あらすじ
長屋で一番いばっている猫のサバが、あやかし退治!? 「鯖猫長屋」の家主で、饅頭屋を営むお智の様子がおかしいことを聞きつけた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。ところが、不気味な白い鴉が現れて、それを見たサバは逃げ出してしまう。“江戸で最強の猫”を怖れさせた白い鴉の正体とは。一方、「二キのご隠居」の世話をしている少年・太市が、お智の店に行ったまま行方不明になっていることが明らかになる。太市は事件に巻き込まれたのか、それとも――。ぼんくら猫になってしまったサバは、白い鴉に再び立ち向かうことができるのか。「鯖猫長屋」に忍び寄る魔の手に、拾楽と長屋の面々は? 根津宮永町が舞台の「大江戸謎解き人情ばなし」第八弾。文庫書き下ろし。
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内容(ブックデータベースより)
長屋で一番いばっている猫のサバが、あやかし退治!?
「鯖猫長屋」の家主で、饅頭屋を営むお智の様子がおかしいことを聞きつけた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。
ところが、不気味な白い鴉が現れて、それを見たサバは逃げ出してしまう。〝江戸で最強の猫〟を怖れさせた白い鴉の正体とは。
一方、「二キのご隠居」の世話をしている少年・太市が、お智の店に行ったまま行方不明になっていることが明らかになる。太市は事件に巻き込まれたのか、それとも――。
ぼんくら猫になってしまったサバは、白い鴉に再び立ち向かうことができるのか。「鯖猫長屋」に忍び寄る魔の手に、拾楽と長屋の面々は?
根津宮永町が舞台の「大江戸謎解き人情ばなし」第八弾。文庫書き下ろし。
令和5年5月13日~14日
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今回はサバも危ないかと思った…。猫に犬に鳥に子どもにいいところを持っていかれてるけど、大人たちも良かった。白色に引っ張られて鴉が鸚鵡に思えてしまい、いちいち鴉に変換しながら読んだのでイラっとした。
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サバは、ぼんくらぶりっこしてもやっぱりサバであるw
さくらも、将来楽しみすぎる。
で、拾楽さんは、またしてもわんこを拾ってるし。
二キの旦那は怒ると怖い~。
怒って見えないのがよけいに怖いよ。
とにかく、あれで、問題児たちの将来も大丈夫だね。
さて、おはまちゃんとの件はどうなるの~。
早く進展させてあげて。
Posted by ブクログ
真っ白なカラスが鯖猫長屋の屋根の上に現れた。
お智の饅頭屋で立て篭もり事件が起こる。
お智と太市が人質となってしまう。
饅頭屋のとなりに、アルビノの真っ白い髪をした少年が千里眼として滞在していた。
サバがまるで演技でもするかのようにただの猫を装っている。
修験者の集まる寺から逃亡してきた千里眼の本当の目的は?
太市を拐かされた隠居の怒りは?
拾楽の長屋の男たちの前での大男を相手の大立ち回り。
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鯖猫長屋の人情話、今回は白い鴉が出てきて
事件が起きます
饅頭屋のお智と、ニキの御隠居のところの太一がピンチに!
太一の成長ぶりが目を引きました
サバはボンクラ猫の芝居をするなど
凄すぎるww
サクラも活躍してかわいいだけじゃない
って感じでしたw
それにしても、捨楽とおはまはもっと進展してもねいいんじゃないかなww
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今回はサバも警戒心を強くする相手だったが、やっぱり頼りになるな。甘えん坊のさくらが今までもとにかくかわいかったけど、だんだん戦力になってきた。
犯罪はもちろんよくないけど、寅次が犯罪に至る気持ちは分からなくもない。今回の主犯である白鴉も、最初は怪しすぎて気に入らなかったけど、掛井の旦那にゲンコツくらって反省するあたりが可愛げもあって憎めなかった。
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今回事件をおこすのは、白い鴉と白髪の男の子。
白鴉の目を通してものを見る力、炎と風を操る力、真っ白な髪と赤い片目をもつ儚い見た目の男の子。
バトルも併せていつも以上にファンタジー感増し増しでした。
最後はちょっと詰め込んだ感があったかな?
二キのご隠居の元に寅次さんという新キャラも加わって、まだまだ拾楽さんの日常は広がりそうです。
あとおはまちゃんとのもだもだも続きそう。
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このシリーズも8冊目。
自分も雀かなんかで「鯖猫長屋」を覗いているような気分だ。
人々の遣り取りでクスッと笑える。
そんな可笑し味が何とも良い。
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シリーズ8作目。鯖猫長屋の家主であるお智と、ニキのご隠居の世話をしている太市が見知らぬ男に人質に取られお智の店「見晴屋」に立てこもられた。男の狙いは?そしてその事件を裏で操っている千里眼を標榜する少年「白鴉」とは?
白鴉の狙いはサバと捨楽らしいのだが、なかなか全容を表さないし、立てこもリ事件の方がちょっとつまらないかな。
まあ、そろそろネタ切れか。
Posted by ブクログ
シリーズ第八弾。
今回、とんだとばっちりを受けた太市とお智さん。寅次の“考えなし”の行動のせいなのですが、それで済まされるものではないですよね。“いや、犯罪でしょ!”って感じです。
充分悔いてはいるようなので、今後、ニキのご隠居の元でこき使われながら償って頂きたいですね。
そして、寅次の暴挙の元となった、白い鴉と“千里眼“をかたる妖しい少年と、拾楽は対峙することになります。
白い鴉・焔に目を付けられないように、ぼんくら猫のフリをしつつ、いざとなったら頼れる強さを見せてくれたサバもさることながら、今回はさくらの成長に目を見張りました。“お転婆娘(猫)”もなかなかやるもんですね。
因みに、“このシリーズに登場するワンコが可愛い件”ですが、本書・其の三「縁を結んだ犬」に出てきた“くろ”も、さくらがドン引きする程の異常に懐っこい犬で、愛い奴でした。
Posted by ブクログ
鯖猫長屋」の家主で、饅頭屋を営むお智の様子がおかしいことを聞きつけた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。
ところが、不気味な白い鴉が現れて、それを見たサバは逃げ出してしまう。〝江戸で最強の猫〟を怖れさせた白い鴉の正体とは。
一方、「二キのご隠居」の世話をしている少年・太市が、お智の店に行ったまま行方不明になっていることが明らかになる。太市は事件に巻き込まれたのか、それとも――。
ぼんくら猫になってしまったサバは、白い鴉に再び立ち向かうことができるのか。「鯖猫長屋」に忍び寄る魔の手に、拾楽と長屋の面々は?
Posted by ブクログ
シリーズ第8弾。
人情長屋ものだったはずなのに、何故か最近はオカルト感が増えてきてる。
本シリーズに出てくる犬たちはどれも個性があって可愛いのに1回限りで寂しかったが、寅次の飼い犬だし、また出るかな。
捨楽の冴えない猫描きとは思えない活躍が目立ってきているが、今後の展開への布石か。
捨楽とおはまもじれったいほどゆっくりだが進展しているみたいだし、サバとさくらの方が早いか、二組とも一緒にまとまるか。
Posted by ブクログ
鯖猫長屋シリーズ第8弾
白い鴉によって、事件に巻き込まれる太市
白い鴉を警戒し、息をひそめるサバ
しかし、結局、事件を解決に向けて動かしたのはサバ
ここぞという時に、果断に動くのは大切
猫に教えられるとは。。。