たかどのほうこのレビュー一覧
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小学校四年生のツンちゃんが大好きなルーちゃんと過ごす一週間のお話。
ルーちゃんはママの妹。大人だけど遊び心を忘れないすごく素敵な人で、主人公のつんちゃんはルーちゃんが大好き。絵かきのルーちゃんは絵を描きながらいろんなお話をしてくれます。
挿絵はそれほど多くなくて文字が多め。語りも落ち着いているので、小学校中高年向けかな。
以下、少しネタバレあり。
ルーちゃんは、つんちゃんが学校で感じたモヤモヤを別の視点に転換するようなお話を毎回してくれます。それがとってもすてきなの。つんちゃんがいうように他の子の「かたをもつ話」ばかりかもしれないけど…やっぱりすてき。楽しくなるお話ばかりだけれど中には『 -
Posted by ブクログ
小さい頃に見たきれいなもの。あの時に感じた気持ち。あれは一体なんだったんだろう?を形にしたお話。
筆者の講演会を聞いてから読むと、子供の頃のほうこちゃんと今の方子先生が出会ったら…という風に読めてファンとしてはワクワク。
作中作もキュンキュンしちゃうすてきな可愛いお話ばかりだよ。特にもぐらのお話が好きでした。
ほうこ先生の作品では今作のように年齢を超えた友情が度々描かれるよね。これがかなり素敵な関係性で、自分も小さき人々を尊重して一人の人間として接したいなと強く思わされる。
今回は挿絵はご自身ではないんだけど、高橋和枝氏の柔らかい色使いやほんわかした作画が物語にマッチしていてすてき。
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Posted by ブクログ
ネタバレ読みました。
かわいいお話でした。
さて、
このお話は、
高橋さんちの、とれたボタンを入れておくための、茶の間にある、古い、ちょっとすてきなかざりだなの、いちばん上の、いちばんはじに、おかれた、ひらたい、お花のような、白いお皿の中で、繰り広げられる、
入れられた数々のボタン、そしてボタンのようなものものの、遍歴が語られるお話です。
ですが、視点をある出演者に固定すると、
いまどき流行りの、
転生のお話、と言えるのかもしれません。
つまり、
大女優の舞台衣装の、豪華な、ドレスについていた、白くて・まるくて・ややたいらで・おもてに小さなふちかざりのついた・高級なボタンで