原浩のレビュー一覧

  • 身から出た闇

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    読書録「身から出た闇」4

    著者 原浩
    出版 角川ホラー文庫

    p199より引用
    “ エレベーターの事故について検索する
    と、スマホの画面には様々な事故のニュース
    やら報告書やら動画などがずらりと表示さ
    れる。”

    目次より抜粋引用
    “トゥルージー
     裏の橋を渡る
     らくがき
     「籠の中」執筆に関わる一連の出来事
     828の1”

     作品の執筆とそれに関連して起こる、日常
    の恐怖を描いた、短編ホラー小説集。
     デビューから世話になっている担当と、
    その他に二人の担当編集者とで、新しい作品
    についての打ち合わせをする著者。
    著者本人に書きたい気持ちはあるのだが、
    ホラーに対して強い思いがあるわけ

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    2026年02月13日
  • 身から出た闇

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    ネタバレ

    震えましたね、良すぎて。怖くてじゃないですよ、良すぎて震えがきました。
    1話目を前菜として、まるでコース料理のようにバランスの良い一冊となっていますが、なかでも最も評価したいのはメインにあたる828-1です。ホラー好きでこの話が嫌いな人はいないのではないかと思います。それぐらい良質な、トリを飾るのにぴったりの最高な作品でした。
    怖さって、近さなんですよね。この先生はそれをちゃんとわかっていて、そして見事に操っていますね。そのことが知れて、大変にゾクゾクいたしました。まだまだ見届けたい先生がいるということに、嬉しくて震えがきました。

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    2026年02月10日
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー

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    澤村伊智のとても良かった!これが面白すぎたなと思います リングの作者のやつがつまんなすぎて進まなかった

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    2026年02月10日
  • 身から出た闇

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    みなさんには、あのふたりの編集者のように、本書に通ずるものが顕れないよう願っています___

    『印象的な話』
    トゥルージー
    BeRealのようなSNSアプリで、それに熱中する女子高生たちの描写がとてもリアルだった。
    ある日突然、仲良しグループのアカウントの中に、正体不明のアカウントが追加される。
    そのアカウントが恐ろしいことに…という話。

    『感想』
    合間合間に編集者との打ち合わせが挟み込まれており、本書の制作にあたってどのような動機があったのかが読み手に伝わるのが新鮮で面白かった。

    終章で原先生自身は、「誰かの望むものを、私はまんまと書かされてしまった。私は小説を書いたのではなく、かたちの

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    2026年01月31日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    なんともいえない読後感。
    グロテスクな描写も多く、軽い気持ちではなかなか読み進められなかった。
    その分満足度は高い。

    主人公が久喜雄司であるなら、これは理不尽なバッドエンド。
    でも北斗が主人公なら……?
    別の視点からすると物語の毛色が変わる。

    親殺しのパラドックス的な話が始まってしまったために、どちらの世界かが理不尽にも消えなければならないのは、なんとも後味の悪い話。
    最後の章で、どちらに転んでも理不尽な話なんだな、と眉間にシワが寄った。
    だいぶ重苦しくて良い。

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    2026年01月24日
  • 火喰鳥を、喰う

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    不穏なホラー感が満載の前半から、一気に流れが変わるSF要素も含んだ後半。
    まさかこんな結末になるとは。。
    いやー、面白かったです。
    ジャンルはなんていえばいいんだろう。大満足の一冊でした。

    手が勝手に動く。。
    「ヒクイドリヲクウ ビミナリ」

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    2026年01月22日
  • 火喰鳥を、喰う

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    面白かったし読み応えもあったけどホラーではない...?
    2025年に映画公開するし、物語のきっかけが80年前だしで戦前戦後の歴史好きとしてはちょっと期待したけどあくまで要素の一つだったから少し期待外れ
    でも80年の年にあの予告で公開してくれなかったら原作手にとってないから出会いには感謝

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    2026年01月17日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    ミステリーホラー。
    物語の舞台が長野、私の出身も長野なので、保の方言にとても懐かしさを覚えて愛着がわき、彼にはなんとが無事に帰ってきて欲しいと思っていましたが…。
    でも貞市サイドの描写が多ければ、真逆になっていたと思う。
    ラストに関しては、主人公サイドの視点からは胸糞エンドの部類。
    貞市サイドにしてみればハッピーエンド。
    ただ、こんな世界改変までしてやりたかったことの理由がそれなの?とは思ってしまった。
    じわじわ日常を侵食され存在をけされ、現実を書き換えられていく不気味さがある。

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    2026年01月16日
  • 身から出た闇

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    これまでホラー小説は、自ら購入することはなかったけど、この本を勧められたので読んでみた。
    原浩作品も初読。(『はらひろし』じゃないんか!)
    !!面白い!思いもよらず一気読みしてしまった。ホラーって、ゾンビとか貞子みたいなんが逃げ惑う人々を殺しまくるっていうのをイメージしてたけど、この作品は違った。日常にあふれてる、でも冷静に考えると何気にコワいかも、というのをうまーく恐怖に括りつけている。ゾワゾワっとする怖さ!作品の合間に編集者とのやり取りを組み込こんで、現実と怪奇現象の境界が徐々に崩れていくのも恐怖があおられてよいね。
    そういえば『世にも奇妙な物語』って面白かったな〜と思い出させる作品だった

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    2026年01月15日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ホラーかと思ったら、その怪奇現象が起こるよう仕向けた人間がいるというミステリーで、どんどんおかしくなっていく現実にハラハラしながら楽しく読みました。

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    2026年01月09日
  • 身から出た闇

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    文章が読みやすく、各話サワッと嫌な話でかなり良い。
    短編が繋がることで日常に侵食してくるひとつの物語になる。

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    2026年01月04日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ミステリ、ホラー、そしてSF。なんか新しい読後感を得た。想像してた展開ではなく、「そっちか」となるのはよかった。

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    2025年12月29日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    毎晩悪夢を見ることにより少しずつ世界が変わっていくことに不吉な予感を抱きながら、物質的な変化がその悪夢の力の強さを裏付け、同じ世界を共有していた仲間が悪夢の延長のような状況で失われていくことで、孤立していく主人公と同じ恐怖を味わった。

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    2025年12月24日
  • 身から出た闇

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    短編小説とそれをつなぐ一つの物語で構成されており、静かに不穏さが積み重なっていく感覚を味わえるため、一気読みでも数日かけて休みながらでも読みやすい作品でした。

    読み終わった後は、小説の世界から現実に向けて物語が手を伸ばしたような感覚が残り、日常の中に潜む闇を振り返らされます。まさに「身から出た闇」を体感できる一冊です。

    いわゆる怨念や怪異といった直接的な恐怖が苦手な人でも、人の内面にじわじわ迫るタイプの怖さが好きなら、安心しておすすめできます。

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    2025年12月23日
  • 火喰鳥を、喰う

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    戦死した大叔父が遺した生への執念が綴られた日記が見つかった。夢と現実の狭間で変わり始める記述。起き始めた怪異を紐解くストーリーに読む手が止まらずでした。

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    2025年12月17日
  • やまのめの六人

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    五人でダイヤモンドを強盗した犯人たちが山の中で土砂崩れに遭い、不穏な家の金崎家に避難する。
    金崎一郎、二郎、老婆に襲われる強盗犯。あれ?五人で強盗したのに六人いる…
    やまのめの正体とは、というホラーのようでフーダニットのミステリの要素もある。道祖神とか話に出てくるが、民俗学的ホラーはない。終始ドタバタした感じだが、それもまた良い。

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    2025年12月14日
  • 火喰鳥を、喰う

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    「お前の死は私の生」
    戦争で死んだハズの貞市の墓に掘った名前が削り取られていた。戦争で貞市が付けていた日記が見つかりヒクイドリヲ クウ ビミナリの表記が。そこから貞市が実は生きているのではないかという現実に日記と共に書き換えられていく。
    貞市の死んだ戦場で生き延びた2人の部下が死んでいく。貞市の弟・保が失踪。保の孫・雄司、妻・夕里子、スピリチュアルパワーを持つ夕里子の昔馴染み北斗が真実に迫る。
    SF的でパラレルワールドに近いオチ。北斗の夕里子への執念がキモくていい。

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    2025年12月10日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    結局これは北斗の思い通りになったという解釈でいいのだろうか。
    夢が合間に挟まるのがまた混乱するというか考えさせられ...。
    個人的にはバッドエンドだと思ってるのですが皆さんどう解釈されているのでしょう?

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    2025年12月09日
  • 火喰鳥を、喰う

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    ネタバレ

    ラストーーーーーーー!!!!生の執着を「人間讃歌」として捉えている側の人間だったので、こんな嫌な感じに……できるんですねぇ……すご……というのが素直な感想。わたしならこんな風にしないなぁと思ったが、ここでこのラスト決められるのがホラーミステリ大賞の作品なのかも…と思ったり。
    モチーフとしてはめちゃくちゃ好きで、先祖の日記が突然変異して現実が侵食されていくのは、面白&怖という感じで、所々に挟まる夢もいい感じ。そりゃ映画にしたくなるよねーと思いました。普通に映画みたい。

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    2025年12月07日
  • 火喰鳥を、喰う

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    読んだきっかけは、角川ホラー文庫だったので怖いもの見たさと、妻からの「映画を観たけど真相がはっきりと分からなかったので、本を読んで教えて」という依頼。ホラー感は薄めで、あえてジャンル分けすればミステリーになりそう。怪異の原因を追求していくパートでは先が気になり、どんどん読み進めた。確かに、ぼかした表現もあり、全て読んでも真相がフワッとした感じになるかも知れない。もう一度読み返してみたい気もする。

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    2025年12月01日