あらすじ
菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記。「藍千堂菓子噺」シリーズ第1作。
両親亡き後、叔父に実家を負われた晴太郎と幸次郎。
兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、
菓子司「藍千堂」を開く。優しい職人肌の晴太郎と、
しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、
叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で店を切り盛りする。
解説=大矢博子
※この電子書籍は2013年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
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内容(ブックデータベースより)
菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記
菓子職人の兄と商才に長けた弟が、知恵と工夫で和菓子屋を切り盛りする繁盛記。色鮮やかな和菓子を通じて、江戸の四季と人情を描く。
令和7年5月13日~16日
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なぜ叔父はこんなにも晴太郎を目の敵にするのだろう…?
その疑問が物語の根幹に漂っているのだけど、それを包むように登場する和菓子がどれも本当に美味しそうで、顔が綻ぶ。
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両親が亡くなり叔父から和菓子屋を追い出された兄弟の話です。兄の清太郎は菓子作りに長け、弟の幸次郎は商いに長け、職人の茂市と3人で菓子屋をしながらいろいろな問題を解決。心が優しくなれる作品です。
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活字に馴染めない私でも、楽しく読め、とても温かい気持ちになれました。
この本は、○○さんの「お気に入りベスト3」で知りましたが、ありがとうございました。
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天才肌の菓子職人「晴太郎」と商才に長けた「幸次郎」兄弟。大好きだった父の菓子を守りたくて元父の職人「茂吉」の店で葵千堂菓子店を始めます
父の菓子の味を変え、兄弟を店から追い出すだけでなく、嫌がらせを続ける叔父。優しかった叔父の変わりようには、驚く秘密が隠れてました。その苦悩が甥っ子たちに知られることになり、この先の付き合いに変化がありそう。続きが楽しみです
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久しぶりの時代小説
時代小説の良いところは
言葉使いが丁寧なため
優しい気持ちになれること
和菓子が生き生きと美味しそうに表現されていて
目に浮かぶよう
登場人物たちの行方が気になり
続巻が楽しみ
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出てくる和菓子がどれも美味しそうで、イメージが膨らみます。しかし晴太郎よ、優しいのは良いが優柔不断が過ぎないか。君が言えないことを全部弟に言わせて幸次郎はますます憎まれ役になってしまうよ。これでは兄と弟が逆ではないか。 ああ、味噌餡が食べたい。
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かわいいお話でした。綺麗に作られた和菓子を食べたくなりました。性格の違う兄弟の会話がとても面白く、ときどき絡んでくる従妹との間もどうなることやら? 続きも読みたくなりました。
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神田の小さな菓子屋藍千堂。晴太郎、幸次郎の兄弟と亡き父の許で修行していた職人の茂市とともに営んでいる。父が亡くなったあと、父の店である百瀬屋から兄弟は追い出され、父の店は叔父に奪われた形となった。
叔父の嫌がらせに負けず、前向きに生きていく兄弟の物語。江戸を舞台にした人情話で、ついつい続きが読みたくなります。
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温かい兄弟愛。山場は少ないけれど,読んでいて心落ち着く物語。
あらすじ(背表紙より)
両親亡き後、叔父に実家を追われた晴太郎と幸次郎。兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、菓子司「藍千堂」を開く。優しい職人肌の晴太郎と、しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で店を切り盛りする。
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両親亡き後、叔父が継いだ実家の和菓子屋を追い出された兄弟が、別のところに和菓子屋を構え、実家と対立しながら菓子の腕を磨き、成長して行く話。
短編連作。
和菓子が食べたくなる。