【感想・ネタバレ】鯖猫長屋ふしぎ草紙(四)のレビュー

あらすじ

この猫、江戸で最強!? ただものではないぞと思わせるエピソードが今回も――。気まぐれな美猫サバが暮らす「鯖猫長屋」で、利助・おきね夫婦が大喧嘩。その裏に怪しげな呪い師の影が……。そんな折、サバの妹分さくらに化け猫疑惑が持ち上がる。続けて起きた「赤子の顔の傷」事件や、とある大店の内儀の死も、化け猫の仕業だというのだ。この騒ぎと怪しげな呪い師に関係はあるのか。さくらの疑いを晴らそうと、飼い主の拾楽、そして長屋の面々が動き出す。存在感たっぷりの同心・掛井も駆けつける。しかしサバにはどうも気になることがあるようで――。キュートなサバの一挙手一投足に首っ丈。猫好きにはたまりません。根津宮永町が舞台の「大江戸謎解き人情ばなし」。人気シリーズ第四弾。文庫書き下ろし。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

内容(ブックデータベースより)

この猫、江戸で最強!? ただものではないぞと思わせるエピソードが今回も――。
気まぐれな美猫サバが暮らす「鯖猫長屋」で、利助・おきね夫婦が大喧嘩。その裏に怪しげな呪い師の影が……。
そんな折、サバの妹分さくらに化け猫疑惑が持ち上がる。続けて起きた「赤子の顔の傷」事件や、とある大店の内儀の死も、化け猫の仕業だというのだ。この騒ぎと怪しげな呪い師に関係はあるのか。
さくらの疑いを晴らそうと、飼い主の拾楽、そして長屋の面々が動き出す。存在感たっぷりの同心・掛井も駆けつける。しかしサバにはどうも気になることがあるようで――。
キュートなサバの一挙手一投足に首っ丈。猫好きにはたまりません。
根津宮永町が舞台の「大江戸謎解き人情ばなし」。累計10万部突破の人気シリーズ第四弾。文庫書き下ろし。

令和5年4月28日~30日

0
2023年04月30日

Posted by ブクログ

巻をおうごとにマンネリ化して飽きてくる本はたくさんありますが、これは、どんどん面白くなりますね。短編集ですが、1冊ごとに短編を繋げて横たわる謎が、少しずつ解かれていき、1冊で完結する。その謎を解くのに鍵となる文章が、短編のはじめにある。
謎には、ただの人情よりひとつ踏み込んだ人情があり。
そして、話は、難しすぎず、面白く、良くできています。
早く続きが読みたい。

0
2018年11月06日

Posted by ブクログ

掛井の旦那のキャラの濃さは伊達じゃなかった。
ってか、霊感なさすぎ。
鈍感力って、やっぱり「力」なんだと認識した。

0
2018年03月28日

Posted by ブクログ

鯖猫長屋ふしぎ草紙、4作目。
お江戸のとある長屋で、一番偉いのは猫のサバ。
賢い猫に見透かされながら、いちおう飼い主の絵師・拾楽も活躍します。

鯖猫長屋で派手な夫婦げんかが。その理由とは。
サバの妹分の可愛い猫・さくらに、化け猫疑惑が持ち上がる?
ほうってはおけない拾楽と、成田屋こと掛井同心。

助けられた狐が恩を返そうとしてとり憑くという怪異。
こんな話が出てくるのがさすが「ふしぎ草紙」です。
怖さがあっても、人情話。
軽やかなサバのカッコよさ、一見へにゃへにゃしているが腕には覚えがある拾楽。
そして、存在感は濃く熱いが腕はからっきしの掛井の旦那。そこに意外な特技が‥! 笑えます。
大店の娘の暗い気持ちからの行動や、哀しい展開もありつつ。

様々な要素を取り入れ、お気楽すぎないが、重すぎもしない、ちょっときゅんとしたり、ほっとしたりするような。
気分よく読めるシリーズです。

0
2023年08月21日

Posted by ブクログ

妖の風味もほどほど、主人公と懇意な妖怪が事件解決や大立ち回りするわけでもない。謎解きをし動くのも「人」だ。その指図をするのが猫というのも面白い。
まあ、だから「ふしぎ草紙」なのか。

0
2023年07月12日

Posted by ブクログ

忠義を誓ったご主人と離れることになった牛若が、大役を果たして、大したもんだと褒められて嬉しそうにする描写が目に浮かぶようだった。少しずつでも新しい世界に慣れていけばいいな。毒入りの落雁が入った小箱の真相は、切なかった。おてるの、こどものことはまずは親が信じてあげなきゃと泣くところもいいシーンだった。

0
2019年11月11日

Posted by ブクログ

サバの大将、すっかり掛井を振り回してる(笑)
ほんと、子分その2って感じだ。
で、思いがけない強みも傑作。今後もそれがいきてくるだろうな。
しかし、あの呪い師がそういうこととはびっくり。
でも、結果オーライかな。
続きが楽しみなシリーズ。

0
2018年03月25日

Posted by ブクログ

怪しげな呪い師の登場と、鯖猫長屋の仲良し夫婦は大喧嘩、拾楽さんは調子を崩し、な巻。

毎度幽霊やら妖やら少し不思議なものが出てくるシリーズだけど、今回は怪しげな呪い師とお狐様というなんとも王道な組み合わせです。

怪しげな気に対して成田屋の旦那の生気の強さが大活躍で、本当に憎めない人だなぁ。
威勢がよくて男前だけど荒事がからっきしな掛井さんと、ひょろりとした風貌だけど腕利きの元盗人の拾楽さん、とてもいいコンビです。

0
2024年12月15日

Posted by ブクログ

さくらに化け猫の嫌疑。続いて差配の磯兵衛にも殺しの嫌疑⁉
成田屋の旦那と子分のように使われ始めた拾楽が事件を解決していきます

拾楽のが拾楽の言葉の裏に隠れている優しさ。これは分かる人もいるけれど、分からない人には分からない優しさ(成田屋の旦那、ご隠居、智子、おはまは分かっているらしい)このシリーズで作者が伝えたいことはもしかしたらそこかもしれない

0
2023年06月24日

Posted by ブクログ

やはり本作でも人でないものが絡んでくる。
普通の人情長屋ものはないのだろうか?

本作はやはり掛井の活躍が拍手もの(笑)

0
2020年01月22日

Posted by ブクログ

シリーズ第四弾。

今回は拾楽が“御狐様”に悩まされる羽目に。
掛井の旦那の「良くも悪くも呪いが利かない性質」という、いい意味での“鈍さ”がナイスです。

0
2018年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】包丁騒動/猫又志願/磯の鮑/新たな子分 
 今度は怪しげな占い師との対決!? 剣呑だが、物騒な話になりそうでならない、その辺のさじ加減がうまい。煮え切らない拾楽の態度は歯がゆいが、脛に疵持つ大人の精いっぱいの誠実さと思うと納得はできる。

0
2018年07月27日

Posted by ブクログ

今回は"ゆうれい"ではなく"あやかし"が関わる事件
いつも通り、三毛猫のサバが促して、サバの子分である絵描きの拾楽とイケメン同心の掛井の協力で解決する。

イケメン同心で荒事がからきしだめな掛井は、他にない特質を持っていた。まだまだ、他にも隠していそう。

ろそろ掛井を話の中心にすえて、掛井の過去を明かしてもらいたいね。

0
2018年05月03日

Posted by ブクログ

鯖縞模様の三毛猫サバが一番いばっている
「鯖猫長屋」で、利助・おきぬ夫婦が大喧嘩。
その裏に怪しげな呪い師の影が。そんな折、
サバの妹分さくらに化け猫疑惑が持ち上がり…。
「鯖猫長屋」シリーズ第4弾。

0
2018年05月24日

「小説」ランキング