あらすじ
人間より偉い猫サバが仕切る「鯖猫長屋」で事件が! 店子たちに愛されているおはまに、サバが毛を逆立て、飛びかかったのだ。その日おはまは奉公先で、ある大店へ届け物を頼まれたという。しかしそれが「出戻り文箱」と噂のものだった。元盗人で、今はサバの飼い主である画描きの拾楽は事情を探るが……。江戸の根津宮永町を舞台に、謎解きと人情が絡みあう、好評シリーズ第三弾。文庫書き下ろし。
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鯖猫長屋に行ってみたい
サバを取り巻く長屋の人々はみな温かくていいなと思いました。拾楽の心の内全て言わないところ、見習いたいです。また、拾楽の心の内の人間臭いところも好きです。三巻は最後までドキドキさせられました。続巻を読むのが楽しみです。
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内容(「BOOK」データベースより)
人間より偉い猫サバが仕切る「鯖猫長屋」で事件が!店子たちに愛されているおはまに、サバが毛を逆立て、飛びかかったのだ。その日おはまは奉公先で、ある大店へ届け物を頼まれたという。しかしそれが「出戻り文箱」と噂のものだった。元盗人で、今はサバの飼い主である画描きの拾楽は事情を探るが…。江戸の根津宮永町を舞台に、謎解きと人情が絡みあう、好評シリーズ第三弾。文庫書き下ろし。
令和5年4月26日~28日
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本編の前に付いている「つぶやき」みたいなのが本当に効いている。読み始めはなんだかわからないんだけど、全編を通していくと伏線になっている・・・素晴らしい構図。そして今回のサバ猫は「猫かぶり」に尽きる。今までは「御猫様」よろしくみんなの上に立って守ってくれていたのが・・・こんな技まで・・・。そして、この時代、好きな人と連れ添うのはなかなか大変なんだな・・・と。
Posted by ブクログ
サバの大活躍は、本当に素晴らしい。
特に、最終話の、あのクライマックスは、半端な人間よりもかっこいい。
最初のエピの文箱の件が最後まで後を引いて怖いことに。
でも、鯖猫長屋にはサバがいるし、拾楽も掛井もいるからね、みんな、きっと大丈夫。
さて、シリーズ既刊3冊、読み終えてしまった。早く続きが読みたいものである。
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サバ(猫)が無敵すぎる。拾楽もアジ(犬)をとめる場面がカッコいい!出来すぎな場面が多い分、おはまの兄みたいな単純な人は人間味があってほっとする。
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おはまちゃんに縁談話が舞い込む衝撃巻。
何度も勝手に実家に戻ってくる「出戻り文箱」というオカルトじみた話から、貫八さんの淡い恋、おはまちゃんの縁談話と進んで、文箱の話は前半で解決?物足りないな?と思っていたら、最後にちゃんと出番がありました。
幽霊も怖いけど、生きている人間も怖い。
ひねくれ拾楽さんとおはまちゃんの今後が気になります。
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「鯖猫長屋ふしぎ草紙」シリーズ3作目。
長屋で起こる怪異も事件も、誰よりも賢い鯖猫サバが解決!(笑)
長屋の主ともいえる存在のサバを描くの専門の売れない絵師・拾楽。
ひょうひょうとして覇気がなさそうだが、いつの間にか周りに頼りにされている。
実は訳ありでこの長屋に来たため、出ていく潮時を見計らっていたのだが…
働き者の若いおはまは気立てもいい可愛い娘。
サバとも仲が良かったはずなのに、ある日、サバが毛を逆立てて…?!
それは、おはまがとある使いを頼まれた帰りだった。
実家と婚家を行き来する不思議な文箱とは。
おはまの兄の魚売り・寛八が淡い恋をした。
事情ある人妻だったが…
サバの子分だからアジ、と名付けられた犬。
このネーミングが楽しい。
けなげなおはまを皆が心配し、見守っているんですね。
若い娘のほのかな想いはいずれ消えると思っていた拾楽だったが、おや?
おはまの危機とあっては、サバだって!ね(笑)
快調なシリーズ、面白く読めました。
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気にかけていた弟分の今際の言葉の願いが叶った今、拾楽は長屋をいつ出てゆくか考えるようになっていた。
だが気のいい長屋の住人たちとあまりにも深く関わりすぎた。
黒ひょっとこの異名で一時義賊をしていた拾楽だが、今は長屋のみんなに迷惑がかかることを恐れ足を洗った。
だが拾楽に反感を持つ昔の同業者が次々と罠を。
今回3巻目も十二分に楽しませてくれる一冊。
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シリーズ第3弾。レギュラー陣のキャラが良いし、猫も可愛いしで、気に入っているシリーズだ。
今回は貫八・おはま兄妹を巻き込んだ騒動。サバが相変わらず頼もしい。拾楽はお智さんの言う通り、けっこう面倒な性分なのかも。
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今回もサバが大活躍。身体を張って長屋の店子を守るサバの大将がかっこよかった。
いつの時代も、裏の顔を持つ人はいるのだろうな。
捨楽の本当の姿を知る人が少しずつ増えてきて、長屋にも馴染んでいく姿をこれからも見守りたい。
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猫のサバが仕切る鯖猫長屋の事件簿第三弾
おはまのピンチを長屋の皆で助けます
拾楽の隠れた優しさがバレバレになりつつあり。新たな登場人物、太市とニキの隠居
との絡みもこれから続きそう。楽しみです
Posted by ブクログ
鯖猫長屋 ふしぎ草紙 シリーズ3作目
「鯖猫長屋」で猫のサバは、一番偉い。
何を考えているのか、わからないが、厄介事が起きた時のサバは、気まぐれを一切見せない。必ず、サバのすることには、ちゃんとした理由がある。
今回は、長屋に住む、おはまちゃんに、縁談が・・。
兄の貫八は、相手が大店の跡取り息子だからと、大乗り気。本人のおはまちゃんは、・・。
おはまちゃんを助ける為、猫のサバは猫を被って、悪者の本心を暴く。
捨楽さんを一途に思う、純粋なおはまちゃん。捨楽さんは、その心を知ってはいるが・・。
この二人の行く末は?
二キの御隠居が、カッコ良かった。
太市の子供らしからぬ、とぼけたキャラも、面白い。
次シリーズが、どのように展開されるか、楽しみ。
Posted by ブクログ
謎解きと人情と、人間より偉い猫サバの話だけど、毎回妖や霊などがもれなく出てくる。
妖や霊などでしたって謎解きじゃなくて、人情で解決していって欲しい
Posted by ブクログ
シリーズ第三弾。
拾楽を慕うおはまに、大店の若旦那との縁談が持ち込まれますが、一見人当たりの良さそうなその若旦那は、実はサイコな危険人物で・・。
今回もサバが大活躍、仔猫のさくらにも癒されます。
Posted by ブクログ
前の2巻と同様、ゆうれい(漢字にしないほうがこの本のイメージに合う気がして)が引き起こす事件を、三毛猫のサバに促された、サバの飼い主である画描きの拾楽がイケメンのの同心掛井の協力を得て解き明かす。
鯖猫長屋の住人も一人一人その人となりが描かれていく。長屋の住人の間にある強い絆と人情。それを守る猫。サバは絆の妖精なのかもしれない。
Posted by ブクログ
人間より偉い猫サバが仕切る「鯖猫長屋」で事件が!店子たちに愛されているおはまに、サバが毛を逆立て、飛びかかったのだ。その日おはまは奉公先で、ある大店へ届け物を頼まれたという。しかしそれが「出戻り文箱」と噂のものだった。元盗人で、今はサバの飼い主である画描きの拾楽は事情を探るが…。江戸の根津宮永町を舞台に、謎解きと人情が絡みあう、好評シリーズ第三弾。