が、チベットから来た少女パイと出会うことで不思議な運命を生きることになる、東洋系ファンタジー、妖怪退治をしていくロードムービー的漫画(ムービーじゃないけど。) 漫画のストーリー展開やキャラクターの立て方が、流石に上手で、古い漫画ではあるけれどテンポ良く読み進める事ができると思います。
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購入済み
傀儡人形無双!
基本的には傀儡師の幻蔵が、様々な人のニセ人形(戦闘時は触手が出てきて怪物化)を使って、悪人退治をしていくという1話完結ストーリー。
ヒロインの女剣士鬼九姫が可愛いです。その鬼九姫の殺された従弟の仇討ち回(1話)が特に良かったかな?
巻末のお話だけ初期作からの収録で、謎の浪人者と瓦版屋の美少女が連続殺人犯に天誅を下す時代劇読み切り。作者の昔の絵柄がいい感じ。
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4.0 (2)
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購入済み
必死で読み終えました!
出会いは中学生の時分。クラスで話題になっていた第1巻・第2巻。思春期テイスト濃厚な作品で、ヤクモとパイの旅路にわくわくしたものでした。時は流れ、巻数を重ね、なかなか話が進まんなぁと思ううちに買うのが途絶えた15巻以降。2002年には完結していたらしい。
かつて恋したあの作品はどうなったのだろうかと思い立ち購入した超合本。表紙以外は完全白黒でした。そして、少しずつ話は進むのだけど、水戸黄門のように予定調和の繰り返しで、登場人物も膨らんでいき、何度投げ出そうかと思う展開にもめげず到達した最終話。
終盤、超破壊展開なので、大ゴマ連発にてさらに展開が重くなるというおまけ付きでしたが、やってくれ -
Posted by ブクログ
王国Fの王女がお忍びで搭乗した777(トリプルセブン)。
急病人の発生で、直ぐにも着陸したい777だか、テロリストの工作で、逆噴射(スラスト・リバーサー)が使えない。つまり、短距離滑走路では、オーバーランしてしまう...
民間空港が全て利用できない状況のなか、アリスが選んだ最後の選択は、米軍横田基地への着陸。
しかし、安全性が確認できない機体は、許可できないと主張する米軍。王女の主張で緊急着陸を強行するアリス。
ところが、滑走路には、米軍のジープがエンジン不調で、動けない。果たして、777は、無事着陸できるのか?
ハラハラドキドキの展開?
そして、アリスと金蚕の間にあった、知られざる