田牧大和のレビュー一覧
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ネタバレ一匹の猫がヒエラルキーの頂点に立つとある長屋の人情時代小説。謎解き要素もある連作短編でもあります。
面白かった・・・けど、なんか妙に読みづらさを感じた。なぜだろう?話というか会話のテンポやリズムみたいなものだろうか?
あと登場人物が全体的に嫌な感じか駄目な感じが漂っていてあんまり好きになれないな、と。長屋のまとめ役おてるさんあたりが顕著。お節介焼きの善人だと書かれているけど、作中ではやたらとげとげと周りを責めるシーンしかないのでいい人っぽさを感じにくい。語り手である拾楽もひたすら周りを冷めた目で観察してばかりだし。
そんな中、唯一悪い印象があまり描かれてない人物がいて・・・・逆にもうあからさまにこいつが「実は悪者」じゃん。と思ったらその通りだったし。
結構シリーズ続編あるみたいだけど、読むかどうか悩むなあ。最初だから粗削りなだけでここからだんだんと面白くなっていくのかな? -
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シリーズ第九弾。
成田屋の旦那から、同輩同心の息子で実家を飛び出した、“役者志望”の亀次を「鯖猫長屋」で面倒を見てほしいと頼まれた拾楽。
元役者の涼太の部屋に居候することになった、亀次with座敷童ですが、彼が実家を出た背景が別にありそうで・・・。
亀次の実家・堺家を引っ掻き回した、エゴモンスター・瀬津ですが、罪の意識が全くなくて、ある意味サイコで怖かったです。
終盤で“鯰の甚右衛門”に脅されていましたが、恐怖はしても反省はしていないでしょうね・・。
で、今チラっと書いた“鯰の甚右衛門”ですが、拾楽を闇の道に引きずりこもうと、虎視眈々と狙う様子が不気味です。彼の今後の動向が気になりますが、きっと、サバが助けてくれるはず。と思いたいところです。 -
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シリーズ第八弾。
今回、とんだとばっちりを受けた太市とお智さん。寅次の“考えなし”の行動のせいなのですが、それで済まされるものではないですよね。“いや、犯罪でしょ!”って感じです。
充分悔いてはいるようなので、今後、ニキのご隠居の元でこき使われながら償って頂きたいですね。
そして、寅次の暴挙の元となった、白い鴉と“千里眼“をかたる妖しい少年と、拾楽は対峙することになります。
白い鴉・焔に目を付けられないように、ぼんくら猫のフリをしつつ、いざとなったら頼れる強さを見せてくれたサバもさることながら、今回はさくらの成長に目を見張りました。“お転婆娘(猫)”もなかなかやるもんですね。
因みに、“このシリーズに登場するワンコが可愛い件”ですが、本書・其の三「縁を結んだ犬」に出てきた“くろ”も、さくらがドン引きする程の異常に懐っこい犬で、愛い奴でした。 -
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シリーズ第七弾。
以前“鯖猫長屋”に住んでいた、戯作者の長谷川豊山が戻ってきます。彼が書いている読本に関する噂の裏に、何か剣吞な企みが見え隠れ・・。
例のごとく、サバに“やらされる”感じで拾楽が真相究明に動くのですが、成田屋の旦那との掛け合いが、傍から見て楽しそうです(拾楽は否定すると思いますが、二キのご隠居にも“じゃれ合い”と言われていたし、仲がよろしいようで何より)。
今回、其の三「喋る犬」に登場した、犬の“むく”が賢くて健気で、惣吉さんとむくの“会話”に心が温かくなりました。
このシリーズ登場するワンコは、健気でいい子ばかりですよね。