芦奈野ひとしのレビュー一覧

  • ヨコハマ買い出し紀行(14)
    これはもう何ていうか究極の擬人化。主人公達の特殊な感覚を借りるだけでなく、さまざまなアプローチでヒト以外の存在をただのモノ以上として描く。謎のままの部分も多いのだが、そこをあえて明らかにしないで許されるのは漫画というジャンルの強みかも。バイクツーリングの景色を五感で受け取る感じや、エンジンが冷えてい...続きを読む
  • カブのイサキ(4)
    見どころはサヨリのお漏らしでしょうかw
    富士山が3万3888メートル?って思いましたが「地上のものが10倍になって」という世界ですから単純計算でそうなるのですね。
    芦奈野先生の描く「退行してしまったけど幸せでアナログな世界」という世界観は大好きです。
  • カブのイサキ(3)
    富士山が三万メートル越え!!そういうわかりやすい例を出されると改めてすごい世界観にしたんだなあと思いました。
    圧巻は雹と雷。読んでてチョット鳥肌立った!

    後部席のカジカちゃんに少しイラっときたのは内緒wまあまだ子供だしなあ…(笑)
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    周囲にこの本を知ってる人はいないんですが、出会えて良かったと思える漫画でした。近未来はこうなるのかな、と考えさせられます
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    前々から読みたいと思っていた漫画。ようやく手に入れた。
    全14巻(新装版は全10巻)。

    評判通りの出来。すごい良かった。
    主役のアルファさんはロボットで、岬の上でカフェを営んでいる。本作品は水没しつつある未来の日本が舞台。原付で横浜まで豆を買いにいったり、お客にコーヒー出したり、旅をしたり、...続きを読む
  • カブのイサキ(1)
    芦奈野ひとしの世界観がとても気に入っている。
    地面が10倍になり、途方もなく広いイナカ暮らし、足は飛行機という世界。
    『ヨコハマ買い出し紀行』に続いて、舞台が神奈川ってのもいい(^^)/
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    全14巻。新装版もあり。14巻の帯付きは瞬く間に書店から消えたそうで。
    清新な空気を取り込むような作品。読者は読後、バイクとデジカメとコーヒーを求めてしまう魔法の本。
  • カブのイサキ(1)
    「ヨコハマ買い出し紀行」の完結後、待望の、芦奈野ひとしさんの新作単行本(2008年11月現在)です。

    「ヨコハマ」の海面上昇とは異なり、今回は、「どーゆーわけか?地面が10倍になった世界」が舞台となっています。
    世界観は異なれど、その雰囲気は、前作のてろてろ感に通じるものがあり、加えて、本作独特の...続きを読む
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    言葉にするのはすごく難しいけど、
    この穏やかで、ぐーっと切ない終末の空気感、
    ホントに大事な宝物です。

    時間の流れはみんなに1個ずつあって、とまらない。。
    ・・・早いなあ、早すぎるよ。。。
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    文明が衰退し、人類が滅びてゆく世界でカフェを営むロボットのアルファと、その周りの人々の物語。
    設定の割にあまり悲壮感が無く、ゆったりとしていて人の温かみがある生活が淡々と描かれています。忙しい現代に生きる私は、彼らに羨ましささえ感じます。
  • カブのイサキ(1)
    これがこの先十巻ぐらい出て、それを一気読みしたら、帰ってこれる自信がない。
    どこまで行っても田舎な世界の、普通の話。
    素晴らしいSFになりそう。
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    地球が終わりを迎えようとする黄昏の時代。
    ひなびたカフェを営みながらオーナーの帰りを待つロボット・アルファさんのゆるゆるな日常。
    雰囲気漫画と呼ばれがち。

    雨が降って、止んで、1話終わり。
    散歩に行って、帰ってきて、1話終わり。
    そんなゆるさながらも時間はきっちり進み続ける。
    日常のなかで徐々に歳...続きを読む
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    「渚にて」の世界の終わりに比べて、更にどれだけ静かに穏やかに最期の時間を迎えようとしてるのかな。この世界(日本ですな)の人々は。
    海に沈んだ町に、夜になると灯りが点る。それを眺めているアルファさんのシーンが好きです
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    海面上昇で海岸線が水に沈んでしまった後の日本(ヨコハマ)が舞台のお話ですが、漫画を読むというよりも夕暮れの蒼墨がかった空を眺めるような本だと思います。
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    「癒し系」といえばそうなんですが、それ以外にも「時間の流れ」が重要なポイントだと思う。成長し、流れていく人間たちを見守るアルファさんたちロボット。その様子を見ていると切なく、悲しい気持ちにさえなってくる。しかし全体的には落ち着いた雰囲気でまったり進行なので、やはり疲れた人にお勧めです。
  • ヨコハマ買い出し紀行(1)
    ほのぼのSF漫画。未来の話なのに、なぜか懐古の空気があって、心が癒される漫画です。疲れた現代人への癒し。男女の別なくおすすめですが、大学生以上の人の方がより楽しめるかもしれません。アルファさんというアンドロイドをその世界のへそとして、終わりつつある人の世を懐かしく、眩しく見つめるというような作品です...続きを読む
  • ヨコハマ買い出し紀行(14)
    12年間の最終回に、あまりに「らしい」お話で、ほっとしたというか安心したというか、作者の方に感謝したというか。
    ただ単に連載が終わっただけなのであって、みんなは生きているんだな、とか。
  • ヨコハマ買い出し紀行(4)
    主人公はロボットのアルファ。カフェをやっており、オーナーの帰りを待っている。他にも同タイプのロボットが何人か登場し、それぞれの日常を過ごしている。
  • ヨコハマ買い出し紀行(2)
    舞台は衰退していく未来世界。しかし悲壮感はなく、ゆっくり老いていく感じ。のちに夕凪の時代と呼ばれる事になるらしい。
  • ヨコハマ買い出し紀行(14)
    長く静かに続いてきた本作品も最終巻です。このシリーズは、ストーリーよりも作品の持つ雰囲気が好きな作品でした。
     この巻では、一気に時間を進めてしまった感がありました。ですが、主人公のアルファからの視点を取る限り、こういう時間の進め方が正しいのかなと、再読したら感じるようになりました。
     又、アンドロ...続きを読む