田牧大和のレビュー一覧
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叔父の二代目清右衛門が百瀬屋を継いでからというもの、商いを大きく変えた。憧れであった兄、初代清右衛門が実は血がつながっていなかった。両親は実子である自分よりも、兄を大事にし、商売替えまでした。そして、いつかは追いつこうとしていた兄の技に、血縁のない自分はその才能もないと絶望という何等しいくら闇に。
それからというもの甥っ子の藍千堂の商売をことごとく目の仇にして邪魔をし、周りも物を貶めた。それは恨みを買うことも少なくなかった。
その恨みが悲劇を生む。
詳しくは本を読んで楽しんでください。
涙も誘われるような感動作品になっています。
もちろん次回作が楽しみです! -
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「鯖猫長屋ふしぎ草紙」シリーズ3作目。
長屋で起こる怪異も事件も、誰よりも賢い鯖猫サバが解決!(笑)
長屋の主ともいえる存在のサバを描くの専門の売れない絵師・拾楽。
ひょうひょうとして覇気がなさそうだが、いつの間にか周りに頼りにされている。
実は訳ありでこの長屋に来たため、出ていく潮時を見計らっていたのだが…
働き者の若いおはまは気立てもいい可愛い娘。
サバとも仲が良かったはずなのに、ある日、サバが毛を逆立てて…?!
それは、おはまがとある使いを頼まれた帰りだった。
実家と婚家を行き来する不思議な文箱とは。
おはまの兄の魚売り・寛八が淡い恋をした。
事情ある人妻だったが…
サバの子分だ -
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盗賊「鯰の甚右衛門」が小伝馬町牢屋敷から出た。
そして甚右衛門には明らかな目的があった。
信頼できる、信頼に足りる腕利きの相棒をつくること。
なんでもいうことを聞く手下ではなく、互いが信じられ命を預けられる相棒を。
そして甚右衛門には第一候補があった。
拾楽だ。
黒ひょっとこの拾楽は今では猫の絵師として、盗人家業から足を洗い、信頼できる長屋の友達や、あろうことか同心からも信頼されている。
誰にも頼らず、弱いものには迷惑をかけずという信念も自分と同様だと。
少しづつ近づいてくる甚右衛門。
甚右衛門が仕掛けた罠も、そうでない罠も降りかかる長屋。
どうなってゆくのか? -
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シリーズ第2弾
店子が出て行って、取り壊しになる危機の「鯖猫長屋」を買い取ってくれた、何やら、いい人っぽい、新大家。
訳ありの色男が、新しい店子となり、今回も、いろいろ、揉め事が、出来。
「黒ひょっとこ」に、恨みを抱く男が、偽「黒ひょっとこ」を作り、本家の名前を落とそうと、企てる。
他の店子に迷惑を掛けてはいけないと、長屋を出る覚悟で、捨楽が、偽物に、挑む。
長屋のみんなに、慣れることに、恐れながら、受け入れられている事が、密かに、嬉しい捨楽が、微笑ましい。
長屋で一番偉いのは、猫の《サバ》
機嫌の良い時には、「なーお」と、可愛いく鳴く。
榛色の眼をした、猫の目も、人の目も惹く、雄の縞三 -
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鯖猫長屋ふしぎ草紙、シリーズ2作目。
並外れた猫サバが謎の解決を導きます。
江戸の根津にある棟割り長屋で、一番偉いのが猫のサバ。
白地にサバ柄と茶色が少し入った美猫で、賢く堂々としています。
飼い主は売れない絵描きの拾楽(しゅうらく)。訳あって住んだ長屋にはすでにサバがいて、サバの方が何かと威張っているのでした。
住人が減った鯖猫長屋に存続の危機が…!
新しい家主が現れる?
そんなところへ、団扇売りの新入りが。
戯作者の豊山の様子がおかしい。
人気者過ぎて仕事に集中できないため、引っ越してきたのだが…何かにとり憑かれている?
拾楽は関わりたくなくとも、引っ張り出される羽目に。
見た目は -
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鯖猫長屋といつしか呼ばれるようになった長屋。
というのも、鯖柄の賢い猫・サバが一番偉いから。
何かと起きる事件に画師・拾楽が巻き込まれては、サバが事件を解決?
連作短編集、1作目です。
あまり売れてない画師・拾楽。
長屋の部屋に住んでいるサバは、朝から爪を立てて堂々と世話を要求してくるのでした。
近所中の猫を従えることもできる、長屋の住人に危機を教えたこともあるため、今ではサバの大将と尊敬されているという。
新しい住人のお智がやってきた理由は?
美人で気が強いお智がそれなりに気を使った恋のさや当てとは。
魚屋の貫八は、甘い考えで妙なことに手を出しがち。
高値で売ったうちわが元で…?
しっ