芦奈野ひとしのレビュー一覧
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優しいロボットの作り方
30年前平成のこの作品を令和の今に読み返すと、主人公のロボット、アルファさんって今風に言えばフィジカルAIだったんだなと思う。
フィジカルAIは介護などの平和利用も期待されているが、軍事利用も懸念されている。この作品の主人公も(後に描かれるが別の子も)護身用に銃を所持し、開発過程で軍事活用も意識された人型ロボットではと匂わせてる気がする(明治時代の郵便配達員が護身用に拳銃を所持していたのと同じかもしれないが)。
それでもアルファさんが滅びゆく人類をまるで静かに看取ってくれるような穏やかなロボットに育ったのは、単に知能だけでなく、スクーターであちこち見て回る意欲と珈琲の味と香りや風景を見 -
Posted by ブクログ
ネタバレお祭りのようだった世の中が
ゆっくりと落ち着いてきた
あのころのこと
のちに夕凪の時代と呼ばれるてろてろの時間
つかの間のひととき
ご案内しましょう夜が来る前に
まだあったかいコンクリートにすわって
人の夜がやすらかな時代でありますように
不思議な読後感だった。すでに終わってしまって、終わりつつある時代の中で、終わりを受け入れつつ、日々を丁寧に過ごすロボットの話。
終わっていくことを淡々と受け入れつつ、でも、それは、寂しさでもなく、シリアスでもなく、ただ、日常を過ごしている様を描くという。
ほっとするような、途方もないことのような。