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Posted by ブクログ
つんつくえんの子どもたち以上につんつくせんせいが活躍(!?)する、たかどのほうこ(高楼方子)さんの「つんつくせんせい絵本」シリーズの二作目(2002年作)。
園の劇で使うとんがりぼうしを作ったつんつくせんせいは、その完成品を気に入って、早速それを被りながら子どもたちと公園に散歩に出かけたところ、そこでは芸人と「こざる」が楽しい大道芸をしており、つんつくせんせいたちも見物することに。
ところが、その芸の途中で「ちょっと おかりしますぞよ」と、芸人がつんつくせんせいのとんがりぼうしを取り上げて新たな芸を始めてしまい、そんなことしたらつんつくせんせいのご機嫌が悪くなるだろと心配していたら、案の定、芸が終わった後にとんがりぼうしを返すのを忘れてしまい、そのまま自転車に乗って帰り出したから、さあ大変!
それは劇で使う大事な帽子だからと、つんつくせんせいと子どもたちは慌てて追いかけ、せんせいに至っては木に登ってまで頑張ったのだけれども、結局、取り戻すことはできなかった⋯⋯。
方子さんの良い具合に気の抜けた自然体の絵は、まさに子どもたちの笑いのツボに寄り添った(こういう手紙の表現の仕方、子どもの頃にあったよね)、このシリーズの雰囲気にぴったりである中、個性的なつんつくせんせいと14人の無個性な子どもたちとの不思議な一体感が、更に印象深くなったのが本書。
そうした絆のようなものは、工作が下手なつんつくせんせいが作り上げた、糊でべたついていたとんがりぼうしを、せんせいだけではなく子どもたちも皆気に入ったことや、そのぼうしを取り戻せず、つんつくえんに帰るせんせいのがっかりした姿に合わせて、子どもたちも皆がっかりしていたりと、そうした反応からは14人の子どもたちが無個性で同じように見えるからこそ、皆でリアクションしたときの感情がより大きな力となり、それがひしひしと読み手にも伝わってくることで、これだけつんつくせんせいが個性的であるにも関わらず、子どもたちはせんせいを信じ、そして慕っているのだと感じられた、それはラストの微笑ましい展開からも分かるように、つんつくせんせいが目立っているように見えて、実はせんせいを陰ながら支え盛り上げているのは子どもたちだったのだ。
ちなみに、今回もカバー前折り返しに掲載された方子さんの前書きには、本書が作られたきっかけと共に方子さん自身の思い出も書かれていることから、彼女の新たな素の一面が垣間見えてくるような、そんな魅力も健在なのであった。
Posted by ブクログ
私の影響で、子供たちがつんつくせんせいの絵本を読んで~と寄ってくるようになった。にやり。
私が好きなつんつくポイント、自由さは今回はやや少なめかな。
まず、つんつくせんせいが工作があまり得意じゃないというところが、先生ぽくなくていい!
だって我が子の保育園の先生たちの作品は毎回丁寧でかわいくて、手間かけてるのがすごく伝わるからさ!毎回さすがだなと思うけれど、つんつくせんせいを読むと工作が苦手だっていいじゃない!と思えるのが素敵。
しかもせっかく上手にできたとんがりぼうしが小ザルが被って行ってしまう!
奇跡の作品なのに!!
取り返すために、ワンピースとヒールで木登りするのも、つんつくせんせいらしい。
戻ってきたとんがりぼうしを被って、劇で真ん中に立つせんせい。
どっちが子供なのかわからなくなるのが、つんつくせんせいの楽しいところ。
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