あらすじ
この巻は、「鯖猫長屋」に入居したいという元拝み屋の男を、差配の磯兵衛が追い払うところから始まる。しつこく食い下がるその男は、今は「呪い札」を書いて怪しげな商売をしているというが、「鯖猫長屋」に近づいて、一体何を企んでいるのか。訳ありの蘭方医も長屋をうかがうなか、美猫(いろおとこ)サバの飼い主、いや子分で猫専門の画描きとして長屋で暮らす拾楽は、仄かな想いを寄せあうおはまから、ある頼み事をされる。様子見を決め込むふりをしながら気を尖らせているサバは、その時――。長屋を“仕切る”猫と、その子分の画描きが事件に立ち向かう「大江戸謎解き人情ばなし」第十弾。文庫書き下ろし。
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Posted by ブクログ
拝み屋さんが出てきたり、大泥棒の鯰の真実が分かったり、いつも通りの妖騒ぎ
色男のサバだけでなく、お転婆娘のさくらまで
能力発揮
ホント、この長屋はサバの大将で持っている
拾楽は飼い主というより、子分だけど
猫飼ってる人って多少そういうところありです♪
鯰の介入で益々楽しみ増えましたw
Posted by ブクログ
新キャラ登場。元口寄せ屋と大盗賊の頭「鯰の諶右衛門」。諶右衛門は蘭方医・杉野永徳を名乗り鯖猫長屋に近付く。この先どう転ぶか楽しみである。