原浩のレビュー一覧
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ネタバレココノエ南新町店の真実
なんでヨシナガさんから受け取ったノート読んだだけで、依田さんはそんなになってしまったんだ
そんなに入り込んで、自分がやらなきゃ!みたいな気持ちになる程の内容だったのか
普通にヤバイ客みたいになってるし
そこからの展開にえ?ってなってたら終わった
依田さん視点では無いのでスーパー火災の時に一体何があったのか、本当に戦っていたのかは定かではないけれど、読み終わってから想像したくなる作品だった
ニンゲン柱
結局村に帰りたくなるようになってるし、一番ヤバかったのは娘だった
那々木が暴いてあんな事があっても村はそのままだし
魂の飛翔
個人的にリングは自分が小説、文章という物を -
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複数の"強欲"がうずまく、奪い奪われのミステリーかと思いきや、後半に向かってうっすらと怪異のにおいが立ち寄っていて、最後まで目の離せない展開だった。
帯には、ホラー&ミステリーとなっていたが、どちらかというとジャパニーズサイコホラー+バトルロワイアルという印象。
大雨、山の中というシチュエーションもあってか、ほの暗く色の無い世界で、登場人物の名前と血、作中に出てくるある“もの”の色だけが鮮明で怖かった。全登場人物に清々しい程に同情/共感できないのは珍しいと思いつつも、結末の余韻がよかった。
登場人物が多いせいか、物語の運びに速足感があるのが気になりつつも、読んでみないと面白 -
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ネタバレ『堕ちる』は正直普通だったけどこちらは面白かったです。
澤村伊智さんは安定、目当てにしていた小野不由美さんも視点人物が次々変わる進み方に相変わらず引き込まれる。最後に尾端が登場した時は「既存シリーズかあ〜」と少しがっかりしたけど(かるかやは好きだが、何故か独立した1作が読めると思い込んでいた)。それを言えば鈴木光司さんなんて完全に「リング」ファン向けの内容だったし、阿泉来堂さんも個性的な解決役が出てきたので、他作品のキャラクターなのかな、と感じる。内容はパニックムービーのような後半が良かった。
初読みの一穂イチさんが想定外に楽しめた。ホラーを書く印象がなかったのに(自分が知らないだけかも)、 -
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同シリーズ、『堕ちる』より、私にはホラー要素が強く感じた。
「ココノエ南新町店の真実」
・何かわからないものに対する恐れ
・人が狂気に囚われていく様
・何が正しいのかわからないこと
これら三つがうまく組み合わさって、じわりじわりと気味の悪さがやってくる。
ジャパニーズホラーそのものといった、ねっとりと絡みつくような薄気味悪さ。
「828の1」
何かわからない、それが恐怖というものだ。
「これか、なーんだ」「何も意味なんかないじゃん」「全然こわいことじゃなかった」となった後。
背中に迫る死の予感。
ほっとさせて、落とす。
これが怖さを引き起こすテクニックなのだと、以前、お化け屋敷クリエイター -
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ネタバレ澤村伊智氏目的で。
澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー
→解決しない系であったか。。魔女狩りでは無いけれど、周囲からみるとそうなってしまうのだろうなぁ。。
阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄
→癖の強い登場人物がいるので、タッグを組んでの続き物かと思ったけれど、ラストが。。
自己犠牲ってその場になると自分はどう動くだろう。
鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、
→小説読んだだろうか、映画のイメージ強いのでうろ覚え。。
原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎
→予知夢を回避しようとすると逆に、というのを思い出す。そのまま聞こえないふりをしていたらど -
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ネタバレモキュメンタリー風なホラーが好きだな〜って掴みの澤村伊智さんのお話で思った!このお話が一番好きだったかも。文章が乱れ始めるところに差し掛かったときゾ〜〜ッとした。
大好きな一穂ミチさんの文章でホラーが読めて嬉しかった。日常のよくありそうなもやもや…で読者の心をぎゅっと掴んでからがっつりホラーに放り投げる感じ、鮮やかでした。終わり方も好き。原浩さんのお話もだったけどフレーズでぞくっとさせてくるのずるい(好き)。
小野不由美さんと阿泉来堂さんのお話は長編小説からのスピンオフ的な短編だったのかな…?明らかに長編に出ていそうな個性ある登場人物たちが出てきて本編があるならそちらも気になりました。
鈴木光 -
購入済み
ホラーがお好きな方向け
私の好きなタイプの恐怖物ではなかった。
私には文章が読みづらく感じるものもあり、期待して購入しただけに少しがっかりした。
好みが別れるタイプの本だと思う。好きな人にとっては最高に面白く感じるであろうからこそとても残念。
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ネタバレ怖さは薄い…。
それより
『自身の評価は2割増し』と言うが、作中自らこそが伝承の怪異である(人ではない)と得心する者が二人も登場する。
本文でも
人間とはひとたび自分が人ならぬ、あるいは超越的な個体だと錯覚した途端、安堵し倫理を無視し欲望のまま放逸に生きるという旨のくだりがあった。
先の『2割増し』程度なら自己肯定感として実像との間に多少の乖離があっても微笑ましいが、神がかり、人ならぬ者と自らを見なすとなると醜悪に感じてしまう。
戦争起こす奴ら、人種差別を臆面もなく発言する奴ら、莫大な裏金を追求されて「記憶にありません」で言い逃れ出来ると考えている奴ら、逆恨みで大勢の命を奪っておきなが