田牧大和のレビュー一覧
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シリーズ第十弾。
〈鯖猫長屋〉への入居を希望して、差配の磯兵衛のところにやってきた、元拝み屋で今は“呪い札”を売っている佑斎。彼が〈鯖猫長屋〉にこだわる訳とは・・。
札書きの佑斎は、登場当初は怪しさ満点で拾楽も警戒モードでしたが、彼が涼太も認めるほどの霊媒能力を持ち、その能力によって心に傷を抱えている事がわかってきます。
佑斎と共に暮らす犬の“天”が、これまた賢くて健気なんですよね~・・。このシリーズに登場する“ゲスト犬”は本当、いい子ばかりで癒されます。
そして、表向きは腕の良い医者・杉野永徳で、実は大盗賊の頭・“鯰の甚右衛門”も、前巻で登場した時は不気味な印象でしたが、今回は拾楽や成田 -
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シリーズ第四弾。
前作からかなり間が空いたので、シリーズ1~3をザザっと再読してから本書に臨みました。
佐菜と前夫の件や、お糸と彦三郎のくだり等、ほぼ忘れていたのでその辺り復習できて良かったです。
さて、何かと〈藍千堂〉の邪魔をしてきた〈百瀬屋〉の主人で、晴太郎と幸次郎兄弟の叔父・清右衛門が病に倒れ、店を離れて療養することに。
〈百瀬屋〉はお糸が継ぐことになり、晴太郎たちの協力も得ながらなんとか滑り出します。
そんな折、〈藍千堂〉に訳アリ癖アリ注文が相次ぎ、どうも何らかの思惑が蠢いているようで・・・。
ピンチに陥った〈百瀬屋〉ではありますが、これを機に質の良い砂糖を仕入れる等、真っ当な菓 -
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ネタバレ一匹の猫がヒエラルキーの頂点に立つとある長屋の人情時代小説。謎解き要素もある連作短編でもあります。
面白かった・・・けど、なんか妙に読みづらさを感じた。なぜだろう?話というか会話のテンポやリズムみたいなものだろうか?
あと登場人物が全体的に嫌な感じか駄目な感じが漂っていてあんまり好きになれないな、と。長屋のまとめ役おてるさんあたりが顕著。お節介焼きの善人だと書かれているけど、作中ではやたらとげとげと周りを責めるシーンしかないのでいい人っぽさを感じにくい。語り手である拾楽もひたすら周りを冷めた目で観察してばかりだし。
そんな中、唯一悪い印象があまり描かれてない人物がいて・・・・逆にもうあからさま -
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シリーズ第九弾。
成田屋の旦那から、同輩同心の息子で実家を飛び出した、“役者志望”の亀次を「鯖猫長屋」で面倒を見てほしいと頼まれた拾楽。
元役者の涼太の部屋に居候することになった、亀次with座敷童ですが、彼が実家を出た背景が別にありそうで・・・。
亀次の実家・堺家を引っ掻き回した、エゴモンスター・瀬津ですが、罪の意識が全くなくて、ある意味サイコで怖かったです。
終盤で“鯰の甚右衛門”に脅されていましたが、恐怖はしても反省はしていないでしょうね・・。
で、今チラっと書いた“鯰の甚右衛門”ですが、拾楽を闇の道に引きずりこもうと、虎視眈々と狙う様子が不気味です。彼の今後の動向が気になりますが、 -
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鯖猫長屋 ふしぎ草紙 シリーズ3作目
「鯖猫長屋」で猫のサバは、一番偉い。
何を考えているのか、わからないが、厄介事が起きた時のサバは、気まぐれを一切見せない。必ず、サバのすることには、ちゃんとした理由がある。
今回は、長屋に住む、おはまちゃんに、縁談が・・。
兄の貫八は、相手が大店の跡取り息子だからと、大乗り気。本人のおはまちゃんは、・・。
おはまちゃんを助ける為、猫のサバは猫を被って、悪者の本心を暴く。
捨楽さんを一途に思う、純粋なおはまちゃん。捨楽さんは、その心を知ってはいるが・・。
この二人の行く末は?
二キの御隠居が、カッコ良かった。
太市の子供らしからぬ、とぼけたキャラ