【感想・ネタバレ】鯖猫長屋ふしぎ草紙(十)のレビュー

あらすじ

この巻は、「鯖猫長屋」に入居したいという元拝み屋の男を、差配の磯兵衛が追い払うところから始まる。しつこく食い下がるその男は、今は「呪い札」を書いて怪しげな商売をしているというが、「鯖猫長屋」に近づいて、一体何を企んでいるのか。訳ありの蘭方医も長屋をうかがうなか、美猫(いろおとこ)サバの飼い主、いや子分で猫専門の画描きとして長屋で暮らす拾楽は、仄かな想いを寄せあうおはまから、ある頼み事をされる。様子見を決め込むふりをしながら気を尖らせているサバは、その時――。長屋を“仕切る”猫と、その子分の画描きが事件に立ち向かう「大江戸謎解き人情ばなし」第十弾。文庫書き下ろし。

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Posted by ブクログ

内容(ブックデータベースより)

この巻は、「鯖猫長屋」に入居したいという元拝み屋の男を、差配の磯兵衛が追い払うところから始まる。しつこく食い下がるその男は、今は「呪い札」を書いて怪しげな商売をしているというが、「鯖猫長屋」に近づいて、一体何を企んでいるのか。
訳ありの蘭方医も長屋をうかがうなか、美猫(いろおとこ)サバの飼い主、いや子分で猫専門の画描きとして長屋で暮らす拾楽は、仄かな想いを寄せあうおはまから、ある頼み事をされる。
様子見を決め込むふりをしながら気を尖らせているサバは、その時――。
シリーズ累計40万部突破!
長屋を“仕切る"猫と、その子分の画描きが事件に立ち向かう「大江戸謎解き人情ばなし」第十弾。

令和5年7月25日~29日

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2023年07月29日

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店子志願の佑斎。また面倒な相手がと思ったら、意外な展開。そういう相手だったのか。天くんも可愛い。
お医者の永徳の方が厄介だ。でも、拾楽にがサバもさくらもついてるから。さくらも、だんだんと成長して力を見せてきているね。
お店同士の、経緯もはっきりしないいさかいのせいで表立っては仲良くできない娘2人。怖い思いもしたけど、結果オーライ。やっとうのてんでだめな成田屋掛井氏もなかなかいいとこ見せてくれてなんだか嬉しくなる。
永徳との因縁と、おはまちゃんとの仲。
どちらも苦労しそうだけど、がんばってね、拾楽さんw

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2022年08月21日

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前回に続き英徳が絡みます。狐と狸の化かし合い。最後の英徳と拾楽の会話は読んでるこちらま拾楽のゲンナリが伝わってきました。頑張れ拾楽
今までで一番中身が濃い読後感

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2023年10月27日

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ネタバレ

拝み屋さんが出てきたり、大泥棒の鯰の真実が分かったり、いつも通りの妖騒ぎ
色男のサバだけでなく、お転婆娘のさくらまで
能力発揮
ホント、この長屋はサバの大将で持っている
拾楽は飼い主というより、子分だけど
猫飼ってる人って多少そういうところありです♪

鯰の介入で益々楽しみ増えましたw

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2022年10月27日

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まさかこれで完結?なんてことないですよねぇ〜〜。

鯖猫長屋の気のいい連中の仲間入りがしたいのか?
単に妖に遭遇したいのか?
引も切らせず入居希望者が多いが。

差配の礒兵衞。危険が近づかないように次々断る。
今回の入居希望者は、最近霊験あらたかと評判の「札書や」佑斎という。

遊女の霊、山吹を体の中に受け入れ、力が戻るように手を貸すらしい。
またしてもサバとさくらのしもべの拾楽。
いいように使われることに。
そこに女中働きで引き手あまたのおまさからの頼みでその入手困難なお札を手に入れることに。

それで終わることなくまたしても、のんびりしたい拾楽の気持ちをよそに、事件解決のために方雨そうするのだった。

嫌な気分にならないこのシリーズ。
どんな人間よりも頼りになるサバ!
尊顔を会見したいものだ。

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2022年09月08日

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相変わらず猫の先生は良いね。
もち掛井の旦那も魅力的だが
やはり猫の先生にどんどん惚れちゃう。
怪しい鯰にどうなることかとドキドキしたが
またもや楽しい人が増えてきたわね。
このシリーズを読む度に、
ここの長屋で生活したいと強く思う。

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2022年08月16日

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ネタバレ

新キャラ登場。元口寄せ屋と大盗賊の頭「鯰の諶右衛門」。諶右衛門は蘭方医・杉野永徳を名乗り鯖猫長屋に近付く。この先どう転ぶか楽しみである。

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2024年02月21日

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ネタバレ

【収録作品】店子志願/色恋始末/憑物落とし/大手柄

元拝み屋で今は呪い札書きの男・佑斎の登場。甚右衛門のような剣呑な相手かと思いきや、まともな人間で、力は本物。また面白いレギュラーが増えて読み応えがある。
甚右衛門もうまく牙を隠してやけに協力的。一人気を揉む拾楽が気の毒になってくる。

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2022年12月13日

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シリーズ第十弾。

〈鯖猫長屋〉への入居を希望して、差配の磯兵衛のところにやってきた、元拝み屋で今は“呪い札”を売っている佑斎。彼が〈鯖猫長屋〉にこだわる訳とは・・。

札書きの佑斎は、登場当初は怪しさ満点で拾楽も警戒モードでしたが、彼が涼太も認めるほどの霊媒能力を持ち、その能力によって心に傷を抱えている事がわかってきます。
佑斎と共に暮らす犬の“天”が、これまた賢くて健気なんですよね~・・。このシリーズに登場する“ゲスト犬”は本当、いい子ばかりで癒されます。
そして、表向きは腕の良い医者・杉野永徳で、実は大盗賊の頭・“鯰の甚右衛門”も、前巻で登場した時は不気味な印象でしたが、今回は拾楽や成田屋の旦那に協力的な感じで三人のやり取りは何だか楽しそうですらありました。
とりあえず“鯰”は休業するとのことでしたが、実のところどうなのでしょうね。まだまだ腹の底が読めないお人ではありますが、味方であれば心強いことは確かです。
毎度のように大忙しの拾楽とサバ、そして何気に成長しているさくらでしたが、〈鯖猫長屋〉の面々が仲良く平和でいる為、今後も彼らの活躍を期待したいです。

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2022年11月12日

Posted by ブクログ

シリーズ10作目。

「鯖猫長屋」に入居希望してきた佑斎、医者の永徳。
またしても何かが起こりそうな展開だが、今回は中途半端なままで終わってしまった感があり、ちょっと消化不良な感じ。
佑斎の話にページを取りすぎてて、長屋の人々の登場場面が少なくて残念。

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2022年09月24日

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鯖猫シリーズも10巻目に入って、また仲間が増えてさらに賑やかに。大将が認める犬の天も登場して、大将とさくらと共に、これからも活躍する場面がありそう。
鯰はいつまで息を潜めているのだろう?
ともかく、鯖猫長屋の不思議はまだ続きそうだ。

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2022年09月03日

Posted by ブクログ

鯖縞模様の三毛猫サバと、飼い主である画描きの
拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、元拝み屋の男が
入居したいとやってきた。追い払おうとするも、
男はしつこく食い下がり…。

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2022年09月11日

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