原浩のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読書録「身から出た闇」4
著者 原浩
出版 角川ホラー文庫
p199より引用
“ エレベーターの事故について検索する
と、スマホの画面には様々な事故のニュース
やら報告書やら動画などがずらりと表示さ
れる。”
目次より抜粋引用
“トゥルージー
裏の橋を渡る
らくがき
「籠の中」執筆に関わる一連の出来事
828の1”
作品の執筆とそれに関連して起こる、日常
の恐怖を描いた、短編ホラー小説集。
デビューから世話になっている担当と、
その他に二人の担当編集者とで、新しい作品
についての打ち合わせをする著者。
著者本人に書きたい気持ちはあるのだが、
ホラーに対して強い思いがあるわけ -
Posted by ブクログ
ネタバレ震えましたね、良すぎて。怖くてじゃないですよ、良すぎて震えがきました。
1話目を前菜として、まるでコース料理のようにバランスの良い一冊となっていますが、なかでも最も評価したいのはメインにあたる828-1です。ホラー好きでこの話が嫌いな人はいないのではないかと思います。それぐらい良質な、トリを飾るのにぴったりの最高な作品でした。
怖さって、近さなんですよね。この先生はそれをちゃんとわかっていて、そして見事に操っていますね。そのことが知れて、大変にゾクゾクいたしました。まだまだ見届けたい先生がいるということに、嬉しくて震えがきました。 -
Posted by ブクログ
みなさんには、あのふたりの編集者のように、本書に通ずるものが顕れないよう願っています___
『印象的な話』
トゥルージー
BeRealのようなSNSアプリで、それに熱中する女子高生たちの描写がとてもリアルだった。
ある日突然、仲良しグループのアカウントの中に、正体不明のアカウントが追加される。
そのアカウントが恐ろしいことに…という話。
『感想』
合間合間に編集者との打ち合わせが挟み込まれており、本書の制作にあたってどのような動機があったのかが読み手に伝わるのが新鮮で面白かった。
終章で原先生自身は、「誰かの望むものを、私はまんまと書かされてしまった。私は小説を書いたのではなく、かたちの -
Posted by ブクログ
これまでホラー小説は、自ら購入することはなかったけど、この本を勧められたので読んでみた。
原浩作品も初読。(『はらひろし』じゃないんか!)
!!面白い!思いもよらず一気読みしてしまった。ホラーって、ゾンビとか貞子みたいなんが逃げ惑う人々を殺しまくるっていうのをイメージしてたけど、この作品は違った。日常にあふれてる、でも冷静に考えると何気にコワいかも、というのをうまーく恐怖に括りつけている。ゾワゾワっとする怖さ!作品の合間に編集者とのやり取りを組み込こんで、現実と怪奇現象の境界が徐々に崩れていくのも恐怖があおられてよいね。
そういえば『世にも奇妙な物語』って面白かったな〜と思い出させる作品だった