あらすじ
謎解きは猫にお任せ? それとも――。鯖縞模様が美しい「俺様猫」サバと、飼い主である画描きの拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、以前ここに住んでいた戯作者・長谷川豊山が戻ってきた。なにやら厄介事を背負ってきたようで……。そんな折、おてるの亭主・与六の子だと名乗る男の子が「鯖猫長屋」に現われる。動揺を隠し、気丈に振る舞うおてるに対し、サバの大将と長屋の面々は? 今回も、サバの仕草がキュートでたまりません! 謎と人情あふれる人気シリーズ第七弾。文庫書き下ろし。
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内容(ブックデータベースより)
謎解きは猫にお任せ? それとも――。
鯖縞模様が美しい「俺様猫」サバと、飼い主である画描きの拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、以前ここに住んでいた戯作者・長谷川豊山が戻ってきた。なにやら厄介事を背負ってきたようで……。
そんな折、おてるの亭主・与六の子だと名乗る男の子が「鯖猫長屋」に現われる。動揺を隠し、気丈に振る舞うおてるに対し、サバの大将と長屋の面々は?
今回も、サバの仕草がキュートでたまりません! 謎と人情あふれる人気シリーズ第七弾。
文庫書き下ろし。
令和5年5月11日~13日
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サバの大将、本当にかっこいい。
山吹へ向ける優しさが温かくて切ない。
サバでさえ、全てを思うようには進められない、、、
おてる与六夫婦の隠し子騒動にびっくり。
これこそ、雨降って地固まるだね。与六の思いの深さが嬉しくて泣きたくなる。
おてるさんも、なんだかんだで与六には敵わないんだからー、もうっ(笑)
黒幕のあまりの身勝手さに腹が立ってしょうがない。
一発二発ぶん殴らせろって。
さて、おはまちゃんとの関係、次はぐっと進展してほしいな。
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戯作者「長谷川豊山」が久しぶりに長屋に住むという。
なにやら厄介ごとがありそうな。
相変わらず背中には早逝した吉原の山吹の霊が取り憑いて入る。サバはなんとなく見張っている。
新境地・鯖猫長屋の親しい仲間をモチーフに描いた『妖長屋春秋』は、妖怪が住む長屋のモチーフだ。
ところが物語ができると、まもなくよく似せた事件が起こった。
死人が出る前まではそれはそれで放置してもよかったが、とうとう死人まで出ると。。。。
登場人物の鮮やかなキャラクターと、和気藹々の台詞回し。読み応え十分なシリーズ7巻。
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おてるさんがもっと好きになった。いつも威勢がいいおてるさんにもこういう一面があったんですね。
惣吉さんとむくもこの先ずっと一緒にいられるといいな。この本に出てくる動物たちがいつも愛おしい。
豊山さんも山吹がそばにいてくれることもしかしたら気づいていたのかな。
それぞれ積み重ねがあって今にいたる。
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章の最初に必ず入る、謎かけのようなメッセージがいつも印象的で、物語に深く関わっているので、面白い。
今回の事件の真相は、ん?という感じだったけど、面白く読めました。
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人気戯作者の豊山さんに迫る危機と、豊山さん大好きな新造幽霊山吹さんがメイン回。
おてるさん与六さん夫婦の絆が良すぎた。
与六さんの男前さとおてるさんのかわいさで、もう一生幸せでいてほしい。
いつも長屋のまとめ役として強気な姿をずっと見てきた身としては、この巻のおてるさんはぜひ見ていただきたいところです。
そして、とうとうおはまちゃんを好いていると自覚した拾楽さん。
自覚したあとの気持ちが「凪」というのがまた良い。
自分もこのまま堅気として穏やかに暮らせるんじゃないかと思ってしまう拾楽さん。それもいいと思うんだけどなー。
2人はどうなるんでしょうね。気になります。
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戯作者長谷川豊山がまた鯖猫長屋に帰ってきた。豊山が書いた作品と似た事件が立て続けに起きていて、心配しているらしい。そんな中、大工の与六の隠し子だと言う男の子が長屋に現れ…。
シリーズ7弾。
与六とおてるの過去が明らかになって、切ない。
いつものメンバーの騒動記。安定の面白さ。
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鯖縞模様が美しい俺様猫サバと、飼い主である画描きの拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、以前ここで住んでいた戯作者・長谷川豊山が戻ってきた。なにやら厄介事を背負ってきたようで…。そんな折、おてるの亭主・与六の子だと名乗る男の子が「鯖猫長屋」に現われる。動揺を隠し、気丈に振る舞うおてるに対し、サバの大将と長屋の面々は?
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シリーズ第七弾。
以前“鯖猫長屋”に住んでいた、戯作者の長谷川豊山が戻ってきます。彼が書いている読本に関する噂の裏に、何か剣吞な企みが見え隠れ・・。
例のごとく、サバに“やらされる”感じで拾楽が真相究明に動くのですが、成田屋の旦那との掛け合いが、傍から見て楽しそうです(拾楽は否定すると思いますが、二キのご隠居にも“じゃれ合い”と言われていたし、仲がよろしいようで何より)。
今回、其の三「喋る犬」に登場した、犬の“むく”が賢くて健気で、惣吉さんとむくの“会話”に心が温かくなりました。
このシリーズ登場するワンコは、健気でいい子ばかりですよね。
Posted by ブクログ
以前店子だった戯作者・長谷川豊山の作品と同じような事件が続き、身を隠しに戻ってきた。
拾楽が掛井だけでにく、平八や豊山の前で塀を越えたり、屋根裏にひそんだり、「ひょっとこ」とばれちゃうんじゃないかとハラハラ。