芦奈野ひとしのレビュー一覧
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これはもう何ていうか究極の擬人化。主人公達の特殊な感覚を借りるだけでなく、さまざまなアプローチでヒト以外の存在をただのモノ以上として描く。謎のままの部分も多いのだが、そこをあえて明らかにしないで許されるのは漫画というジャンルの強みかも。バイクツーリングの景色を五感で受け取る感じや、エンジンが冷えてい...続きを読むPosted by ブクログ
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前々から読みたいと思っていた漫画。ようやく手に入れた。
全14巻(新装版は全10巻)。
評判通りの出来。すごい良かった。
主役のアルファさんはロボットで、岬の上でカフェを営んでいる。本作品は水没しつつある未来の日本が舞台。原付で横浜まで豆を買いにいったり、お客にコーヒー出したり、旅をしたり、...続きを読むPosted by ブクログ -
全14巻。新装版もあり。14巻の帯付きは瞬く間に書店から消えたそうで。
清新な空気を取り込むような作品。読者は読後、バイクとデジカメとコーヒーを求めてしまう魔法の本。Posted by ブクログ -
言葉にするのはすごく難しいけど、
この穏やかで、ぐーっと切ない終末の空気感、
ホントに大事な宝物です。
時間の流れはみんなに1個ずつあって、とまらない。。
・・・早いなあ、早すぎるよ。。。Posted by ブクログ -
文明が衰退し、人類が滅びてゆく世界でカフェを営むロボットのアルファと、その周りの人々の物語。
設定の割にあまり悲壮感が無く、ゆったりとしていて人の温かみがある生活が淡々と描かれています。忙しい現代に生きる私は、彼らに羨ましささえ感じます。Posted by ブクログ -
地球が終わりを迎えようとする黄昏の時代。
ひなびたカフェを営みながらオーナーの帰りを待つロボット・アルファさんのゆるゆるな日常。
雰囲気漫画と呼ばれがち。
雨が降って、止んで、1話終わり。
散歩に行って、帰ってきて、1話終わり。
そんなゆるさながらも時間はきっちり進み続ける。
日常のなかで徐々に歳...続きを読むPosted by ブクログ -
「渚にて」の世界の終わりに比べて、更にどれだけ静かに穏やかに最期の時間を迎えようとしてるのかな。この世界(日本ですな)の人々は。
海に沈んだ町に、夜になると灯りが点る。それを眺めているアルファさんのシーンが好きですPosted by ブクログ -
海面上昇で海岸線が水に沈んでしまった後の日本(ヨコハマ)が舞台のお話ですが、漫画を読むというよりも夕暮れの蒼墨がかった空を眺めるような本だと思います。Posted by ブクログ
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「癒し系」といえばそうなんですが、それ以外にも「時間の流れ」が重要なポイントだと思う。成長し、流れていく人間たちを見守るアルファさんたちロボット。その様子を見ていると切なく、悲しい気持ちにさえなってくる。しかし全体的には落ち着いた雰囲気でまったり進行なので、やはり疲れた人にお勧めです。Posted by ブクログ
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ほのぼのSF漫画。未来の話なのに、なぜか懐古の空気があって、心が癒される漫画です。疲れた現代人への癒し。男女の別なくおすすめですが、大学生以上の人の方がより楽しめるかもしれません。アルファさんというアンドロイドをその世界のへそとして、終わりつつある人の世を懐かしく、眩しく見つめるというような作品です...続きを読むPosted by ブクログ
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12年間の最終回に、あまりに「らしい」お話で、ほっとしたというか安心したというか、作者の方に感謝したというか。
ただ単に連載が終わっただけなのであって、みんなは生きているんだな、とか。Posted by ブクログ -
主人公はロボットのアルファ。カフェをやっており、オーナーの帰りを待っている。他にも同タイプのロボットが何人か登場し、それぞれの日常を過ごしている。Posted by ブクログ
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長く静かに続いてきた本作品も最終巻です。このシリーズは、ストーリーよりも作品の持つ雰囲気が好きな作品でした。
この巻では、一気に時間を進めてしまった感がありました。ですが、主人公のアルファからの視点を取る限り、こういう時間の進め方が正しいのかなと、再読したら感じるようになりました。
又、アンドロ...続きを読むPosted by ブクログ