鯖猫長屋ふしぎ草紙(九)

鯖猫長屋ふしぎ草紙(九)

750円 (税込)

3pt

根津権現にほど近い「鯖猫長屋」に、隻眼の盗賊「鯰の甚右衛門」が姿を現す。牢屋敷を出た甚右衛門は蘭方医になりすまし、再び仕事を始めるために必要な相棒を探していた。狙いは、長屋を“仕切る”猫サバの飼い主で、もとは独り働きの盗人だった画描きの拾楽だ。ところが、悪の道に引き戻されそうになっている主を横目で見つつも、サバは動かない。拾楽の運命は? そんな折、歌舞伎役者の卵が長屋に転がり込み、涼太の部屋には座敷童まで現れる。長屋の面々をも巻き込んだ怪事件に拾楽、そしてサバの大将は――。江戸を舞台にした謎解き&人情ばなし第九弾。文庫書き下ろし。

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鯖猫長屋ふしぎ草紙 のシリーズ作品

1~11巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~11件目 / 11件
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙
    850円 (税込)
    長屋で一番えらいのは猫!? だとすると、長屋で起こる奇怪な事件を解決するのは、いったい……。江戸の根津宮永町にある「鯖猫長屋」は、鯖縞模様の三毛猫が一番いばっている長屋なので、そう呼ばれている。サバという名の、長屋を“仕切る”不思議な美猫(いろおとこ)は、炊きたての白飯しか食べない超わがままもの。そんな長屋に、わけありの美女や怪しげな浪人者が越してくる。次々に起こる不可解な事件に、途方に暮れる長屋の面々。そこに「成田屋」の異名をとるイケメン同心も登場。サバの飼い主である猫専門の売れない画描き・拾楽が、事件を解決しようとするのだが――。解説の時代劇評論家・ペリー荻野氏も、続編とドラマ化を切望! 心がほっこりあたたまる、大江戸謎解き人情ばなし。丹地陽子さんがカバーに描いたサバの凛々しい姿に、一目ぼれすること間違いなしの、猫小説です!
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(二)
    850円 (税込)
    長屋と拾楽の危機を救うのは猫? それとも? 鯖縞模様の三毛猫サバが一番いばっている「鯖猫長屋」が、住人が減って存続の危機に! 店子が居つかない様子を見かねて、家主がしびれを切らしたのだ。そんな折、団扇売りを生業にする色男が、長屋に引っ越してくる。どうやらそこには、サバが一枚噛んでいるらしい。一方、「黒ひょっとこ」の異名を持つ元盗人で、今はサバの飼い主である画描きの拾楽にも、怪しげな影が近づいてくる。偽者の出現に慌てる拾楽に対し、荒事がからっきしだめなのに、なぜか存在感のある同心・掛井十四郎、通称「成田屋の旦那」は……。江戸を舞台にした、謎と人情あふれる好評「鯖猫長屋」シリーズ第二弾。文庫オリジナル。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(三)
    850円 (税込)
    人間より偉い猫サバが仕切る「鯖猫長屋」で事件が! 店子たちに愛されているおはまに、サバが毛を逆立て、飛びかかったのだ。その日おはまは奉公先で、ある大店へ届け物を頼まれたという。しかしそれが「出戻り文箱」と噂のものだった。元盗人で、今はサバの飼い主である画描きの拾楽は事情を探るが……。江戸の根津宮永町を舞台に、謎解きと人情が絡みあう、好評シリーズ第三弾。文庫書き下ろし。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(四)
    850円 (税込)
    この猫、江戸で最強!? ただものではないぞと思わせるエピソードが今回も――。気まぐれな美猫サバが暮らす「鯖猫長屋」で、利助・おきね夫婦が大喧嘩。その裏に怪しげな呪い師の影が……。そんな折、サバの妹分さくらに化け猫疑惑が持ち上がる。続けて起きた「赤子の顔の傷」事件や、とある大店の内儀の死も、化け猫の仕業だというのだ。この騒ぎと怪しげな呪い師に関係はあるのか。さくらの疑いを晴らそうと、飼い主の拾楽、そして長屋の面々が動き出す。存在感たっぷりの同心・掛井も駆けつける。しかしサバにはどうも気になることがあるようで――。キュートなサバの一挙手一投足に首っ丈。猫好きにはたまりません。根津宮永町が舞台の「大江戸謎解き人情ばなし」。人気シリーズ第四弾。文庫書き下ろし。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(五)
    750円 (税込)
    この猫、意外に人情家? サバの大将が思いがけない一面を見せる! 長屋で一番偉い猫サバと飼い主の拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、「二キのご隠居」がやって来る。皆に一目置かれる臨時廻同心で、昔馴染みの女盗賊と決着をつけるため、拾楽に協力を求めてきたのだが、その女盗賊は拾楽とも浅からぬ因縁があり……。やがて長屋の家主・お智の饅頭屋で事件が起き、拾楽、定廻同心・掛井、サバがそれぞれ動き出す。サバの不穏な動きに、心がざわつく拾楽は。謎解き&人情で大好評、人気シリーズ第五弾。文庫書き下ろし。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(六)
    750円 (税込)
    江戸は根津宮永町にある「鯖猫長屋」の朝は、今日も賑やかだ。おてる、与六、おはま、貫八、おみつなど、長屋の面々を“仕切って”いるのは、鯖縞模様の三毛猫サバ。そんなサバには人間の子分が二人いる。飼い主で画描きの拾楽と、「成田屋の旦那」と呼ばれるほど濃いキャラの持ち主で、剣術が苦手な定廻同心・掛井だ。その掛井が手下の平八をかばって窮地に立たされる。拾楽がサバの力を借り、事件の核心に迫っていくと、意外な事実が見えてきて……。謎解きと人情が交錯する人気シリーズ第六弾。文庫書き下ろし。巻末に、サバが生みの親である著者について語っているので、要注目!
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(七)
    750円 (税込)
    謎解きは猫にお任せ? それとも――。鯖縞模様が美しい「俺様猫」サバと、飼い主である画描きの拾楽が暮らす「鯖猫長屋」に、以前ここに住んでいた戯作者・長谷川豊山が戻ってきた。なにやら厄介事を背負ってきたようで……。そんな折、おてるの亭主・与六の子だと名乗る男の子が「鯖猫長屋」に現われる。動揺を隠し、気丈に振る舞うおてるに対し、サバの大将と長屋の面々は? 今回も、サバの仕草がキュートでたまりません! 謎と人情あふれる人気シリーズ第七弾。文庫書き下ろし。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(八)
    750円 (税込)
    長屋で一番いばっている猫のサバが、あやかし退治!? 「鯖猫長屋」の家主で、饅頭屋を営むお智の様子がおかしいことを聞きつけた画描きの拾楽は、頼りになる猫サバを連れて店に出向く。ところが、不気味な白い鴉が現れて、それを見たサバは逃げ出してしまう。“江戸で最強の猫”を怖れさせた白い鴉の正体とは。一方、「二キのご隠居」の世話をしている少年・太市が、お智の店に行ったまま行方不明になっていることが明らかになる。太市は事件に巻き込まれたのか、それとも――。ぼんくら猫になってしまったサバは、白い鴉に再び立ち向かうことができるのか。「鯖猫長屋」に忍び寄る魔の手に、拾楽と長屋の面々は? 根津宮永町が舞台の「大江戸謎解き人情ばなし」第八弾。文庫書き下ろし。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(九)
    750円 (税込)
    根津権現にほど近い「鯖猫長屋」に、隻眼の盗賊「鯰の甚右衛門」が姿を現す。牢屋敷を出た甚右衛門は蘭方医になりすまし、再び仕事を始めるために必要な相棒を探していた。狙いは、長屋を“仕切る”猫サバの飼い主で、もとは独り働きの盗人だった画描きの拾楽だ。ところが、悪の道に引き戻されそうになっている主を横目で見つつも、サバは動かない。拾楽の運命は? そんな折、歌舞伎役者の卵が長屋に転がり込み、涼太の部屋には座敷童まで現れる。長屋の面々をも巻き込んだ怪事件に拾楽、そしてサバの大将は――。江戸を舞台にした謎解き&人情ばなし第九弾。文庫書き下ろし。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(十)
    750円 (税込)
    この巻は、「鯖猫長屋」に入居したいという元拝み屋の男を、差配の磯兵衛が追い払うところから始まる。しつこく食い下がるその男は、今は「呪い札」を書いて怪しげな商売をしているというが、「鯖猫長屋」に近づいて、一体何を企んでいるのか。訳ありの蘭方医も長屋をうかがうなか、美猫(いろおとこ)サバの飼い主、いや子分で猫専門の画描きとして長屋で暮らす拾楽は、仄かな想いを寄せあうおはまから、ある頼み事をされる。様子見を決め込むふりをしながら気を尖らせているサバは、その時――。長屋を“仕切る”猫と、その子分の画描きが事件に立ち向かう「大江戸謎解き人情ばなし」第十弾。文庫書き下ろし。
  • 鯖猫長屋ふしぎ草紙(十一)
    770円 (税込)
    魚屋の貫八が、画描きの拾楽に助けを求めてやってくる。なんでも、昔世話になった恩人のお延が、「飲むと肌が白くなる水」という怪しげな儲け話に嵌まっているというのだ。人のいい貫八が巻き込まれる、と察した拾楽は、江戸最強の猫サバを連れてお延が住む仕舞屋へと向かう。そのとき、突然、不吉な気配を濃厚に纏う「あの男」が現われた。何を企んでいるのか――不審に思う拾楽だが、そこにもう一人、暑苦しい「役者」も登場し……。根津権現にほど近い「鯖猫長屋」が舞台。大好評「大江戸謎解き人情ばなし」第十一弾。文庫書き下ろし。

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鯖猫長屋ふしぎ草紙(九) のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    内容(「BOOK」データベースより)

    根津権現にほど近い「鯖猫長屋」に、盗賊「鯰の甚右衛門」が蘭方医になりすまし、姿を現す。相棒を探しているらしいが、狙いは元盗人で、長屋を“仕切る”猫サバの飼い主である画描きの拾楽―。主の危機にもかかわらず、サバはなぜか動かない。そんな折、歌舞伎役者の卵が長屋に転

    0
    2023年05月22日

    Posted by ブクログ

    新キャラだ!
    今後も登場しそうだし、拾楽、というか黒ひょっとこを狙っているのが気がかり。
    その執着がいろんな波紋を起こしていきそう。
    サバは、今回はちょっと大人しかったかな。
    大車輪だったのがあいつだもんなぁ。
    そして、転がり込んできた元お武家さま。
    ああいう女性って怖いわー。絶対に反省とか自省とか

    0
    2020年12月17日

    Posted by ブクログ

    まだまだ続いていきそうなことが
    兎も角嬉しかった
    あの長屋の傍らに、自分が存在している気分のまま読み進めたシリーズ。
    気にしたり怒ったりビビったり頑張ったり
    これからも長屋の端っこか屋根上で見届けたいですね

    0
    2022年06月23日

    Posted by ブクログ

    盗賊「鯰の甚右衛門」が小伝馬町牢屋敷から出た。
    そして甚右衛門には明らかな目的があった。

    信頼できる、信頼に足りる腕利きの相棒をつくること。
    なんでもいうことを聞く手下ではなく、互いが信じられ命を預けられる相棒を。

    そして甚右衛門には第一候補があった。
    拾楽だ。
    黒ひょっとこの拾楽は今では猫の絵

    0
    2022年04月10日

    Posted by ブクログ

    またも強敵が、と思いきやサバの出番があまりなく、対決はまだまだ先に持ち越しの様子。文香が頼もしくてまた出てほしい。

    0
    2021年02月26日

    Posted by ブクログ

    シリーズ第9弾。

    新たに鯰の甚右衛門の登場。
    大盗人だが、信の置ける無右腕を亡くし、拾楽を身内に引き込みたいようだが、どこか憎めない。
    また暫くの間は長屋は静かではいられなそう。

    座敷童についてきた3匹の子犬は堺家に引き取られることになったのか、気になるところだ。

    0
    2021年02月19日

    Posted by ブクログ

    シリーズ9作目。今回もサバが妖を相手に解決する!笑 座敷童が人にくっつく・・・というのが奇怪ではあったものの、総合してその意味が最後にわかると、そういうことね?と納得できた。
    それにしても、新たな不穏キャラの正体がつかめず、ちょっとやきもき。次の巻が出てくれるのが待ち遠しい。相変わらずサバはすごいね

    0
    2021年02月12日

    Posted by ブクログ

    後半の疾走感が凄い。あれよあれよと言う間に話が進んで行く。拾楽、ちょっとサバに頼り過ぎじゃ?
    役者崩れの元武家が長屋に転がり込むところから始まり、牢屋敷から出所?した大泥棒のが絡み、驚きの騒動に。一本気な思い込み女の執念の怖さや、なぜかの妖まで登場。大物悪人「鯰」の所々に入るつぶやきがいい感じで物語

    0
    2021年02月11日

    Posted by ブクログ

    其の一 太市の傷
    其の二 貫八の病
    其の三 役者の妹
    其の四 座敷童の怒り

    サバとさくら、猫って不思議。
    人間のことを見下しているような、操っているような、何か教えてくれるような……気がするのよね。思い込みかもしれないけれど、ホントかなって感じる時がある。気心が知れたらいいのに

    0
    2021年01月18日

    Posted by ブクログ

    前巻でも思ったけど派手なファンタジー色が強くなってきた?

    今回の長屋は座敷わらしと悪意のない人間の恐ろしさに振り回されます。

    黒ひょっとこが大物盗人にスカウトを狙われたりも。これは次巻以降に持ち越し。まだまだゴタゴタしそうです。
    あと拾楽さんの好きな人、色んな悪人にバレすぎててちょっと愉快になっ

    0
    2025年02月07日

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