田牧大和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ三十半ば、青白い瓜実顔に目尻の下がった糸目、紅を差したような唇は目と同じに上も下も細い。売れない絵師の拾楽。
今日も彼の手の甲に、ぐいと食い込む小さな牙。
拾楽が世話をする雄の三毛猫サバが、朝飯の催促をする。
なんて事のないような長屋の風景だけど、サバの大将が幅を利かす「鯖猫長屋」に何やら不穏な出来事が。
三角関係から逃げてきた気の強いお嬢さん。
温和な態度とは裏腹に隙のない浪人。
「鯖猫長屋」の秘密とは。
猫に長屋にふしぎ草紙、ほっこりした人情話と思ったら、のっけから義賊の語りに死人の伝言。
微笑ましいサバとのやりとりに、ほっこりする長屋の面々、なのにだんだんと緊張感が増してくる。
拾楽さ