田牧大和のレビュー一覧

  • 晴れの日には 藍千堂菓子噺

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    シリーズ2作目。兄弟関係がほんわか柔らかく優しい内容。今回は兄の恋物語なので弟と姪っ子の先行きが薄くなったのが少し残念。和菓子が本当に美味しそうです。

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    2019年06月09日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(六)

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    サバが何者だかますます謎。相変わらず男前な猫だ。拾楽とおはまは進展してほしいような、今のままでいてほしいような。好きなキャラの掛井が(窮地に立たされたとはいえ、)登場シーンが多くて楽しめた。

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    2019年05月26日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(三)

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    本編の前に付いている「つぶやき」みたいなのが本当に効いている。読み始めはなんだかわからないんだけど、全編を通していくと伏線になっている・・・素晴らしい構図。そして今回のサバ猫は「猫かぶり」に尽きる。今までは「御猫様」よろしくみんなの上に立って守ってくれていたのが・・・こんな技まで・・・。そして、この時代、好きな人と連れ添うのはなかなか大変なんだな・・・と。

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    2019年05月22日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙

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    何かの書評で興味を持って著者の作品を初めて読んだ。最近猫ものに惹かれているのもある。キャラ設定が最高。主人公(?)は元盗人、今は絵描き。そして猫。素晴らしいイケメン三毛(希少)しかも神がかっている。長屋の住人達のいろいろなキャラも立っていて、先を読ませるのがものすごくスムーズ。
    各章に付随する「語り」と「本編」の構成がまた素晴らしい。主人公が誰なのかどうなっていくのかどうしてなのか・・・すべてを語っている。とにかくあっという間に江戸時代。そしてミステリーの謎解き。嵌りました。

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    2019年05月15日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(四)

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    巻をおうごとにマンネリ化して飽きてくる本はたくさんありますが、これは、どんどん面白くなりますね。短編集ですが、1冊ごとに短編を繋げて横たわる謎が、少しずつ解かれていき、1冊で完結する。その謎を解くのに鍵となる文章が、短編のはじめにある。
    謎には、ただの人情よりひとつ踏み込んだ人情があり。
    そして、話は、難しすぎず、面白く、良くできています。
    早く続きが読みたい。

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    2018年11月06日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(四)

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    掛井の旦那のキャラの濃さは伊達じゃなかった。
    ってか、霊感なさすぎ。
    鈍感力って、やっぱり「力」なんだと認識した。

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    2018年03月28日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(三)

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    サバの大活躍は、本当に素晴らしい。
    特に、最終話の、あのクライマックスは、半端な人間よりもかっこいい。
    最初のエピの文箱の件が最後まで後を引いて怖いことに。
    でも、鯖猫長屋にはサバがいるし、拾楽も掛井もいるからね、みんな、きっと大丈夫。
    さて、シリーズ既刊3冊、読み終えてしまった。早く続きが読みたいものである。

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    2017年12月31日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(三)

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    サバ(猫)が無敵すぎる。拾楽もアジ(犬)をとめる場面がカッコいい!出来すぎな場面が多い分、おはまの兄みたいな単純な人は人間味があってほっとする。

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    2017年10月20日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(五)

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    鯖猫長屋ふしぎ草紙、シリーズ5作目。
    お江戸の根津にある、賢い猫のサバが一番偉い長屋。
    表紙のサバが美猫(いいおとこ)!

    飼い主の拾楽(しゅうらく)が住む前からサバはここにいて、以前にあったことから守り神のような存在になっていました。
    拾楽は、サバの絵を描くのが主な、ぱっとしない絵描き。ひょろっと痩せて、ひょうひょうとしているが、実は若気の至りでかって義賊「黒ひょっとこ」だった過去があるのです。

    臨時廻同心で「ニキのご隠居」で知られる人物が、鯖猫長屋にやってきた。
    かねて懇意の北町の定廻り同心・掛井十四郎も頭が上がらない、拾楽のこともすべてお見通しという、風格ある大物です。
    ニキのご隠居の

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    2025年08月29日
  • 子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺

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    内容(ブックデータベースより)

    さちの友だち、おとみが母親に捨てられた!?
    境遇が移り変わっていく幼い少女たち。
    物語を彩るのは、初夏の上菓子三品。

    さちが遊びに行ったおとみの家で、おとみの母親が百瀬屋の上菓子を出してくれた。おとみは、上菓子を生まれて初めて食べた様子。
    さちは「藍千堂の方が美味しい」と感じるが、「でも、どうして上菓子を出してくれたのだろう」。さちが微かな違和感じた次の日、おとみの母はいなくなった。

    おとみの母は、おとみを残して町火消の組頭に嫁入りした。嫁ぎ先が生さぬ仲の娘を嫌ったため、おとみは置き去りにされたのだ。大工の伯父夫婦が養女として引き取ることで、すでに話は済ん

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    2025年06月21日
  • 想い出すのは 藍千堂菓子噺

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    内容(ブックデータベースより)

    『藍千堂』に特別な「誂え菓子」を依頼する客が次々とやってきて……。
    藍千堂謹製、想い出に色を添える菓子三品。

    父の死後、江戸でも名店と謳われる菓子屋「百瀬屋」の晴太郎と幸次郎兄弟は、叔父に実家を追われ、小さな菓子司「藍千堂」を営む。
    晴太郎が佐菜と結婚して男所帯だった藍千堂の暮らし向きは華やかになったが、そんな折に、叔父の百瀬屋清右衛門が病に倒れた――。

    清右衛門は静養のため、内儀のお勝と共に愛宕山の診療所で暮らすことになった。
    娘のお糸が父母の代わりに『百瀬屋』を取り仕切るはめになったものの、当のお糸は落ち着いたもの。『藍千堂』の兄弟、晴太郎と幸次郎が手

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    2025年06月16日
  • 晴れの日には 藍千堂菓子噺

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     第1弾同様に色々な和菓子が出てきて、和菓子が食べたくなる作品。ただ今回の第2弾はストーリーも結構読み応えあり終盤に差し掛かっていくにつれてヒヤヒヤもさせられて凄く楽しかったです。

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    2025年06月03日
  • わかれ道の先 藍千堂菓子噺

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    何か甘酸っぱいー。
    幸次郎、おまえ、ツンデレか?
    最初の頃の様子と比べると、あまりにアレで、
    思わず突っ込みたくなる。

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    2025年04月22日
  • 想い出すのは 藍千堂菓子噺

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    自分の仕事を万人に受け入れられるのは
    難しいことだと理解していても、
    やはり否定がぶつけられれば
    ショックを受ける。
    その真意が別にあったとしても。

    これはどんな仕事でもあるから、わかる。
    解決するには誠実に仕事をするしかない。

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    2025年04月06日
  • 子ごころ親ごころ 藍千堂菓子噺

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    藍千堂シリーズ第五弾
    今作は晴太郎の子供さちのお話です。

    和菓子屋の娘として幸せにスクスク育ってます
    初めてできた友達おとみちゃんとの楽しい日々
    おとみちゃんに降りかかった悲しい事件
    誰にも聞けない自分と父親との事
    とにかく皆んな優しい♡

    あたたかくホロっとさせる藍千堂シリーズ
    とても癒されます:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎




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    2025年03月28日
  • わかれ道の先 藍千堂菓子噺

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     「人の口に戸は立てられぬ」とはよく言ったもので、悪口はすぐに広まるが、それが真実とは限らない。そんな噂に引っ掻き回された晴太郎たちは、父の残したレシピを読み解きながら、自分が少しずつ成長している事に気づかされてゆく。

     アーモンドというと、マジパンにアーモンドサーレ、フロランタン、クレッセント、アーモンドシュクレくらいしか作ったことがなかったが、蒸しパンか。和菓子でアーモンドは難しそう。
     それから、茂平の作る金鍔の美味しそうなこと。抹茶味も、最近のブームも江戸時代に持っていくとこうなるのか。

     幸次郎もとうとう腹を括ったようだし、次巻が楽しみ。

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    2025年03月24日
  • わかれ道の先 藍千堂菓子噺

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    「わかれ道の先」のわかれ道がいくつも出てきます。私的最大の話はお糸と幸次郎の話。幸次郎は天国にいるライバル彦次郎に「一番近くと同志」は譲り「恋心と支え役」は貰ったと宣言。二人の関係は前進。続きはとても楽しみです

    兄とお糸を支える役目に徹し常に全うしていく幸次郎。そんな幸次郎が私も好き

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    2024年12月26日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(三)

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    おはまちゃんに縁談話が舞い込む衝撃巻。

    何度も勝手に実家に戻ってくる「出戻り文箱」というオカルトじみた話から、貫八さんの淡い恋、おはまちゃんの縁談話と進んで、文箱の話は前半で解決?物足りないな?と思っていたら、最後にちゃんと出番がありました。

    幽霊も怖いけど、生きている人間も怖い。

    ひねくれ拾楽さんとおはまちゃんの今後が気になります。

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    2024年12月12日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙

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    貧乏長屋で繰り広げられる日常と小さな事件の解決が章ごとにオムニバスのように描かれつつ、全体で主人公とわけあり風の女性が引っ越してきたり、1冊を通して一つの物語にもなっている。
    人情長屋物でもあり、ミステリーでもあり。
    後半で出てくる芝居役者のような八丁堀の旦那が結構好きでしたw成田屋のあだ名ですが、わたしの中ではあくの濃い右團次さんの顔でしたw
    物語はいったん終わりを迎えましたが、続いても面白そうなキャラですね。人気シリーズとなっているようなので、続きもリストに追加です!

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    2024年12月01日
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(二)

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    元盗人で現絵描きの拾楽さんと雄のボス三毛猫サバが長屋の事件を解決していくお話。

    人間の新入りさんがやってきたり、猫の新入りさんがやってきたり、長屋の家主が変わったり、多くのことが変化した巻。

    今回は偽黒ひょっとこがおこす事件がメインです。

    拾楽さんをゆさぶる偽黒ひょっとこ、とんだ悪党ですがどうも憎めない。
    愛嬌があるとか根が良いやつとかではなく、憑き物が落ちて引き際を弁えたさっぱりした悪党だからかな?
    今後登場が無さそうなのが残念なくらい。

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    2024年11月13日