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「藍千堂菓子噺」シリーズ第4作!
『藍千堂』に特別な「誂え菓子」を依頼する客が次々とやってきて……。
藍千堂謹製、想い出に色を添える菓子三品。
父の死後、江戸でも名店と謳われる菓子屋「百瀬屋」の晴太郎と幸次郎兄弟は、
叔父に実家を追われ、小さな菓子司「藍千堂」を営む。
晴太郎が佐菜と結婚して男所帯だった藍千堂の暮らし向きは華やかになったが、
そんな折に、叔父の百瀬屋清右衛門が病に倒れた――。
清右衛門は静養のため、内儀のお勝と共に愛宕山の診療所で暮らすことになった。
娘のお糸が父母の代わりに『百瀬屋』を取り仕切るはめになったが、
当のお糸は落ち着いたもの。『藍千堂』の兄弟、晴太郎と幸次郎が手を貸し、
新たな『百瀬屋』はなんとか滑り出した。
だが、ほっとしたのもつかの間、『藍千堂』に難しい「誂え菓子」を頼む客が、
立て続けに現れた。ひとり目は、「目を悪くした祖母にも『見える』梅の菓子」を、
二人目は、「南の故郷を懐かしむ大切な女(ひと)に、南蛮菓子のかすていら」を。
偶然にしては妙だと感じた幸次郎が調べると、
『百瀬屋』の贔屓客だった旗本が浮かび上がった。
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Posted by ブクログ
文庫書き下ろし
父と叔父が築いた上菓子屋「百瀬屋」が、父の死後叔父に独占され、追い出された晴太郎・幸次郎の兄弟が父の弟子茂市と興して、人を幸せにする菓子作りを目指す「藍千堂」シリーズ3作目。
第1話 梅薫る「ちいさ菓子」
材木問屋の若旦那が梅見に連れて行くと約束したものの、忙しさに取り紛れているうちに目の見えなくなった祖母のために「目を悪くしたものにも見える梅の菓子」を依頼してきた。
晴太郎たちは、梅酒に使った梅を摺り下ろして白あんに混ぜた小さな薯蕷饅頭を作って花びらの形に並べて杉の折に入れる。触れて、嗅いで、味わって祖母は梅見ができたと喜ぶ。
第2話 秘めたる恋の「かすていら」
売り出し中の人気役者が、思いを寄せる専属の髪結いのために、江戸の者とは違う故郷のカステラを作って欲しいと依頼してくる。
晴太郎は妻の佐菜に頼み、髪を結いを呼んで、雑談から身の上話をして故郷の土佐では蜂蜜を使っていたことを聞き出してもらい、再現に成功するが、食べた髪結いは幸せだった子供の頃を思い出して辛いと泣いたと聞かされ、晴太郎は落ち込む。
第3話
前の二人ともが、百瀬屋贔屓の旗本の弟の悪だくみで藍千堂を貶めるために利用されたことを、町廻り同心の岡が掴んできて、幕閣の有力者とつながる藍千堂贔屓の旗本から注意してもらったが、当の旗本兄弟が藍千堂に乗り込んで来る。
前に百瀬屋として晴太郎が出した白羊羹、父が作りたかった白羊羹、自分が作っている白羊羹を並べて味わってもらい、もとより詫びに来た旗本兄弟は十分に納得して、大団円。
最初に新たな登場人物が加わる。当時は忌まれた「双子」である兄妹尋吉(千尋)とお早(千早)は伊勢屋の紹介で、藍千堂が引き受け、叔父夫婦が去って手薄になった百瀬屋に入る。兄は事務能力に長け、妹は腕が立つ。今後活躍しそうなキャラクター。
Posted by ブクログ
内容(ブックデータベースより)
『藍千堂』に特別な「誂え菓子」を依頼する客が次々とやってきて……。
藍千堂謹製、想い出に色を添える菓子三品。
父の死後、江戸でも名店と謳われる菓子屋「百瀬屋」の晴太郎と幸次郎兄弟は、叔父に実家を追われ、小さな菓子司「藍千堂」を営む。
晴太郎が佐菜と結婚して男所帯だった藍千堂の暮らし向きは華やかになったが、そんな折に、叔父の百瀬屋清右衛門が病に倒れた――。
清右衛門は静養のため、内儀のお勝と共に愛宕山の診療所で暮らすことになった。
娘のお糸が父母の代わりに『百瀬屋』を取り仕切るはめになったものの、当のお糸は落ち着いたもの。『藍千堂』の兄弟、晴太郎と幸次郎が手を貸し、新たな『百瀬屋』はなんとか滑り出した。
だが、ほっとしたのもつかの間、『藍千堂』に難しい「誂え菓子」を頼む客が、立て続けに現れた。ひとり目は、「目を悪くした祖母にも『見える』梅の菓子」を、二人目は、「南の故郷を懐かしむ大切な女(ひと)に、南蛮菓子のかすていら」を。
偶然にしては妙だと感じた幸次郎が調べると、『百瀬屋』の贔屓客だった旗本が浮かび上がった。
令和7年6月13日~15日
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