たかどのほうこのレビュー一覧
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村はずれに住んでいる哲学者のトランプおじさんは変わり者で評判です。がんこで理屈っぽくて皮肉屋で、でも一番変わっているところは動物と話せるってこと!
哲学者のおじさんはたくさん本を読みます。新聞も町の新聞と村の新聞、そして森の動物の新聞までとっています。その中の一つ、もぐらクラブの新聞がここのところ真っ白で文字がないのです。ある日集金にきたもぐらのもぐろうに皮肉を込めて尋ねると、わっと泣き出してしまいました。
可愛らしい絵。探偵ものです。続きものなんですね。2作目を先に読んでしまいましたが、問題なく読めました。
本をよく読める低学年向けという感じかな。探偵、推理ものの導入としていいなと思いまし -
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ネタバレほうこさん、絵もかくんだなあ。
色合いがポップな感じでとてもかわいらしい♪
とあるお宅の飾り棚の上にお皿の中にいるボタンたちのおはなし。
ホワイト夫人、かわいすぎだー。
ちょっとするとイヤミなおばさんになっちゃいそうなところだけど、
なんだか愛くるしくなります。
ボタンならぬ犬の鼻にちょっと笑い。
草原みたいなとこって・・・・。
タビくんは今度はどのように旅するのかなあ?
ころころころと上手い具合にいってほしいものです。
さてさてホワイト夫人はお皿へといつ戻ってくるのか?
碁石さんとの涙の別れはあるのか?
想像ふくらむ、
すてきな一冊でした。 -
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「子供を正しく導かなくては」という思いを全く感じさせない、突き抜けた明るさを持つ「つんつくせんせい」のシリーズ。特にこの巻では、よくばりでうそつきでずるくって・・でもにくめなくっておかしい、そんなつんつくせんせいの姿がよく出ています。いいなあ、こんな先生。子供達一人一人が割と没個性なので、よけいに先生のキャラが際立つんでしょうね。他にも、くまに出会って仏像のフリをしてごまかそうとしたり(『つんつくせんせいとくまのゆめ』)、「どうしてこんなこと思いつくんだろう〜!!」って笑っちゃうお話がたくさんあります。最後のオチも、くすっと笑えて楽しいです。
星が一つ欠けているのは・・ごめんなさい。読み聞かせ -
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「ヘンテ・コスタ」さんが作った森だから『へんてこもり』と呼ばれる、たかどのほうこ(高楼方子)さんの「へんてこもりのはなし」シリーズ6作目は、前作「へんてこもりの まるぼつぼ」以来、実に13年振りの発売(2024年)となった。
今回も「そらいろようちえん」の仲良し4人組「アキオ」「ケケコ」「ノンコ」「ブンタ」が、へんてこもりに遊びに行って、「まるぼ」を始めとした、へんてこもりの仲間たちと共に、へんてこな出来事に巻き込まれていく、お馴染みの展開に於いて、今回最大の読み所は何と言っても、6作目にして、ついにヘンテ・コスタさんがおやつのじかんにやって来るということで、そのおもてなしをするために皆 -
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本書は、たかどのほうこ(高楼方子)さんによる「へんてこもり」シリーズの5作目にあたり(2011年)、前作から8年あまり経過していることもあって、お話の前にキャラクター紹介が入っており、そこで、「そらいろようちえん」の4人の子どもたちや、へんてこもりの仲間たちの名前も知ることができるので、ここから初めて読む子どもたちも、自然とお話の世界に入ることができるようになっている。
私個人の思いとして、前作から変わってしまったような印象を受け、本書もお話自体は楽しいのだけれど、方子さんが書くにしては少し物足りないというか、以前には感じられたへんてこもりのへんてこさも無く、皆が皆、いい人っぽいのも、せ -
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たかどのほうこ(高楼方子)さんによる、『へんてこもりのはなし』シリーズの4作目(2003年)。
「ヘンテ・コスタ」さんが作ったから「へんてこもり」と呼ばれる、そらいろようちえんの裏にある森に今日も遊びに行く、「アキオ」「ケケコ」「ノンコ」「ブンタ」の4人は、早速いつも通り、へんてこなキャラクター「まるぼ」と出会い、皆でお菓子を食べようとしたところ、「ホンリエーヌちゃん」の読んでいる本から逃げ出してしまった、その本の主人公「きまぐれろ」を探すため、まるぼを中心とした捜索隊を結成し、皆で探すことになったのだが、これが気まぐれなだけに中々見つからず・・・。
このシリーズの魅力の一つに、方子