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Posted by ブクログ
遊びにも行かなければ、お菓子も食べず、お金を貯めることだけを人生の楽しみとしている、けちなケチルさんは、裏通りで見つけた『100ばいのき』という本で、更にお金を増やせる情報を手に入れて大喜び。
その山のてっぺんにある木の根っこのところに物を埋めると、たちまち100倍になって枝から出てくる(1枚の金貨が100枚に)という、そんな凄い木ではあるものの、その山の手前にある『さんぞくとうげ』では、99人の山賊が待ち伏せし、そこを通る人を襲ってお金を奪うことも知ったから、さあケチルさんは考えに考え、迷いに迷った末、一世一代の大冒険という賭けに出たのだが…。
自然描写も含めて、ここまで細かく描き込んだ、たかどのほうこ(高楼方子)さんの味のある絵には、数の多さを上手いこと活かした面白さが見事に直結していて、それは99人の山賊たちを、ケチルさんがどうやって切り抜けようとしたのかに端を発した二段構えの面白さでもあるのだが、おそらく、こういうアイデアは方子さんじゃないと思い付かないんじゃないかなと感じてしまう、そんな独特の笑いのセンスが本書最大の読みどころでありながら、そこには争いの無い笑いに包まれた雰囲気を生み出していることから、方子さんならではの世界に向けた平和のメッセージも、きっと潜まれているのだと思う。
そして、表紙カバー折り返し裏に書かれた、方子さん自身の本書のコメントに独特の笑いのセンスが潜まれていることも、私の中では最早恒例となっている面白さなのだ。
Posted by ブクログ
【2019春 四年生に読み聞かせ】
クラス替え後初めての読み聞かせだったので、重すぎずたのしいものを、と選んだ。
4年生って反応どうかなあと思っていたが、ケチルさん、と読んだところで、けち?と軽く反応があったので、読み出しも和やかなムードでほっとした。
展開も興味を引いたようで、みな楽しそうに聞き入っていた。軽い読み口もすっと届いたようで、最後までよい雰囲気で読めた。
ぼうけん、さんぞくのスリル、など、ストーリーも楽しんでくれたようだ。たかどのほうこさん、ならではのちょっとゆかいなお話、「つんつくせんせい」「まあちゃん」などもちらっと紹介してみた。ぜひ手にとってほしいなあ。
Posted by ブクログ
4年1組に読みました。
「ケチルさん」というタイトルからして、
面白がって笑い出す子がチラホラ。
そして冒頭の一行目は「ケチルさんは、ケチです。」
期待を裏切りません。
お金を貯める事が生き甲斐のケチルさんが、
ある利殖(?)に手を出そうとするものの、
それには、克服すべき困難が待ち受けているのです。
ケチルさん、必死に考えます。
そして、上手い具合に困難を乗り越えるのですが・・
とにかく、全編、可笑しくて可笑しくて、
特に大人が読むと大爆笑間違いなし!だと思います。
子どもに読むなら4年生以上かな?
私はかなりツボに入ってしまいました、大好きな本です。
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