最終巻。
アルファさんの時間はゆるやかに流れていきます…。
★ あなたも カフェ・アルファで ほのぼのしてみませんか ★
とうとう完結しましたが、刊行中は本の出る時期になるとこころのおんどがちょっぴりあがったものです。
舞台は、かつて大災害が起こったらしく、大半が海に没している日本。
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終末の気配が漂っています。
文明も崩壊し、日本中が田舎状態です。
ある岬で、はやらない喫茶店をいとなんでいる女性アルファさんは、アンドロイドです。
めったに客は来ませんが、まわりのみんなとのんびり暮らしています。
月琴を弾いたり、いい風景見たり、雷に打たれたり、お散歩したり。
「カフェ・アルファ」はたぶん、今でいうところの三浦半島あたりにあるのでは、と想像しています。
ほわほわします。常に手が届くとこにおいといて、疲れたら読みます。
読む者をほのぼのっとさせる、のんびりして、素敵なストーリーが綴られます。
これといったことは起こりません。こういう設定の中での日常が描かれます。
題名の由来は、ときどきアルファさんがコーヒー豆や砂糖などを買い出しに行くのがヨコハマだからだと思います。
ヨコハマと言っても、アルファさんが住んでいるところよりはにぎやかですがすごい都会というほどではありません。
これを読み始めたのは、今度は「題名買い」でしょうか。なんとなく気になる題名だったので。
まあ、その後ちょっとした評判を聞いたこともあったので、「アタゴオル物語」を表紙買いしたときほどリスキーではありませんでしたが。といっても、「アフタヌーン誌上で、読者をほのぼのさせている」というていどの評判だけでしたが。
いっときはアタゴオルより上位にしていました。これはぼくとしては破格の位置づけになるのです。
読んでいると、いつのまにか、にまにましています。