高田裕三のレビュー一覧
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完結巻。
「その九」
幻蔵の留守中に、鬼九姫は小さな少女りんと出会い、彼女のために人形を作る。
鬼九姫が主役の、ちょっと切ないお話。
「その十」
亡き妻に憑りつかれた扇職人の男。彼をその呪縛から解き放つため、幻蔵は人形を操る。
「その十一」
城主の息子ながら双子で生まれたため捨てられた小助。大楠の足元のわずかな畑で、義父と共に暮らしていた彼は近くの畑を荒らしていたお鶴と出会い、恋に落ちる。
幸せな日々を送る二人だったが…
「その十二」
鬼九姫の婿選び。剣術勝負で勝ったものが婿になる…という条件だが、鬼九姫はけがをしてしまい。
鬼九姫主役のコミカル回。
「その十三」
四話にわたる長編で -
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「その四」
不作の年。口減らしのため自ら家を出たお里。山をうろついている途中で幻蔵と、殿様の死体に遭遇し、殿様をめぐる騒動に巻き込まれる。
鬼九姫とお鶴の出ない話。お里の素朴さにホッとする。
「その五」
鬼九姫の家・長嶋家の家宝の名刀「左文字」を追いかける入道と守る鬼九姫の攻防。
「その六」
病気で先の短い娘と、その父親によって引き裂かれた身分違いの恋人の話。
珍しくお鶴ちゃんが自己主張する。
「その七」
三話連続の長編。
塩田の守り主が海にのまれ、その近くには幻蔵がいた。目撃した守り主の娘・不由は幻蔵を親の仇だと思い、敵討ちを塩問屋に依頼する。そこで出てきたのは傀儡師・骨喰だった。
幻 -
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ネタバレまだ「3×3EYES」を描いているときの作品だそうで。あれだけ長く伝奇モノを描いているのに、まだまだこんなにお話が作れるってスゴイです。
安土桃山時代が舞台の和風カラクリ物語。
「その一」
妻を亡くして表情を失い、霊や人魂が見えるようになってしまった人形師・幻蔵。
許婚である従弟が、二番目の婿候補に殺されてしまった鬼九姫。
当初自分のわがままから従弟の人形を作るよう幻蔵に依頼したかに見えた鬼九姫だが、亡き従弟を哀れに思う情の暑さを見せる。そして幻蔵は鬼九姫の「型」と引き換えに、従弟そっくりの人形を作り上げる。
「その二」
村の名主から山中に出る化け物退治を依頼された幻蔵。初めは断るが、自ら -
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全40巻の長編ファンタジー漫画。2002年に完結した。他人を1人だけ『不死』に出来る三つ目の妖怪(♀)と、不死にされた主人公(♂)の物語。2人共只の人間になることを望み、その術を探す旅に出る。
自分が小学生くらいのときからやっていた漫画で、今ほどエロが氾濫していなかった当時にしては結構過激な描写が多く、そういう意味で変な人気があった。しかし、最初から完結までしっかり通ったストーリー構成や魅力的なキャラ設定など、実に良く出来た漫画だったと思われる。途中からワープゾーンが出来て、あんまり旅っぽくなくなってしまったのは若干残念ではあったが、それでも最後まで面白かった。
「不幸の表れは破壊なれど、 -
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ネタバレ久々に出してきて一気読み。
と言っても34巻までしか持っていなかったので、それ以降は今回初読でしたが。
前半はホントに読み込んでいたんだな~というくらい、良く記憶していたのですが、後半は「読んだっけ?」と思うくらい、記憶が薄く…(笑)
でも15年連載て…高田先生、お疲れ様でした!
それだけですごいことです。
今見ても女性陣は可愛くて、身体の線とかも「デッサンやっていた人だなー」と思うくらい、綺麗にシンブルだけどピンポイントリアルに描かれていて好き。女性が見て綺麗だなと思えると思う。
そしてパイが可愛くてしょうがないんですが、三只眼がもう…。
ひとつの身体に、二つの自我。
最初から八雲が大好き -
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あまり前情報なく読みはじめたんですが、調べてみたら講談社漫画賞受賞してたりいろいろメディア化されてたりですごいですね。まだ終わらないのっておもいながら読み進めて、もう終わるのっておもいながら読み終わりました。ん、おもしろかったですよー。神話とか好きなので余計にハマりました。『BASTARD!!』や『ベルセルク』を彷彿とさせます。とゆうか多分影響受けてますよね(三者三様に)。こういった神話をあつかった題材のアクションものはストーリーがどうしても長くなってしまう傾向がありますが、ちゃんと完結してるのでそれだけでも立派です。キャラ的にはベナレスがかっこよすぎなのですが、とにかく声を大にして言いたいの