田牧大和のレビュー一覧
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「人の口に戸は立てられぬ」とはよく言ったもので、悪口はすぐに広まるが、それが真実とは限らない。そんな噂に引っ掻き回された晴太郎たちは、父の残したレシピを読み解きながら、自分が少しずつ成長している事に気づかされてゆく。
アーモンドというと、マジパンにアーモンドサーレ、フロランタン、クレッセント、アーモンドシュクレくらいしか作ったことがなかったが、蒸しパンか。和菓子でアーモンドは難しそう。
それから、茂平の作る金鍔の美味しそうなこと。抹茶味も、最近のブームも江戸時代に持っていくとこうなるのか。
幸次郎もとうとう腹を括ったようだし、次巻が楽しみ。 -
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サバという名前の猫様が仕切る鯖猫長屋を舞台に巻き起こる事件。
タイトルで、猫が活躍する江戸の人情ほっこり日常の謎系かな?と思って読んでみれば、
サバの飼い主、情けない猫描き拾楽さんはただ者ではなさそうだ……。
長屋に越してきた人たち、なにか問題がありそうだ……。
生命力満ちる男前な同心、掛井さんの狙いはなんだ……。
なんてきな臭さに思わずページが進みます。
サバは、雄の三毛猫という大層珍しい存在で、長屋の人々にも頼りにされる不思議な猫様。
猫がメインになる物語って多い気がする。
自由ですこしミステリアスな雰囲気が物語に合うんですかね。
しかしこの一冊、とても賢い犬も出てきます。
サバの子 -
Posted by ブクログ
鯖猫長屋の画師・拾楽と長屋を仕切る猫のサバ。
人情あり、怪異あり、ミステリーありの
時代劇連作短編集、第十一弾。
マルチ商法からの霊感商法。その背景には過去の事件に
関わった者たちへの剣呑な陰謀が潜んでいた。更にオカルト!
そして拾楽の危機。事件の行方はどうなるのか?
其の一 雪の玉水・・・魚屋・寛八の恩人が絡む、怪しげな水。
その詐欺は霊感商法の様相も。詐欺の元締めの正体は
不明だが、拾楽とサバの事は相手に知られていた。
其の二 曼陀羅華・・・掛井と英徳が動く中、拾楽は佑斎を訪ねる。
犬のはちの行方が事件のカギを握るようだ。ところが、
危ういと思いながらも先走った拾楽