芦奈野ひとしのレビュー一覧

  • カブのイサキ(1)

    Posted by ブクログ

    どうゆうわけか面積が10倍になった広大な世界で、横須賀市を中心とした、南関東が舞台の話。

    広大な世界では飛行機が車代わりとなり、軽飛行機「スーパーカブ」に乗る主人公少年イサキ、近所に住む伝説の女性パイロット、シロさん、運動能力に優れたシロさんの妹のカジカを中心に、物語は展開されていく。

    『ヨコハマ買い出し紀行』のファンの方はもちろん、鶴田謙二の作品が好きな人も満足できると思う。

    0
    2013年03月03日
  • カブのイサキ(6)

    Posted by ブクログ

    読み終わった!
    10倍の世界の秘密、広げっぱなしの風呂敷。
    ヨコハマのてろてろの世界じゃないけど、
    そのまま黄昏の世界で話が終わるんだと思っていた。

    けど。

    最終巻、最後に近づくにつれ加速度的に話しを収束させてきました。
    ヨコハマの最終巻を読んでない自分なのでそちらがどうなのかは分かりませんが、
    ちょっと、いやかなり予想外の展開に驚きました。。。
    「道端から」を読み終えたあと、次のページを開くのが勿体無くて。勿体無くて。
    そこまでの話を読み返したり、色々想像したりして、残り2話を満足のいくものにしようと。

    そして残りの2話。
    読んでみて凄く納得した。
    自分なりの解釈だけど、恐らく死後の世

    0
    2013年02月16日
  • カブのイサキ(6)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    多くのファンが「えっ?」と思ったろう。この終わり方はなんなのだろうと。両論当たり前である。この世界の説明を待っていた人には、消化不良という評が与えられるのだと思う。
    けれど実際は、回答どころか、おそらくは解釈さえ、はじめから必要とされていなかったのだろう。
    音が鳴って、それを合図に落ちていって、言葉はあるけれどそれは祝詞のようで、よく意味の分からないまま、発せられる声だけが染み込んで、それに従い、またの合図で、覚醒する。まるで催眠の流れのような、件のシーン。あとに残るのは、拡張され鋭敏となった感覚だけ。そして、それだけが重要なのだ。それ以外のものは重要ではないのだ。きっと人は、そういった感覚の

    0
    2013年02月04日
  • ヨコハマ買い出し紀行(14)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    1-3を読んでしばらくたって4-14まで一気に読んだので感想はココにまとめて書く

    ある程度登場人物が描かれるまでは舞台準備って感じで、タカヒロが大きくなってきた描写から物語はテンポよくなってくる。

    小道具としてのカメラが秀逸だった。あとスクーターも。

    ARIAが好きな人が好きな作品とよく聞いていたけど、アルファさんと灯里ちゃんはかなり重なってる。特に笑顔とか、ふっと考え事をするところとか。

    衰退していく世界の中で人々がのどかに暮らしているというなんだか心温まる作品だった。

    郷愁が人間の年輪なのかもしれないと思った


    メモ
    個人的に最後までわからなかったのが空のアルファ室長あたり、ま

    0
    2013年02月01日
  • カブのイサキ(6)

    Posted by ブクログ

    ちょっと、ええって感じの終わりかた。
    もっともっと続くと思ったのに。

    のんびりした空気が好きだったなぁ。

    0
    2013年01月29日
  • カブのイサキ(4)

    Posted by ブクログ

    10倍の大きさになった世界。
    標高37,760メートルの富士山は大型の飛行機でも行くことがでいない領域。
    富士山の頂上まで荷物を送るよう頼まれたイサキたちはどうなるのでしょう。

    「ヨコハマ買い出し紀行」に引き続き、
    衰退した世界でゆっくりと、
    そしてしっかり根を張り生きていく様子が描かれています。

    どうもこの作品と『ヨコハマ~』、大石まさる『水惑星年代記』に関しては
    近しいものを感じてしまうんだよなあ。共通点を見つけにくいんだけど、
    生活感が近いのかもしれない。

    0
    2012年10月05日
  • ヨコハマ買い出し紀行(14)

    Posted by ブクログ

    夕凪の時代と呼ばれた、未来の物語。
    手元になくてもいつでも触れられる、僕の心のバイブルです。

    ※ブックシェアのポップ用として記載しました。


    ◆レビュー・感想

    自分の核となる部分に大きな影響をあたえまくってくれた作品の最終巻。

    長い時を生きるロボットのアルファさんだからこそ感じる、人の夜の切なさや、それを安らかであるように願いながら見届けていこうとするアルファさん達の優しさが、ゆったりと詰っています。

    巻を追うごとに流れる時間が少しずつ加速していって、この最終巻ではページをめくる度になめらかに加速していき、アルファさん達が感じる時間の速さとリンクするような感覚を憶えました。

    読むと

    0
    2012年06月03日
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    次作『カブのイサキ』とも世界観共有してるのかな?

    何か大きな事故でもあったのか、世界が非常に広くなって、
    人類の営みがフェードアウトしていく中、
    オーナーが去ったカフェを続ける「ロボットの人」アルファさんのお話。

    当然ながらアルファさんはロボットだから年をとらない。
    けれど、見た目は普通の人と変わらないし、
    ロボットの”人”として扱われるし食事もとる。

    ただし、ロボットなので、周りの人々が徐々に成長し、老けていく。
    ロボットなので長生きなのだ。

    でも永遠の命ではない。当時の開発者は年をとっていくし、
    新たにロボットが製造されていないところを見ると、
    後継者も出てこないのだろう。そもそも

    0
    2012年05月28日
  • カブのイサキ(1)

    Posted by ブクログ

    働いて、空を飛ぶ。
    そんな体験をしてみたい。
    そんな生活をしてみたい。

    芦奈野先生は気持ちのいいライフスタイルを提案してくれるなあ。

    他の方も指摘してらっしゃるけど、
    世界を肌で読み取るような漫画なのかもね。

    もしかしてこういう作品を作品として楽しんでるってことは、
    現実はそう上手くいってないことの裏返しなのかもね。
    最近流行の学園モノとかさ。

    0
    2012年05月28日
  • カブのイサキ(5)

    Posted by ブクログ

    ついに3万mの高みにたどり着いたイサキ達。
    そこにはネコさんという女性がいた。

    ネコさん、割と人間離れしてるような雰囲気だけどアルファさんのようなロボットなんだろうか?

    0
    2012年04月29日
  • ヨコハマ買い出し紀行(14)

    Posted by ブクログ

    自分の核となる部分に大きな影響をあたえまくってくれた作品の最終巻。

    長い時を生きるロボットのアルファさんだからこそ感じる、人の夜の切なさや、それを安らかであるように願いながら見届けていこうとするアルファさん達の優しさが、ゆったりと詰っています。

    巻を追うごとに流れる時間が少しずつ加速していって、この最終巻ではページをめくる度になめらかに加速していき、アルファさん達が感じる時間の速さとリンクするような感覚を憶えました。

    読むというよりは、今までの物語を思い出しながら、見て・感じるといった方法で楽しんだほうがより一層楽しめるかと思います。

     :
    そうそう、1巻の表紙とこの最終巻の表紙を見比

    0
    2012年03月30日
  • カブのイサキ(1)

    Posted by ブクログ

    大地が10倍に拡大した少し不思議な世界を舞台に
    人々の「足」としてより身近な存在になった飛行機と、
    人間たちのほのぼのしたお話。

    作者の前作にも時折登場していた
    飛行機をメインに持ってきたシリーズ1作目。

    私が個人的にセカンドライフで
    ほとんど毎日飛行機に乗って遊んでいたので、
    飛行機メインのこのお話が面白く読んでいました。

    0
    2012年01月31日
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)

    Posted by ブクログ

    心が満たされていく、そんな素敵なマンガ。
    これほど台詞を少なくして、コマを減らして、研ぎ澄まされながらも満たされた気持ちになる作品は初めてだった。
    どこか日本の原風景のようでありながら季節感や情景を丁寧にシンプルに描かれていて、本当に溶け込む感覚だった。
    キャラも魅力的で寂しさや気持ちよさが混じったような複雑な心情までこちらに伝わってきて、読後感が心地よい。

    これは何度も読み返したくなる作品だ。

    0
    2012年01月04日
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)

    Posted by ブクログ

     本棚から出すのは、何度目になるんだろう。
    アルファさんのお店は、衰退しつつある世界の片隅、てろてろと静かに時間が流れる田舎にある。
    特に大きな事件はないけれど、アルファさんを通してみる世界は、とても好ましく見えてしまいます。

    0
    2011年11月27日
  • カブのイサキ(3)

    Posted by ブクログ

    ヨコハマ買い出し紀行と同じく、不思議な世界観のSFっぽくないSFもの。絵柄も登場人物もとてもやわらかで、でもそこに確かな息づかいを感じます。

    0
    2011年09月12日
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)

    Posted by ブクログ

    舞台は災害か何かで、国土の大半が水没した近未来の日本。

    しかし常に死を覚悟して〜とかそういうかんじではない。キャラクターはみんな明るく前向きで、不便そうだけれど不幸な人は一人も出てこない。無邪気なロボットの主人公が当たり前の日常を過ごす話。

    それなのに読んでて、どこか絶望や焦燥を感じてしまう。アルファがロボットで永遠に変われないからなのか。しかしロボットなのに、それでも同じ毎日は決してもうやってこない、と考えさせられる作品。

    0
    2011年06月25日
  • ヨコハマ買い出し紀行(14)

    Posted by ブクログ

    これはもう何ていうか究極の擬人化。主人公達の特殊な感覚を借りるだけでなく、さまざまなアプローチでヒト以外の存在をただのモノ以上として描く。謎のままの部分も多いのだが、そこをあえて明らかにしないで許されるのは漫画というジャンルの強みかも。バイクツーリングの景色を五感で受け取る感じや、エンジンが冷えていく音の描写など、琴線をかき鳴らし過ぎてどうしようかと思った。

    0
    2011年05月17日
  • カブのイサキ(4)

    Posted by ブクログ

    見どころはサヨリのお漏らしでしょうかw
    富士山が3万3888メートル?って思いましたが「地上のものが10倍になって」という世界ですから単純計算でそうなるのですね。
    芦奈野先生の描く「退行してしまったけど幸せでアナログな世界」という世界観は大好きです。

    0
    2011年04月23日
  • カブのイサキ(3)

    Posted by ブクログ

    富士山が三万メートル越え!!そういうわかりやすい例を出されると改めてすごい世界観にしたんだなあと思いました。
    圧巻は雹と雷。読んでてチョット鳥肌立った!

    後部席のカジカちゃんに少しイラっときたのは内緒wまあまだ子供だしなあ…(笑)

    0
    2010年09月24日
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)

    Posted by ブクログ

    周囲にこの本を知ってる人はいないんですが、出会えて良かったと思える漫画でした。近未来はこうなるのかな、と考えさせられます

    0
    2010年08月24日